Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

世界を入れ替わった二人

さっき発言、なんの意味があるのかしらーー?
そう、思い問う。
消して並大抵な、考えでは不可能な判断はできないだろう。
触れれば、即時に破壊する
なら、触れなければ破壊が出来ない
個の概念を除けば、一つの答えが導かれる
それが、『おんぶ』した状態で疾走するーーっと言うものだった
蜜柑の体を触れると、粉砕骨折してしまうが...一枚の服というガードがありそれを触っても何の変哲もない普通だ
それだけ、能力がオープン状態で制御不能っと言えば妥当だろう
詰まり、おぶるとしても蜜柑の服がある範囲限定となる
万が一触れれば、骨一つ破壊されかねない危険な状態で二人は校舎の廊下を走る。


そんな光景を、彼秋雨がスマホ画面越しで眺めている状態だ
危険を顧みず、強行突破を考えた背負われる少年に...少し口を曲げた


馬鹿野郎、そんな命と駆け引きしてる様な馬鹿みたいな発想で廊下を走るだと...?
命幾つあっても足りねぇだろ...。


そんな時、銃声音が鳴り響く。
それも1発じゃない、連射型の自動銃
の様にバババッっと鳴り響かせる
秋雨は、廊下側のドアを開き
勢いよく言い放った


『おい!誰が発射許可した...?!』


秋雨の目に止まるのは、すべての銃口がこちらに向かっいた先に一人のみ知らぬ人物が佇んで立っていた


秋雨は防犯用に監視カメラ以外に校内における、何ヶ所かに自動迎撃する為にAIを搭載した自動銃を配置していた


当然、すべてこの場所に集めることなんてメンテナンス以外ない
それに、秋雨の声で反応するシステムにしていた


秋雨は、苦笑いを浮かべたながら言う


『何だ...お前は?』
すると佇む見知らぬ人物は口をゆっくりと開きながら言う
『我は、すべての次元に存在する者...。問う、貴様は...いったい何なんだ?』
秋雨は、その問に少しだけ脳裏に過ぎった
最近連続行方不明者は対して質問に対して『問う』出した
こちらの質問を完全に無視して『問う』の一方通行
結果的に、近くにいた人物以外の『問われた』人物は淡い光を放ち姿を消した。


もしこれが本当だとすれば、今の状態は...マズいーー。


『問うぞ、貴様は...いったいなんだ?』
『んな事聞かれてもなぁ、わかんねぇよそんなもんはなーー!!』


秋雨は、即座に内ポケットから小さいスイッチボタンを取り出し押した
銃口を向けていた自動銃は次々に起爆して爆発した。


噴煙と、二階窓がかぢ割れして砕け散りながら地面に次々に落ちる
秋雨は、噴煙をかき分けながら、階段を降り始める


くそっ、火力が足りなかったか。


大規模な爆発では無いが、目くらまし
か多少ダメージを与える程度の威力だ
だが、そんな...致命が、彼に待ち構えるそのひと一瞬が巡り会うーー。


走り抜ける蜜柑、それは爆発音と噴煙を立ち込める間をすり抜ける


『おい...今のは...?』
『秋雨が狙われた』
『誰に?』
『...分からないけど、行方不明者に繋がる鍵かもしれない』
ヒントか...けどよ、なんで有力者ばかりを狙うんだ...?』
『......』


恐れていたことが起きた...
秋雨が行方不明者になれば、都市が傾く。技術面に多数買われて使われている物は数しれないわ


間に合う...いや間に合わせるんだ
その意志に答えるように、二階に通じる階段に辿り着き階段を踏まずに飛び越えた先に、目に映る二人の姿


右手足に硬化武装っと呼ばれる、対能力と互角に戦える鉄製の機械を付けて
戦って居た
フードを深々と被り顔が良く見えない男と秋雨は、攻防のやり取りが目に止まる
そして、お互いの一撃をぶつけて二人は少しだけ後ろさがる


『ふ、私の連撃で30秒耐えたのは貴様が初めてだ』
『そうかよ?俺は...正直キツいな、このメカ以上の強度がある力がある奴なんて初めてだ』
『成程、その機械は対能力向けか。どこかに葬り去るのは無しっと言われるだけの事はあるな貴様だが...機械ごときで私が屈せる...と考えておらんだろうな?』
『だとしたら助かるけどな?屈せないのは...さっきのでよく分かった』


フードを被り顔が良く見えないが、右手をゆっくりと伸ばして広げて言う


『では、死を与えねばならんな』


秋雨は、メガネから分析された能力数値が跳ね上がりが右手に集中しているのがレンズに映し出される


ふざけやがって、測定不能レベルかよ
この学園都市に、一人だけ序列1位居るが...そいつ以上っとなるとこいつはちとまずいな。
この機械の最大出力でも歯が立たないだろうな、ましてやあの高密な高度を誇る鉄をへこませた。
それだけ能力強度が高いってことか...けっ、科学者達の結果形態がこんなところに現れるとはな...嫌になるぜ






少しだけ、唇を噛み締めるように歯をこすらせて秋雨もまた左手を握りしめて拳にして力を貯めながらフードを被った男へと走り出す


左足から、風圧で勢いよく噴射し
一歩の飛距離が長く、間を詰めるまでおよそ3秒ぐらいだろう。
普通なら、能力者の力を発動するまで約5秒程かかる。脳から発せられる伝達命令が使う腕までに0.1以下の速さでも、能力は全く異なる。
能力は、脳からと思われがちだが...実際は腕だけで発したりする事が出来たりするっと科学者の間で異議異論を繰り広げている
まだメディアには非公表だが、決定的に脳から発せられて発動するケースが多い為、まだ調査が必要とされている
だが、腕から発動っとなれば体全体の筋肉で使うと能力が放てるっと言う一部の科学者達はまだ異議を捨てていない。


仮に奴がそのタイプなら、この一騎打ちは確実に俺の敗北が確定する




フードを被った男は、手から発する光を放ち出した瞬間、秋雨が左腕を大きく振り抜く体制に入る


『ぬ?』
『油断したな馬鹿め!』


フードを被った男の人の光る右手と秋雨の鉄製の左手が衝突ーー。


轟音を靡かせ、爆風と噴煙が一瞬にして吹き流れ飛んだ
校舎の2階廊下と天井に二つの風穴を空けて、廊下に2本線が描かれた様に少し深い溝が向こう側の壁まで直線に引かれていた
そして、空いた穴の上で佇むフードを被る男は言う


『......貴様、何のつもりだ?』
学生服を着こなした一人の少年
そう、空斗の姿だった
蜜柑は唖然とした眼差しで、空斗の姿を見あげていた
一瞬の速さで、その場に辿り着いた
しかもそれは、爆発して秋雨が吹き飛ばされた直後にフードを被った男が放とうとした追撃を箒1本で防いだのだ


たまたま掃除用具に、箒しか無かったが...勝てるか?こんな脆い竹箒1本でーー
守れるのか?


『いくら邪魔しようが、知らぬが、貴様に私が打てるのか?』
『...分からないな?少なくても、あんたを倒すはこれで十分だ』
『大層な口を慎め...小童ーー』




一瞬にして静寂のような静けさが訪れた、空斗が吐いた発言はフードを被った男からすれば...具の絶頂のぐらいの侮辱。そう、舐められたようなものだ
貧弱な武器に貧弱な人間がそれを持つに値する、それについては異議すらない。
強気ものが、強い武器を持ちよりいっそう強い殲滅力がある能力を兼ね持つ
それがもし本当であればーー。




フードを被った男は、一瞬にして能力を解放して空斗目掛けて強い光線を至近距離で放った


彼は動じない...いや微動感すら感じさせない。それだけ、目が強く揺らがない視線をフードを被った男に当てる様にじっと見つめた


こやつ、至近距離で放たれた能力でも動じないだと...?


フードを被った男は見ていた、あの一瞬で私の一撃をあの男に届き切る前に
彼が殴り飛ばして飛んできた光の能力をその竹箒1本で相殺したという事をーー。


奴は、恐れを知らないのか?


空斗を覆い尽くしす強い光近づく一筋の光線を眼前寸前のギリギリまで、瞼を動かすことなかった
そして、大きく振り翳す様に竹箒を一瞬でその光の波動を打ち下ろした。


バギャッーー!!っと言う音と共に床に弾かれた光の光線は、風穴を空けて消えた。


空斗の背後で折れた竹箒の一部が軽い音を靡かせて落ち転がった


『貴様...なんだそれは...?』
『あー、隠すつもりだったんだけどな...。まあいいか、どうせ使えると思わなかったけど...倒す分には持ってこいだな』


空斗から、青白いオーラが滲み出ている。彼が、最後に完成させた技が一つだけあった
なぜ、本篇で使わなかったのかと言うと...憑依能力が弱点だった虚。
能力や魔法などで倒しても蘇るエンドレス=エンカウントは一方的にあちらが優位なので、使えなかった禁忌能力の一種だ。
番外編だから、特別に使えるっと言う理由から今まさに使えるのだ
 

この術式は、能力と魔力の掛け合わせで作った編み出し技、禁忌とも言われる由来は...個物強化能力と反射魔法
この二つは、物理的ダメージを数倍にして跳ね返すことが出来る


強化能力は、握るとか言った手に触れた物理的なもので強度を上げるだけの能力
反射魔法は、一時的に敵からの攻撃を弾くかそのまま跳ね返すかの二つ


そう詰まり、合わさることにより強さが跳ね上がる禁忌合成とも呼ばれてる果てしなく危険な能力だ


『...ここは手をひこう』
『なんだよ?もうやめるのか?』
『先程ので貴様の力を把握した、ずば抜けた反射能力に削ぎあわない無反応...。欠点は、死に対する恐れがない』
『......』
『...貴様と戦ってみて、なんの利益すらない。そう伝えとけ』


フードを被った男は、強い光を放ちその姿を消した
空斗は、青白いオーラを消した
深い溜息をつきながら頭をかく


思いつきでやったんだが、やっぱりすごい集中力を使うな...。
切れたら、どちらかに切り替わるしな
燃費が悪いな、燃費が...。


後ろを振り返り蜜柑を眺める
当然の様な驚き顔を蜜柑は浮かべながら言う
『空斗...貴方本当に...何者なのよ?』
空斗は、その問に少しだけ笑みを浮かべながらポケットに手を突っ込みなながら軽く言い歩く。
『さぁ?少なくても、この世界ではない世界では...救世主さまだーー。』




一方、学園都市能力ゼロの空というとーー


『なんだ...?スーパー前とか、どんなクラスチェンジだ』


彼は先程前まで、コンビニに居た
当然お呼ばれだ、待ち合わせ場所はいつもと変わらずで行方不明者の調査だった


一見、見たことあるような無いような
ケロッとマーケットっと言う看板はでかく店内の明かりは点灯最中だ。


まぁ、仕方が無い...立ち寄るか。


空は何食わぬ顔で、店内に入店を果たす。店内は、棚や冷凍ケース等に物が引き詰めらた様な誰でも見たことがある状態、不思議と違和感すら感じない
だが、一つだけ異変があるとすれば...レジだ。
学園都市には、人工機能ロボや無人レジ等多彩な技術が使われている
おかしな事に、人が商品を握りスキャン会計という流れが古臭くレトロ感を感じていた。




まぁ、レトロ愛がある店なんだな。


そう、流しておいたわけなのだが...


『200円になります』
『あ、カードで』
『クレジットカードですか?それとも電子マネーですか?』
『え、えっと...デジタル通貨じゃダメですか?』
『...?』
『あ、やっぱ辞めますね...』
『はぁ...?分かりました』


ちくしょー!なんで使えねぇんだ! 
さっきから何なんだよ!デジタル通貨使えないとか、マジないんだけど!


空は、この手のカードでいろんなものを買っていた
これ先あればいい、そんな考えみちびかれた結果なのだ
空上から降り注ぐ様な、悲しい店内BGM共に空はふらつきながら店を出た。


あー、腹減ったな...チョコ買っとけばよかったな...はぁ...


そう思いつつ路地を歩きながら、ふと丸焦げたマンション一角が目に止まる
何やら、騒がしい声も聞こえる気がしたが...取り敢えず気にもとめずに素通りしようとした。


『ぐぁぁぁ...』
『なんだ...?』


気づきもしなかった、それは...目の前に群がるように現れるゾンビらしき人物が徘徊していた
まるでホラー映画に飛び込んだ様な錯覚を感じた


いやいや、まさか...この世界に非現実的なイレキュラー何ているはずがないだろ...。ハロヴィンなんて半世紀前に行われたのが最後だろ?
こんなクリオルティー高めの人材をいったいどこから派遣したんだ


とにかく誤魔化すしかない、そう思う事にした空だったが...事実的に目の前で人を襲ってるのを見て見ぬ振りをするのがやっとなのだ。


そんな時に限ってやたらと、不意を突かれやすい空ーー。


『ーー!?』


背後にいた、ゾンビすら気づかなかったせいで、反応がやや遅れ
体を振り向かせるまで、殺られてしまう。


ザッシュッーー!
ズドンッ!!


この2発の斬音と銃音が、鳴り響き
目の前にいたゾンビ達は無残に地べたに倒れ込んだ
空は、ゆっくりと後ろを振り返り
目に映る二人の姿を捉えた

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