Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

別世界と次元

『おや...貴方た二人。なるほど、この世界を正し終えたのですね?』


虚は、そう言い放ちながら


『なんて、悲痛な事だ...この世界自体を無かった事にする気でしょうか?いや、もみ消す...でしょうね?』っと言いながら茶色の眼差しが光を放つ


過去の世界は、既に終わって取り戻していた
ただし、一つの代償を奪い去った
平行世界とは、複数の同じ場所と時間があり
辿る時間は全て異なり、無かった結果が違う同じ世界にはそれがある
彼が死に送りの由来は、複数の空間をワープして決定的な結果を逸らす為にまた違う同じ世界に飛ぶ事になり、死に戻りは時間だけを戻し結果的未来を変える
結果的な違いは...時空を超えるか時間を戻るかのふたつだけだ。


彼が行なっていた、アレキサンダー撃破やアルティブによる巨大魔力で時空が歪みその秒針で遡り未来での魔王的存在を撃破により、平和的な世界が生まれてそこにアヤが転送された
もちろん、若干留めていた街並みは...少しだけ形を残したままちゃんとした世界になっていたが、
同時に、彼の存在が消えていた
名前を言っても『知らない』っと答えるばかりだ
不振に思い、下調べに、アヤは図書館みたいな場所に立ち寄り棚、棚にある本を読み尽くしていた


母原切に似たせいか、解読や読むスピードの速さが凄まじく速い、すべてを読み終えて目を瞑りながら結論的には彼はこの世界では該当しない人物となっていたっと判断しながら更に、ぶっちゃけ『まぁ、お父さんが居ないならそれでもいっか』っと首を左右に振りながら『では、取り敢えず違う世界に興味があるに違いないから...そこを突いた話ネタをかんがえますかねぇ』っと言いながら手に持つペンと手のひらサイズのノートにズハバッと書いた結果がこうなった


そう、別次元からの要請に応じた人数は...10名ほどだ
アーガスが悲鳴や絶叫を上げそうな眼差しがちょっと皮肉なことに笑いたくなるのだが...いじけちゃうから笑うだけは耐えた




まず先陣に、英雄ビックスリーと+1、あとは馬鹿一人と魔法を持たない少女で合わせて5人だ
 

龍太郎は、虚の肩にある異様な玉に目を細めながら
『なんだありゃ?』っと言う
すると、渚は『アレは、古代兵器アルカナの塊。世界が生まれた時にあり、天種族がエネルギー源として食べていたって言うより、世界を維持させるために使っていた秘石っスね』っと龍太郎横サイドに立つようにゆっくりと歩きながら言う
龍太郎は、頭を掻きながら『なんだァ?あの石っころそんな役割あったのかァ?』っと言いながら胸に手を入れながら何かの石を取り出して『解約石、これ先あればそのアルカナは消滅する。もちろんこの世界の物だから効かねぇって事はねぇだろ?』っと微かな笑みで言い切る


虚は、ただただ深い笑みを浮かべつつ
己の剣を光らせながら、龍太郎へと刃を振り落とす
だが、龍太郎は素手で虚の刃を止めた
そして、ゆっくりと地面を踏み、大剣を手放し、一瞬で虚の腹に向かって拳を突くが、虚の剣が龍太郎の拳とぶつかり、波動で二人が同時に吹き飛んだ  




龍太郎は地面を滑るかのように、脚をズザザァァァっと音を立てながら止まる、俯いた顔を上げた瞬間、瞬時に虚は疾走して向かってくる
龍太郎が、走ろうとしたが目の前に現れた渚の背中をみて足を止める
渚は虚と合わせるかのように、走り出し剣を抜き取りガキンッっと強い鉄音が鳴り響く
横に走りながら、剣技を撃ち合ってゆく二人
ほぼ互角で譲らない攻防、砂煙が舞い上がれば瞬時にきりばらい見たく一瞬で消え飛ぶ


『おやおや?同じ流派ですね?』
『そうっすよ、だって同じ人物っスからね』
『これは面白い、自分が自分と戦ってるっと言うべきですかね?』
『でも、同じとは限らないっすよ?』
『はて?どうでしょうね』っと言った瞬間、虚は渚の左服袖を切り裂いてしまった
だが、何にもない左肩に、虚は目を疑った
剣技が止まった二人、その直接『いつまでも同じって訳じゃねぇんだなぁこれがな』っと背後から声が聞こえた


振り向いた虚の顔を龍太郎は強めの拳で殴り飛ばした
そのまま渚へと回転しながら飛んでくる虚を空高く切り上げ飛ばした
空高くには、沙里紗が魔法陣が展開していて黒い槍みたいのが虚に目掛けて降り注ぎ、落ちる直前に待ち構えていたナルシストのティーンが『私より顔がいいやつは死ぬべきだ』っと言いながら居合切りを放った


虚は、傷だらけになったがゆっくりと体を起こした首をポキポキと鳴らしながら『油断しました』っと俯きながら言った
傷が完治しつつあるように塞がり始める
そして『残念でしたね...私を倒せませんよ。なにせ、この世界自体がアルカナで出来ている..訳ですからね』っと鋭い眼差しでそう告げた







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