Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

あの天使少女

数日間、アルカナ機械ある場所を転々としながら破壊していくレオ。
この数日で、いくつ壊したのだろうか...


レオは、破壊したアルカナ機械の残骸を眺めながら
ゆっくりと歩き、ポケットにあったスマホを取り出して


『こいつはもう不要か...電波園外で、何もできないだの機材。だが、捨てるわけにも行かない...こいつがあれば色々見えてくるし、それに、俺はどうやら、もう迷ってる暇はーーー』


レオの背後には、アルカナ機械による操られた人々の山々
この数を、一掃なんてまず一人では出来やしない


『ーーーねぇみたいだな』


生きながら死んでる人、頭をひたすら抑えながら雄叫びを上げる人...こんな苦しんでまで生きたい理由なんざ、いったいどっから湧き上がるやら


そんな苦痛を、ぶつけるかのように街塞がる位の人々が押しおせて来る現状、俺は、こう思った


『そんなに苦しい位、よく良く生きたいっと思い描いたな?『道具』で長生きしようって考えは悪くねぇ...が、『頼ろう』とした欠点がこれか?自動自得って所か、笑わせてくれるな...ほんっとに笑わせやがる。そんなもんじゃ、一生パートナー見つかんねぇぞ!』


自我破棄感覚、俺もどうしていいのかわかんねぇ。
流れ的に、俺が破壊室つけたアルカナ機械はどうやら、代償として、死人と戯れることが出来る
救おうとすれば、こんな人類暴走計画が発令され、壮大な敵の頭を俺はァ...潰すだけだ


『はい、次ィィィィーー!!』


当然、無茶苦茶な、敵の前に勝てるはずもなく...
半数撃破し、半数が奇妙な動きをする
薄気味悪いってもんじゃない、例えるなら『私彼氏がいないアピールする女子に、一人の少年が声をかけた所、キモいから消えろカス』っと言われたぐらいの奇妙な話だ


いや、一理あるよ?
なんで、優しく話しかけたのに顔みただけでキモい判定
ほんっと、リアル女子は顔判定ばっかで、付き合う理屈は
『財産』、『顔』、『身長』って三拍子
だから、少子化が加速するんだよ
この際だから言うけど、金に飲まれて、ルックスに弄ばれて、身長高すぎて部屋の柱にガンガンぶつける


つまり、すべてが揃っても性格がカスであれば死ぬんだ


え?涙目なんかなってないよ?全然、気にしてないし!
ほんっとに、気にしてないし!ドタキャンされて、三日間その場で体育座りして泣いてないし!


っとレオは、静かに息を吸いこみ吐き出すように言う
『あぁぁぁぁぁぁーー!あのクソアマぁぁぁぁぁ!!何が、『あーゴメン、その日予定あるんだ』っだぁぁぁぁぁ一!!なんで当日に入れんだよ!なんで三日間待機してなきゃいけねぇんだよ!なんで、連絡来なくなってんだよ!俺のハートにナイフを突き刺して抉りやがってぇぇぇ!』




どうやら、トラウマボックスが開口したみたいだ
レオは、体力がある限り...トラウマを全て力に変えて思いっきりぶつけた
時間がかかろうと、諦めなく、挑み進んだ


『しゃァァァァァァーーー!』


どちらが敵がわからない表情、そんな時、ふと視線の先に止まった一人の大男ーー
すると、下を向きながらレオに近づき言う


『中々の勤勉、アナタ...ひょっとして怒状?』
『あん?まともに喋れる奴か?どっちにしろ、今楽にしてやる』
『いやー、私は神に崇める...人呼んで始祖零の教祖のアルティブ』


この時、レオの中でも怒りを瞬時にかき消され
別な意味で、自身の危機感が騒ぎ出すーー


こいつは危険だっと、体が、目先が、感じ取れるくらいの異質感、レオが初めて『身に感じた危機感』を知った
しかし、レオは引くわけに行かない
これを止められるのは自分しかいないからだ


『どいてもらおうか?』
消して譲らないレオの視線
『殺気がビンビン来てます、私、勤勉者には優遇な処置がありますてね...。』
大男は、拍手を二回叩いた
パンパンと軽い音が鳴り響き、地面から黒い手みたいなのが現れ始め


『晩餐会前の前菜です。さぁ、私の裏手達よ...あの男を切り裂きなさい!』


シュパッ、シュパッ、と音がなり
レオに目掛けて飛ばしてくる、次々にかわしてるのを見ながらアルティブは、満面な笑みで


『なかなかですねぇ...筋勉なアナタには、待遇な、待遇な、待遇な、ご褒美を上げなくてはならない!』
『あ?待遇なご褒美?そんなことしてもらう必要は...』


レオは、茂みに入り込み走りながら枝を拾い
『おやおや?戦前離脱...あまり失望させないでくださいよ!』
アルティブは、空中に浮き上がり浮遊感で飛び始める
『ちょっと、ド○ゴン○ールみたいな飛び方ができるなんて聞いてねぇぞ!てか、反則だろ!』
『勤勉には、特殊な力が与えられ、脳筋には、不可能を可能にする力が与えられる。つまり、私には不可能がないのですよぉぉぉーー!!私の前菜、逃げないでください!』
木と木の間をすり抜けるように走り去り
『はて?どこに消えた...?』
そして、目の前にある大木に向かって飛びながら
一回転周り、絡まった黒い手みたいのを地面にめがけて突き刺す


『ギャァァァァァァーー!!』って言う悲鳴が響き渡った
レオは、茂みをゆっくりと歩きながら
頭を抱えるながら、絶叫しているアルティブを見る


『......』
『わ、私のォ!腕がぁぁぁぁぁ一!!おのれ、おのれ...脳筋めがァァァ!』


レオは、無言のまま立ち去ろうとした
すると、頭上から不意に何かに当たり
そのまま坂道斜面を転がるレオと少女


『いてぇ...!』


見るからに、スカートの中を不意に覗き込んだような
フォームの体制でレオの頭が埋まっていた


『......なん...だと...?』


見るからにして、女の子のパンツ
そして、ロマンが感じる視線点
これこそ、俺が長年求めていた...ゴールデンゾーンだ
だが、こんな呆気なく見つけると...しっくりこない現状
今回は、冷静に行こうか...


レオは、大人しくスカートから頭を抜き
気絶している少女の顔を覗き込んだ
どっかで一回見たことがある、っと自身の本能センサーが知らせた
『ん...?』
すると、少女は目をゆっくりと開けて
レオの顔を直視した


この場所で再開した二人...この展開をどう打開するのか?



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