Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

双獣の強さ

空翔は、折れた右剣とまだ折れてもない左剣を強く握しめて強く思う


諦めんのは早い、とんな強敵だって今まで屈したことなんて無い
俺は、世界を終わらせない方へ導かせた
なら次は、続けさせる世界に繋げるんだ
絶対に、この世界を夢になんて終わらせるかよーー!


双獣は、空翔の攻撃を受け流すように躱す
その不意を付かせるかのように、左側にいる双獣は空翔に走りより殴りかかろうとする
だが、魔剣が間に入り左側の双獣の拳に一筋の縦の切込みを振り下ろす


またしても、今度は空翔側にいる双獣が、大剣を振り抜く
そこに空翔が、左手の剣を前に出して受け止め
右手を大剣の刃に擦らせるように振る


火花を散らせ、その部分は爆発が起きて弾き飛ばす


空翔は、魔剣の側までより言う


『なぁ、こいつらの動きって...変だな』
魔剣は、双獣を見上げながら答える
『うん、なんかコンビネーション見たいに...合わせてくるよね?』
『あぁ、今まで相手した魔獣の中でも...こいつらは厄介だな』


すると、突然突進してくる双獣の左側
タックルみたいなポーズで突っ込んでくる
そのまま壁に激突した後に、右側の双獣が大剣を地面に突き刺して空翔たちの足場から床が吹き上がる
空中に、飛ばされた二人は周りを見渡した


『な、何もいない...?』
『いや、空翔それは違うよ...居るのに居ないんだ』
『それって...ステレスの事か?』
『うん、魔法で一時的に見えなくする呪文で...その際にはその敵自体を把握ができなくなる』
『なんだよそれ...?こちら的に不利な状況だろ』
『でもおかしいと思わない?この世界では魔法がないはずなのに使えてる事ね』


二人を覆い被さるように、手形の影が背後から現れる
そして、二人は後ろを振り向くと拳を握りしめて放とうとしてる左側の双獣
すると、魔剣は剣を構えて反撃体制をとる


ゴォォっと鈍い音が迫り来る中、魔剣はただ前を見てそしてゆっくりと剣を振り抜くーー
轟音が鳴り響びき、あたりの壁に一気に亀裂が走る


『ふふん、当たりみたいだね!』


紫色に光を放つ魔剣の剣は、魔法陣が現れていた
その中に、左側の双獣の腕がハマるように何枚もの数がビッシリと絡みつくように貼られていた


『いくよーー!』


魔剣は紫色に光らせた剣を光速に振り回し始める


ーーー魔剣・壮絶千剣!!


ズバババっと肉を切り裂く音が鳴り響き、左側の双獣の腕を深い傷を追わせた
しかし、怯むことなく無理くり殴り飛ばそうとした
すると空翔が飛び込み、魔剣を押し飛ばした
そのまま空翔は拳に押しつぶされるように壁に強くぶつかった


『空翔!?』
『ちっ、女の子を...怪我おわすようじゃ...またまだだな。だが、今のでわかった...魔法が使えるんだな?』


空翔は、双獣の拳を左手で押さえる
そして、右手の折れた剣て空中に居る左側の双獣に向かって翳して言う


ーーー剣法・魔族対抗超連波動砲ビーストキラーアルマテールガン!!


穿つように、一本の強い光の光線が一直線に左側の双獣へと放たれた
すると、右側の双獣が大剣を振り上げて当てさせないようにした
しかし空翔は微かに鼻笑いをしながら言う


『馬鹿か?その光は...鉄も溶かす光線だぜ...?』


大剣を溶かし貫通した形で、左側の双獣の心部を貫く
ガクンとした感じで、地面に落ちて転がった
それと、同時に空翔も地面に向かって滑落した
地面ギリギリを、レルが魔法で止めてゆっくりと下ろす


魔剣は、ゆっくりと下に降りてきて言う


『強いね...あの一撃で死なない敵は初めてかな』
『うむ、ならば...次は我がゆく』
『レル、魔剣と空翔を頼むわよ』
『うん、なのー』


二人は、ゆっくりと右側の双獣へと歩き
そして、見上げてながら


『我の、業火を受けて見てみよ』
『はいはい、私はそれなりの大技魔法を出すわ』
『グルル...!グォォォォォォーー!!』


大剣をゆっくりと床から抜き取り、二人の中央に向けて大剣を振りはなった
衝撃波が縦に走り、二人は左右に分かれて動き始める


業火は、手を翳して火を放つ
しかし、火力が低く全然効いていない


『むっ、何時もよりは通じないか...ならば透明火ステレスヒートならどうだ?』


目に見えない火をぶつけ始めるが、効いてないようた
むしろ、大剣を受け流すように自身を守るように戦って居た
そして、魔力は強大な魔法陣を背中にぶつけた
たが、掠り傷も付かずにすぐさま右側の双獣は反撃する


『な、なんて奴だ...こやつ強すぎるではないか!』
『魔力を最大にしなきゃ...死ぬわよ』
『分かっておる!だが、それでも...魔剣見たくあの程度となると...』
『少しの時間稼ぎに、なるなら...良いんじゃない?』
『ふ、そうか...ならば全力で行かせてもらうぞ』


業火は、左足を薙ぎ払うように構えた
集中しながら拳を握りしめて、火をまとった拳て床を突き刺すように殴る
赤、青、黒、緑、無の業火が、地面から吹き上がるように
次々に柱見たく天井に向かって貫きはじめる
合わせるように、魔力はその業火の柱をかわしながら
突き進み、右側の双獣に向かって高く飛び上がる


その行動に合わせるように、右側の双獣は口を開き強い光を放つ玉を作り出して一斉砲撃の様に放つ


壁側が一直線に壁を横走る様に、放たれたプレス攻撃は轟音を響かせながら消し飛ばすように放った


砂煙が舞う中、魔力は静かに呟く


『中々の威力、本来だったら...一撃で死んでいたかもね?但しそれは飽くまでの仮説ーーー』


そう言い放った直後、急に肌寒さを感じ取った魔剣ーー
息を吐くと白い煙のようなものが、現れて消える
そう、これは紛れもなく...自身の温度と外の温度に差がある時に見られる現象だ


北国によく見られる光景...それぐらい気温が低い
僕は、初めてかな...こんなのを見て感じるのは...


しかし、それだけには留まらず、さらに気温が低下した
すると、空気中の水分が凍りつき綺麗な光を放つ


『うわぁ...ダイヤモンドダストだ...!』
『綺麗なの』


それに惑わされる様に、右側の双獣は魔力に向かって走り出す
床が凍結している事すら気付かず、滑りコケてしまう
そして、魔力は手をゆっくりと伸ばして指を鳴らす


右側の双獣は、手足が凍りつき身動きが取れなくなる
業火は、ゆっくりと魔法陣を展開させて拳を握り、打ち壊すように魔法陣を叩く


魔法陣から放たれた業火は、無数の色が周り付き吹き上がる火の柱と一緒に右側の双獣へと襲い始める
それに合わせるように、魔力は両手を前に翳して氷の波を放つ


二つ混合しながら混ざりあい、やがて一つの塊となり右側の双獣に燃えるように突き刺さり凍り付くように体を覆い尽くす
氷の上がメラメラと燃える業火と燃えるように凍り付く氷はなんとも言えない、幻想的なものと変わった




火氷突燃メイロトムランサードファイアって名前は流石にどうかな...っと』
『ともあれ、これで良いのか...?』
『多分ね...もう殆ど魔力使ったけど...』
『我もだ...このままでは...ぬ?』


左側の双獣が、ゆっくりと起き上がるーー
そして、二人を覆い被さるように...影が伸びる
拳を突き立て、赤く目を光らせて二人に向かって拳を振り抜く
床がピシピシと音を立てながら、亀裂をうみ吹き上がらせる
二人は既に魔力がつき掛けてる状態だ
ロストすれば...助かる見込みはゼロに近くなる


必死にかわしつつも、逃げる二人...だが容赦ない左側の双獣の連撃に気力を削ぎ剥がされ始める


『くっ...!』
『よりによって...何ていう魔獣...よ!』


そう、言ってる矢先に、業火が拳を背後からモロにくらい
強い衝撃音を響かせながら、床を転がり壁に激突する


『業火!?』
『まずいの...私も、魔力つきそうかも...』
『レルちゃんも?』
『う、うん...回復力が落ち始めてるの...』
『まずいね...僕一人じゃ、パーサック見たいな魔獣には勝てないよ...?』
『空翔が、目覚めればいいの...だけど。ブレイカーが居ない今じゃ...勝てないかもしれないの...』


ブレイカーは...あの日あの場所から目覚めてない
彼は、真面目にやられた。生き返るとすれば今この場に現れてもおかしくない...
僕一人で、この場を乗り切るなら...ブレイカーではなく空翔、君しかいないんだ。 


『くっ...!』
魔力も、壁にめり込むように強くぶつかる
そして、魔剣は生唾を飲み込み...剣を握りしめた


『勝てないんじゃない...。勝てるから勝てないんだ...。僕なら...きっといける!』


魔剣は、左側の双獣に向かって走り出す
それに合わせて、魔剣に対して拳を振り抜く
魔剣は、剣を盾にして身を守ったが、床をスライディング見たく引きずりながら後ろに滑り壁に激突する




『くっ...!まだ...!』


魔剣は、ゆっくりと体を動かしながら、顔を上げて前を向く。ふらつきながら歩き、そして、走る


『うぁぁぁぁぁぁーーー!!』


どストレートに、左側の双獣の振り抜かれる拳をかわして
魔剣は脇を締め、剣を構えながら、左側の双獣に向かって走る飛び上がりながらーー


十字架連撃ロザリオスピリットーー!!』


光速に次々と、十字架切りを放ち始める
剣が見えるか見えないか、くらいの速さで放ち
そして、止めの中央部に向かって突き貫く様に剣を立てて突っ込むーー


『はぁぁぁぁぁぁーーー!!』


怯んだ左側の双獣は、飛んでくる魔剣を向かい撃つように拳を振り抜いた




ーーー轟音が鳴り響き、風圧と強い閃光が放たれた。













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