Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

決着の一撃

さて、久々の私が出たからには...負ける気しないわ
その為にも強くなった、お姉ちゃんにも負けないぐらいに


呪符に魔力を注いで使えるまで手間がかかったけど、やばくなったら以外は使っては行けないっと言われてる
でも、力に負けるぐらいなら...それを上回る意思をつけなきゃ意味がないーー


呪符は、少女に惹き付けられる様に集まり始める
そして体を覆わせる光が現れた


光の鎧、呪符の本来の力の20%引き出してみた。
魔力が無かった未来先輩には無かった別な形の力に...私自身も驚かせれたわ
この呪符自体は、魔力で反応する耐性があり
魔力の量に応じて呪符の威力も倍増する
私は元々、この都市で一番か二番目に魔力数値が高い
お姉ちゃんは計り知れないけど、私は威力の特化みたいな力だからこうゆうのは向いている。


デス・アンデットは少女を向き、無数な怨霊呪文を次々と放ちまくる
少女は、飛ばされてくる魔法弾を切り落としてる
マシンガンみたいな連射でも、少女は太刀筋変えることなく切り裂き...そしてデス・アンデッドに向けて右手を手を開き翳した


光雷超砲ライト・ライジングバースト!』


一筋の強い光を放ち、その周りを回転するように雷が交差しながらデス・アンデットの身体を貫いた
しかし体に風穴を開けたが、みるみる塞がり始めてくる
ものの数秒単位で元通りに戻る


効いてない以前に、僕のあの一撃すら吸収されたけど
あの子はそれを、普通に放って風穴を開けた
些細な変わりがないけど、普通では出来ない事をした
なんの差があるんだ...?分からない。


少女は、槍を持ち替えながら後ろにいるフリーダムともう一人の少女に言う


『...一回撤退しよう』
『な、何でですか!?』
『どう見ても、この場所じゃ不利よ。あの怨霊体の塊は、死んだ人の魂を喰らい蓄積していき膨張しながら強くなっていく。つまり多くの犠牲となったこの都市だと...勝てない』
『なるほど、倒せない不利な場所がここなら...上の世界かな?』
『天使種が住む...天使境界の事か?』
『うん、地が魔族なら空は天使...そこに送れば怨霊は浄化されるけど...』
『けど?なんかあるの...?』
『これぐらいの、巨大な怨霊体を...天使境界に送るのは出来ない。つまり来てもらうしかない』


すると、少女はある事を言った


『天使境界は今はまだ準備中...なら今ここでいる仲間達で倒すしかない。時間稼ぐ意味で足掻こうかな。ここで諦めらめたら何もかもが終わるそんな気がするーー』


その言葉は、まるで空翔が言っていたセリフに近い感じだった
勿論、面影はまだ感じられないが...少女がかがげていたその意志は二人も同じものだった
フリーダムは、戸惑五十があったがその言葉を聞いて少し安心したような顔で言う


『僕が知ってる空翔に近いけど遠い、でも何故だろうね?魔法戦士少女って二つ目の名も、この時になると頼りになるよ...十百香さん。彼の為に生きていたんですか?』
それに便乗するようにフード少女も言う
『本当、空翔の後輩って感じがビシビシ感じるよ。私は返して貰ってない借りを返してもらわなきゃ行けないから、こうしてまた現れた...だけどね』


十百香は、槍を回転させながら地面を突いた
そしてデス・アンデットを見つめながら


『空翔は、きっとまた何処かで強くなってるに違いないよ。だから私は信じて待ち続ける。帰って来るまでこの思い出の地を壊させるわけに行かない!』
『同感、よし...普通じゃダメなら使うか。』
『なら私は、十百香って人をアシスタントする』
『うん、頼んだよ...十百香さんは英雄の一人なんだからーー』
『キエナイヒカリ、ニクイニクイニクイィィィィィィーーーー!!』
『憎い?笑わせないでよ。死んでも生き続ける辛さをただただ背負わせてるしがねを希望って言うのかしら?...憎いんじゃない苦痛でしょ』
『キエナイ、キエナイ、キエナイ、キボウ、キボウ、キボウ、ノ、ヒカリ、ヒカリ...アァ、スベテキエテシマエバイイノニ...ヤミニソマルゥゥゥゥゥゥゥゥーーー!!』


とんでもない魔力を放ちながら、眼前に現れた魔法陣
デス・アンデットは...息を吹きかけるように闇黒な魔法を噴射させる
十百香は、槍を構えながら荒れた地を走り出す
闇黒な魔法を槍でなぎ払いながらデス・アンデットに向かって走り続けるーー
しかし、およそ5m付近で地面が黒く変化して地面から黒い手が現れて引きずるように十百香の足を触る
すると、フード少女は後ろから言う


ライトっと、十百香だっけかしら?空翔となんの関係か知らないけど、こんな場所で死なれたら困るから助けてあげるよ』
『ありがとう、その質問だけど...逆に聞きたいくらいかしら?私も聞きたいね...空翔知ってる上で出しね』
『な、なにを...私だって諦めてないんだからね!』
『ネコミミ少女が、何を言うのかと...ビッチ?』
『半分エルフには言われたくないわよ!』


二人の目線はバチバチと音を立てながら、デス・アンデットの攻撃をかわす
コード魔術を放つフード少女と空中に飛び黒い手を切り裂く十百香、そして二人は背中を合わせるようにぶつかり言う


『半分エルフって気づいた子は君が初めてかな。ほぼ人間と変わらない体つきなのによく気づいたね』
『まぁ、普通の人間ならそこまで呪文が使えないでしょ。それに君は空翔が好きなんだってことくらい分かる』
『ボンッ(顔を赤く染める)』
『何その反応...可愛い』
『か、からかわないでよ!?』
『ハイハイ、腕つねらないの。まぁ、今はこの怨霊体を倒さなければ意味が無いけどね』
『ひと狩りしますか?』
『勿論Yesって私は了承するよ』


闇黒な魔法が再び二人を襲う
フード少女は、バリアを作り闇黒な魔法を阻止する
その隙から、十百香が走り出して槍を空高く投げ飛ばした
そして空から強い光がデス・アンデットを照らし始める
十百香は、手を頭上にかざして言い放つ


光槍シャインスピアースコール!!』


無数の光の槍が、デス・アンデットへ勢いよく降下していく
ズドドっと荒れた地を突き刺していき、デス・アンデッドへ突き刺していくのを確認してフード少女は叫ぶ


『フリーダム!今だよ!』


空高く反対側から青く光る一筋の光が、デス・アンデッドへ降下していき、フード少女は魔法コードで彼の腕の強度を跳ね上げた
そしてフリーダムも、擬似手足の出力を最大限にしてさらに加速するーー
十百香が第二呪文を口にして言い放つ


『続・超光銃砲ライジングガンバースト!!』


二つの光がぶつかり合い半分にわかれた
デス・アンデットは完全に喰らい、辺りは光に包まれた


ーーーーーー




爆心地みたいな大きな穴が空き、そこに横たわる一人の男と拳を外したフリーダムの姿が目に写った


『何故だ?なぜ私を殺さなかった...?』
『たまたま的がズレただけの事、これで君は...何にも縛られずに眠れる筈だ』
『...そうか、私はもうーー』


虚の体はもう無残な姿となっていた
すべてはあの一撃で、決まっていた
十百香とフード少女は、フリーダムの場所に向かって降りてきて変わり果てた虚を見て少し驚いた顔をしていた


虚、かつては空翔の師匠さん...
私もあっていたからわかる、でもまさか最後がこんな形に終わるなんて想像もしなかったわ。


彼はもうじき死ぬだろう
ただ...何をしたかったのか...
世界破滅しようとしていたのは、分かるけど...
腑に落ちない部分があるね...


......ご飯食べたい


すると、十百香とフリーダムは後ろを振り向き言う


『なんでご飯が出てくるの?』
『いくら何でも...言わないでしょ』
『うぐっ...読まれたぁ...!』


フリーダムは、虚に近づきながら石に座った
タイミングよく虚は、空を見あげながらある事を話し始めた


『私は...元々は不死じゃない、ある人物から血をもらった。死にかけていた...子供の頃ーー』


無残な両親に、彼は何度も打たれて物置に閉じ込められた
考えてすぐわかる。ダメな両親にその仕えていた人もダメな人達しかいなかった


そんな日々は続き、気がつけば数週間監禁された生活を送って居た...そんなある日
一人の男が私がいる扉を手にかけて開けた
助けかと思いきや、いきなり腹を刀で貫かれた
まだ何をしたわけじゃない人生の終わりに嫌気をさした


その時、私の体に変化をもたらした
殺されたっと言う痛覚とはまた別なにかだった
死ぬ事が怖くなくなり、それが快楽と変わって生きる事が逆転するぐらい悲痛だった


勿論、その男を荒い跳ねるように私は...切り続けた
それは、血が跳ねようが、悲鳴をあげようか、全く無関心なまま密かに燃えていた人への反逆心と恨みだけが増築して言った


気が付けば家族や使え人はすべて血だまりとして地に移すように帰った
それを改めて、痛覚した私は...自殺をした
すると、ぼやける視界に見知らぬ人が現れて告げた


『死にたいか?生きたいか?それとも...恨むかこの世界を?どれだ?』
なんの問なのか分からず、意味が理解できなかった
けど、何故だろう...言いたくなる
『恨む...世界を。』
『そうか、ならばしばし...これでも飲め』


頭から額に落ちる赤い血液は、私の傷口に触れた瞬間
ものすごい反応を起こした
拒んでるより、もっと別な意味で反応した


『不死にはならぬが、死ねない血となるであろう。それは何百年の苦痛と恨みを増築してゆくのだからな』


これが、私の生まれた始まりに過ぎなかった
人と人が出会うたびに殺意を覚え、我も忘れ、気づけば血だまりに移り自分の姿。
その表情はもはや、悪魔といっても過言じゃないくらいひどいものだった


月日が流れるたびに、私を皆は忘れ、時代が進むたびに私が知る世界が消えていった


ーーー残酷な世界にただ一人だけの残されて


そんな時に、半獣ブレイカーと出会った。
憎しみと死ね無い苦痛を、彼、にぶつけた
大した剣技も、力も、生きる意味も、全て無い...
ただ目の前で生きてる奴ほど、殺したくなった


だが意思上とは程遠く勝てるわけでもない、彼には殺された、それは容赦なく肉を引き裂かれ
無残に血がぽたぽたと落ちていくのを、眺めていた
臓器半分切られても、私は、死ねなかった


地面に染み付くように倒れても、数時間や数分で傷口は塞がり消えて、無かった様に消える
そこで、彼が言い捨てた言葉がきっかけで変わった


ーー私が知る私が、別のものへとなったのだから





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