Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

殺せない刃

遠く離れた、二つの島と種族ーー
それは獣の姿をした人物の半獣...ヒュービーストが住み、片方は人間のヒューマンが住んでいた


各地で総力戦と領土の取り扱いが起きて、何時しか二つの種族も巻き込まれるのも時間の問題となっていた


このままではいけないと立ち上がったのが、ヒューマンで人々を纏める一人の女王とその新たに加わった一人の男達だった


そして、一人の女王自ら...ヒュービーストにある協定を持ち出してきた
その協定を受け入れて同盟を組んで暴れている...天使エンジェル魔族グリフ獣人ビースト、闇一族の四つの種族に停戦を持ち掛けるため...


この世界にまだ無い、魔法を創り出して圧倒させて協定の会議を持ちかけた


この世界に初めて魔法を作ったのは、ヒューマン達だった
それにより周りが怯み、誰も逆らおうとしなかったーーー


ーーー筈だった...
纏めていた女王の不自然な死に方に周りが再び火の決戦へと走り始めた
女王に尽くしていたある男はこう発言した


『女王を...殺したのは、ヒュービーストだ!』っとーー


怒り狂って居たのだろう...平常心で物事を見れなくなったのだろう
彼はこっからさらに加速して行きーー


各部族を捻り潰して、全ての領土を手にした時...空が血の色同然の雲が覆いかぶさりーー


天から謎の階段と、共に舞い降りた複数の兵族...それらが生き残った人を次々に殺傷していった


それを見る影もなく...いや振り返らず仲間を見殺しにした形でその階段を登り始めた


その頂上に着いた後、彼は帰って来ることも無く数日間赤い雨を降らせた


誰も生き残ってる筈もない...と誰もが思った...


運良く逃れて生きていた、俺は見てしまった


幼き体で平然と死んでいる人を踏み台にして歩く姿はーーー


ーー丸で死んだのに死に方を探して彷徨っているそんな風に目に映っていた
だが、それとまたことなる異質感も感じていた
人を嘲笑うような眼差しで、死体を眺めて呟いていた


『散々人を馬鹿にしてた、ゴミ共が...こんな沢山死んだ。ふ...ふふっ...ふふははは...アハハハハハハーーー!!』っと突然高笑いを始めた


その笑い方は、完全正気を失っていた
少年の高笑いだけが、何も無い死体の空間を横橋るかのように響いて消えた


そして少年は、死体から刀を拝借して...握りこちらにを振り向き走り出す


俺は驚き動くまもなく、右手を切り落とされた
そして、少年の眼差しは殺意が篭ってるとも全く違う...何かだった。その顔と闇に染まっていたその眼差しと虚ろいた目は俺自身を震わせた


そして、俺はムキになり...少年を殺してしまった
生きる意味を持たない死者見たいな少年の剣は...俺にはまだ届かない


その場を去ろうとした、その時だった
刺した腹部の傷が消えて、ゆっくりと体を起こしてこちらを見つめたまま呟く


『お前も、俺を殺せないのか...期待ハズレだよーーカス。』
そんな言葉に俺はこう返した


『死に場を求めてる人の子よ、意味も持たずに強欲に死にたければ...俺を殺せるようになる迄...意味を持て生きろ』


その後、彼と再び会うことは無かった
そして今...こうして数百年ぶりの再選が果たせるーー


『相変わらず、型は変わってませんね』
『わるいな、鼻からそんな技なんて考えてねぇよ!』


ブレイカーは、左手の爪で虚に振り落とす
それを見てかわしながら背後に周りブレイカーの背中に剣を振り落とす
ブレイカーは、背中に剣を回して受け止めて右足で虚の左足を蹴飛ばして体制を崩した


そして二人は振り向くのと同時にお互いの剣をなぎ払った


『フフッ...腕は落ちてはいなかった様ですね...』
『......』
『黙りですか?貴方らしくない...いや、何を考えてるんですか?』
『明日の昼飯...何かと』
『......は?』
『いや、最近さ...ろくなもの食わせてもらってないな...何で魔獣の生肉なんか焼いて食ってんだが、意味わかんないからな』
『......』
『......』
『......(お互い笑う)』


お互いは剣を激しくぶつけ、収まらない連撃を叩き込む様に切るブレイカー
そして本の一瞬の間合いが空き、ブレイカーは剣を突き立て心臓めがけて突き刺した


しかし、ブレイカーの剣は...
虚の手に握られて止まりそして呟く


『終わりですね...最弱さん』


ブレイカーの左腕が切り下ろされて
そして、連撃を身体に刻まれて腹部に突き刺して吹き飛ばされたーー


虚は剣を一振りなぎ払い鞘に収めて呟く


『つい本気出しましたが...これくらいで野垂れ死するくらい弱いとは思ってなかった。今度こそ言います...貴方じゃ私を殺せない』


ブレイカーは、意識を無くしたの同時に空翔が目覚め...傷だらけの体を起こして立ち上がる


その眼差しを見て虚は...話す


『諦めが悪いその眼差し...一筋の揺るがない意思はどこから来るんですか?』


空翔は、右手を手前にかざして七色の剣とブラックソードを召喚した
飛んでくる七色の剣を手に取り頭上に向けて翳して呟く


『諦めが悪い...?確かにそうかもな...おまえに勝てないかもしれない。でもな、ここで諦めたら次が無いんだ...だからその証にコレを編み出した!』


七色の剣の間にブラックソードがぶつかった瞬間、強い光が放たれた


数分後光は消えて、虚は目を開くと...そこに写るのは...想定外の力を放つ空翔の姿があった
見た目は、ただの学生服に変わっただけで見た目は足元まである黒いコートがあるかないか位の差だった
そして剣は...青く透明で透き通る剣
虚はあることに気付く


僕が切った左腕が...ない!?
でもおかしいですね...いつ切っりました?


虚の記憶は鮮明に覚えているけど掠れてる
自分自身意味がわからなくなってきた時...
空翔は、ゆっくりと目を開けながら呟いた


『精霊力が全て合わさった時、最大限の力を目覚めさせるーー第二開放、蒼天の刃』
『...勝ちますよ?』
『負けるか勝つかは...俺の力を見てからにしろ』
『いいでしょ...来なさい!』


第2戦へと切って降ろされた
覚醒した空翔の力と、虚の全力の対決
一方、レイの内なる目覚めとは一体...?



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