Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

書の意味

世界の理、天と地の種族が協定として
それを作り築き上げた
戦争がない平和な世界の為にーー


だが、その作り上げた一人のヒューマンが何者かに殺害された
きっかけを作り戦争のきっかけを作ってしまう
そしてある転生者が暴走して理の協定を壊して殺害した張本人に立ち向かった...そこから盤上の世界が産まれた


盤上といえとも盤の上ではなく何も無い空間と光る一筋の光があるだけ
何も面白みがない、それがその世界だ


『協定として...?』
『そのヒューマンってこはあくまでも仲良く争わないような手段を選んだらしいよ...よく分からないけど』
『そんで、盤上の世界が...暗い世界にライト一筋だけか...ふむ』
『まぁ、そんなもんだぜ。あとはこの雑魚たち先いなくなればな』


イミテーションは、無表情で刃をこちらに突き立てる
怜は、勢いに任せてどんどん魔力を使い突き進む
校舎内外、とてつもない数のイミテーション...
きりがないのは確かだ、殺されるのか先か倒すのが先かの判断をゆだねられてるように襲い掛かってくる


『ちっ、ご苦労なこったな!』


怜は、吸い込むような魔方を放ちイミテーションをこっぱみじんにした
だか、それでも少ないくらいだった
レイヤーは、怜の行動をじーっと眺めて動く気配すらしない


空翔は、精霊の力でなぎ倒し突き進む


『数が多過ぎる...!』
『そうだな...』
『安心してる場合か!』
『いや、安心してる場合って訳でもない...見ろこれが書の力だ』


怜は、書を自身の体に呼び覚ました
すると目の前が一瞬で赤く染まり
気が付けば校舎事消し飛んでいた


すげぇ...一瞬でこの威力かよ!?
精霊の力以上だろ...!


精霊の力は、契約者の命を吸収してそれを魔力に変換して操る
彼は不死能力者、命なんて無限にあるようにいくつでも使える
だが、限度ってのは存在する
いくら無制限だとしても、魔力は限られている
最大限にするほど、身が砕けて心中してしまうのだ


使うにしてもリスクが伴う精霊の力
俺は魔法や魔術などの力はない...
こうしてみると、改めて思う
使ってみたいなぁ...


空翔は、精霊の力をほぼ頼り過ぎて
自身の力が分離したりした
全開だが...まだ微かに力を持て余してるそんな気がした


『さて、次の場所だな...』
『転移衆の場所だね?』
『あれ?そうだったっけ?』
『怜さ、たまには真面目に話し聞こうよ。そんなんだからーー』
『待って、待って!今俺をディスるのは止めてくれ!』
『本当のことだし、別に問題なく無い?』
『いや、俺に問題あるの!なんでこう...オブラートな感じにできない訳?S系あり過ぎて惹かれそうだよ...俺の心が!』


その間に空翔が割って入り話す


『まっ、まっ...此処はさ一戦ゲームで戦うのはどうだ?』
『ゲーム...!』
 

レイヤーは目を輝かせて空翔に迫りよる
空翔は、戸惑い肩をつかみそれ以上近づけないようにする
すると、怜はなんか変な目線をなびかせながらカメラを取り出して激写する


『はい、ワンシーン!』
『理不尽ながらの攻め』
『ちょっ...お前らぁぁぁぁぁ!』
『ちっちっ、甘いよりんごの砂糖つけよりもアメぇよ..俺様の不童貞秘蔵倉庫エクストラバーンジーボックスから逃げられると思うな!』
『かっこいい感じに場を収めるな!ゲス野郎がぁぁぁぁ!』
『ノンノン、俺様がやったら鼻血噴射レットファイヤースプラッシュになり献血が必要になる』
『それ今まさに俺のことだよね!?』
『大丈夫、童貞捨てたお前が出来るスキルだから...さぁ、みせたまえ...全開放フルスペクトルを...!』
  

あらゆる方面からチラッ服をなびかせあり隙間を作ったりする
それを見て空翔は話すーー


『あー、やっぱなしだ(棒読み)』
『!?』
『いろいろ小さいし、小柄だし、体力足りなそうだし』


空翔発言がレイヤーの体に突き刺さる
そして最後に怜が小さくつぶやく


『小動物見たくて、ロリコンオヤジが好みそうなS系の強さ...ある意味最強コンボーー』


レイヤーは、怜の顔を思いっきりなぐつけて吹き飛んだ
空翔は、レイヤーの横顔を見た
それは、完全なる照れ隠しだった
そんなこんなで、転移衆の元へと行き始めた3人ーー



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