Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

戻された時間

フリーダムだけが過去の時間へと遡った
しかし、変える方法がわからない
フリーダムはある決心する、それは先の時間のことを三人に伝える事だった
変な風に思われるかも知れないが...何よりこの三人なら信用できるーー
『みんな、今言うことを動じないで聞いてほしいーー』


同じ場面にたどり着く、勿論空翔は戦闘中だーー
フリーダムの指示通りに三人は配置につく
そして、空翔が気を失ったタイミングで四人は一斉に切りかかった!
見事アヤは倒した、しかしフリーダムは戻らない
『...いわれた道理にやったけど、これでいいわけ?』
『いいんだ...これで...』
何事もなく、普通に倒れたアヤに少し呆気とする
すると、アヤの死体が突然と姿を消した
フリーダム達は、驚きその周辺に近づいた
地が滲んだ地面だけ...それ以外は何もない
『......どうなってるんだ?』
その状態を見て誰もが頷ける発言だった
『フリーダムーーー』
ライナの呼び声でフリーダムが後ろを振り向いた瞬間
『えっーー?』
手だけフリーダムが掴み身体全てが一瞬にして切り裂かれた
あまりの悲惨な常態に言葉すら出ず、冷や汗と驚き表情だけでせいっぱいだった
『ライナ...?』
辺たりを見渡していたアリス、すると背後に現れたアヤの姿に驚きながらも攻撃をした
アヤの姿が透けてアリスの攻撃を受け流した、その一瞬だけで瞬時に身体に切り刻まれた
『く...そ...っ...』
『アリス!』
『えい!』
ミミは魔法を唱えて放つが、またもや姿を晦ます
『アヤ...っ!』
空翔は、かなり怒りに満ちていた...
フリーダムは、気が動転して全身に力が抜けたような体制で立ち尽くしていた
そんな時、何も無い場所から無数の剣がフリーダムに目掛けて飛ばされたのをミミが気付き走り出す
『フリーダムさん、危ないーー!』
フリーダムを押し飛ばしてミミは無数の剣による斬撃を受けてしまう
地面に倒れかけたミミをフリーダムは、両手で支えた
『よ、よかっ...た...』
『な、なんで庇ったんだよ...!』
『庇った...つもりなんて...あり...ませんっ...』
『ならなんで...仲間が死ぬ姿を見るくらいなら、同じ場所で死なせてくれよ』
すると、ミミは笑い顔を浮かべて小さく喋る
『フリーダムさん、貴方は...本当の力を...使わないでいる。優しく仲間思いで...だから誰よりも傷つけたくない、でもね...私達は...フリーダムさんを信じてる...例えどんな過去があったとして仲間を失ったとしてもーー』
そしてそっと包むようにフリーダムの頬に手を当て小さく喋る
『貴方を...私達は信じる。けして一人じゃない...その目に宿る一筋に光る...光のように自分を信じて使ってーーー』
ミミは喋りきった瞬間、フリーダムに頬に触れていた手が静かに地面に落ちた
フリーダムは、静かにミミを見つめて地面に寝かしつけた
ゆっくりと立ち上がり、周りを見回すフリーダム
『ライナ、アリス、ミミ...気づいていたんだね...』
『フリーダム...?』
『帰らなきゃな...元の時間に言って、謝んなきゃね』
『空翔さん、先に進んでください』
『えっ、でもよ...勝てんのか?』
『勝てるかどうかはわかりません...でもやって見なきゃわかんない』
空翔は、何かを察したような顔を浮かべて呟く
『死ぬなよ』
『死にやしませんよ...さぁ、僕の邪魔にならない程度に離れてください』
空翔は、頷き洞窟の先へと走り出したーー
フリーダムは、静かに立ち尽くしていた
目をつぶり相手の行動をよむーー
右...左...左...右...そこか!
見事に、アヤの斬撃を読み取りフリーダムはかわした
尽かさづに、アヤは剣を振り回すがフリーダムは次々とかわしてアヤが握るってる剣に目掛けて殴る
アヤの剣は壁に吹き飛び、フリーダムは殴り飛ばした
しかし同時にフリーダムの手から血が吹き出した
見えない速さで短剣で切られたようだった
フリーダムは、壁に突き刺さったアヤの武器を手に取り抜いた
間を与えないアヤ、フリーダムはアヤ剣を構えて静かに精神を研ぎ澄ますーー
そして、アヤが近づいた瞬間フリーダムは剣を振り落とす
『居合切り』
『ーー!?』
背中に斜めの傷をつけたフリーダム、そして剣をくるくると回転させてなぎ払った
すると、アヤの含む場所一体が氷河へと変わり果てる
『凍てつけ、絶対零度アイスゼロ!』
アヤを一瞬にして全身を凍らせた、そしてフリーダムは走り出してアヤを切り捨てたーー
すべての氷が砕け散り、綺麗な光を周りに飛び散らせた
すると、強い光がフリーダムを包んだ








ふとするとフリーダムは、またしても同じ場所にたっていたーー
『三度目...か?』
だが、二度目とは明らかに違う...それは仲間が一人も居ないようだ
周り見渡しても、誰もいない...居るとすればーー
『また君か...』
何も無かったような感じで平然と立っていた
フリーダムは、近づき話しかけた
『何がしたいの君は...?負けて時間を戻してまた君が負けて...切りがないよ』
すると、少し笑みを浮かべて話返した
『時間が無いの...精霊が暴走する前に、君が私を殺さ無ければ永久に無限回リトライされるよ...だから言うよ、いや頼みよ...精霊を倒してーー!』
無限回リトライ...?何回も似た結果を繰り返すのか?
疑問に思っても、既に考える時間すらないーー
何故ならば、精霊が目の前に現れたのだから
『貴様が...無限回リトライを邪魔するヤツ?』
『...帰らせてもらうよ』
『身の程知らずも程があるな...』
指をフリーダムに向けて弾いた、瞬間フリーダムは何故か吹き飛ばされて壁に強くぶつかる
『何も持たぬ貴様に私になてるとでも?』


一方、ライナ達は...洞窟内を探索していた
地下からの地響き、洞窟がいつ崩れるかわからないそんな状況で何かを発見するーー
ライナは、手に取ると...反応して洞窟の壁に放映された映像
映し出されたのは、ホロウプログラムと呼ばれるデータとそれを具現化させるデータ...そして、イミテーションの破滅計画されていた物だった
『ホロウプログラムって...確かゴーストデータみたいなものよね...』
『イミテーションは、私たちの同じ姿をした人形...減らないのが特徴...ですね』
『それらを具現化だとさ、確にイミテーション迄は出ていたけど...ホロウプログラムは無いよな』
『いえ、私達と戦っていたのはもしかすると...人物のホロウプログラムをデータ化にして映像を具現化させたのには違いないわ』
『でもよ、普通ホロウプログラムってのは物理的な攻撃を俺達には出来ねぇはずだろ?』
『確かにそうですね...』
ライナは、あたりを見渡してると何かね残骸が地面に転がっていた
それを拾い開けて、二人に見せつけたライナ
『な。なんだそいつは...?』
『機械兵器の一部よ、一時的に魔物達の討伐の為に作られた遺品よ。途中からどうやら対人向けに作られたみたいだよ』
『た、対人ですか...?』
『うん、一昔前に...帝国が旧ザナガル都市を乗っ取って居た時に外部侵入者排除の為に作られた機械兵器。でも、空翔達が帝国をぶっ壊して都市を奪還したんだ...』
※ザナガル都市、別名孤立都市
※孤立都市の由来、独占していた帝国と反発した市民達が戦争を起こしたが...帝国に所属する帝黒軍に市民を排除に乗り出し無関係の人も含めて街から締め出した。そこから帝国は独立主義→入れない都市→孤立した都市→孤立都市になったらしい
『でも、一部の街は出入り出来るようになってたって書いてませんでした?』
『そうなんだけど、それは第一女王が帝国を一度懲らしめたからそうなったんだけどね...でも、奪還前に一度帝国に奪われかけたけどこれも彼のおかげよ』
『一つ思ったんだけどさ...』
『?(二人ともアリスを見て首をかしげた)』
『空翔って...今何歳?』
ライナは、木の枝を拾い地面に書き出すーー
『えーと、推測からすると...百数年は生きてるね』
『ひ、百数歳!?おじいちゃんじゃないですか!』
『なんで生きてんだよ!?ピンピンしてるし顔俺達と同じくらいの貼りじゃん!』
『んー、ライカから聞いた時は...不死能力と多数の精霊が宿ってるんだって...』
『何だって...死なないのかよ!』
ライナは、機械兵器の一部を地面に下ろして呟く
『さてと...解体にょ...しなきゃん...』
おっ...ライナ噛んだぞ?
珍しいですね...でも誰も口に言わない...
だって言ったら照れ隠しで殴り飛ばされるーー


だが、地面にすわって数分後ライナな動かない
しっ、しまったわ...武器を空翔に渡したんだ...
これじゃ...中が見れない!
背後からの視線が痛々しくささってくるーー
ライナは、機械兵器の一部を持ち上げて地面に強く叩きつけた!
『おおっ!?』
『何したんですか?』
ライナは無言に立ち上がり苦笑いしながら後ろを振り向き小さく喋った
『...飽きたわ』
『飽きるのはや!?』
ただ地面に叩きつけた機械兵器一部が地面にめり込んだまま次の場所へと歩き始めた











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