Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

四人の絆

ちっ...まさかだとは思ってたが...
『アヤ...お前と戦う日が来るなんてな...反抗期も程々にしてくれよ。』
飛び跳ねて空翔の場所に勢いよく振り落とされる一撃
砂煙が舞い上がり、あたりが見えなくなったがーー
『お父さん悲しいなぁ...娘から刃を抜き殺しにかかってくる。しつけしたんだが少々甘くしすぎたかな』
空翔は蹴り飛ばし、岩壁に激突した
『いくら操られていようと絆は切れやしねぇ...がーー』
蹴飛ばした方の足から血が滲み出すーー
『まさか、あの間合いで切るとはな。腕を上げたな...』
『空翔さん...その子は?』
『娘のアヤ...少々反抗期の度が濃すぎてるからしつけ中さ』
すると、ゆっくり立ち上がるとっさに空翔へ走り出し切りかかってくるーー
空翔とアヤの剣が強く衝突した
『いやいや...そんな顔すんなよ、いつもの笑い顔はどこにいったんですか?』


凄い...あの空翔の娘と父親の空翔さんの剣覇気ーー
でも、肉親でもある娘をきることなんて出来ないじゃないのか...?
見たところ、空翔さんは全力を使ってない
一歩でも間違えれば...死ぬーー
お互い譲らない剣技だったが、突然アヤの目の色が変わった瞬間ーー
『お前その目はーー!』
アヤは一瞬で空翔の背中を切りつけた
『ぐあっ...!?』
空翔は、切りつけられた背中を庇いながら反対の手で剣を持ちえて切ろうとしたがー
『なっ...空振りだと...?』
背後に殺気がある気配を感じた空翔は、剣の柄で後ろからくる攻撃を止めた
『アヤ...お前いつその力に...目覚めた?』
ギリギリと音を立てながら、後ろに飛び跳ねたーー
そして、背中の中から一本の刀を取り出す
もはや見たどおりの二刀流だ
『空翔さんと同じフォルムだと...?』
『それだけじゃない...もっと厄介のがある』
『ライナ...それどう言う意味?』
『フリーダム...居眠りしてたでしょ。ここ習ったはずよ』
『えっ...あぁ...面目ない』
『はぁ...何時もそうだから肝心なこと忘れるのよ』
『い、今はその話はいいだろ..それで厄介のがあるってのは?』
『仮設と過去にも居た様だよ、どちらにせよ説明からするとーー』
目に関する力を持つ人物...精霊の力が宿りそれが目に移ったとされてる
様々だが中には良くない奴もいる
力も様々...アヤってこのを見る限り、『予知』が出来る精霊ーー
過去...詰まり繰り返された過去の世界を表すが、その世界に使えていた人数は少なくても3人ほど居たらしいと推測されていたが...隠された二人が居たとも言われてる
謎だけど、少なくても今の世界には存在すらしないーー
仮設は、世界のピンチ又は本人の強い意志が反応して精霊が呼び覚ますとも言われてる
悪意に反応したケースもある見たい...そのときは世界的破滅を表すーー
『まったライナ!』
『なによ?』
『『悪意に反応したケースもある』と『世界を滅亡を表す』ってさ...普通の精霊が人間の悪意で反応して悪種族型になって世界を壊すことが出来る力を得るって事を表すよね?』
『うんそうだけど』
『なら、世界を崩壊させたあの男...がその力を持ってるってことに違いないよね?』
『いや、それはないよ...だって魔法使える人が精霊と混ざると頭が破裂する筈だよ?』
『じゃあもし、悪種族型の精霊が魔力を持ち魔法使える人と契約した場合...どうなる?』
『えっ...?それってーー』
『うん、多分あの男は...悪種族型の精霊を宿して限りなく無制限の魔力を持ってる事になる』
『....かぎりなくゼロって理由でもなさそうね』
二人の会話が終わった直後、空翔が岩壁に吹き飛ばされた
慌てて2人は後ろを振り向くとのびた空翔の姿が映ったーー
『なぁ、ライナ...この子に勝てる勝算ある?』
『むずかしいわ...『予知』が相手...攻撃が全て読まれてしまうわ』
『ならさ、一つ考えがあるけど乗る?』
『話の内容にもよるけど...?』
フリーダムはライナの耳に小さく呟く
その内容を聞いて驚くライナ
『一か八かのかけだよ、多分僕達ならできるんじゃないかな?』
『んー、自信ない...けど、うんやろう』
空翔にさらに追撃を行うアヤーー
左右から攻撃を仕掛けたフリーダムとライナ
だが、読まれてしまい後ろに飛び攻撃をかわしたがーー
『おっと、こっちには着地できる場所がないよっと!』
アリスが剣を振ったがアヤの刀でとめられてしまう
『行きますよーー!』
ミミの魔法で、アヤに向かって放った火の玉は、無残にも切り裂かれてしまった
そのまま、アリスは腹を蹴飛ばされてしまい吹き飛ばされてしまう
そのすきを狙ったフリーダム、切りつけようとしたがアヤの肘が顔に的中してしまい剣の軌道がズレてしまった
アリスが背後から切り下ろしたが、アヤが斜めに剣をふり抜き衝撃波で岩壁に衝突してしまったーー


まだ...四人の息が...合ってないーー
予測不可能には予測不可能...
私達の絆...が試される...けど
速いし...読まれてしまう..どうしたら


このアヤって子に勝てるんだーー?


空翔の奥深い場所で誰かに呼ばれるーー
おきろ...!
...?
起きろって...んだ!
誰かに...呼ばれる...のか...?
えぇい、このアホがぁぁぁぁぁぁぁ!!
顔の真横に銀色に光るナイフが一本刺さってるのが見えたーー
まだ寝てんのか?腑抜けにも程があるなぁ...よしならばこの数十本の槍でお前をーーー
待てまてぇ!
おっ、起きたか...
目覚める前に串刺しにするのはやめろって言っただろ...腹切
いいだろ、目覚める前に止めを刺すのが私の勤めだ
いや、何か違う!


見渡す限り深海のような、薄暗い場所が広がっていてその目の前に腹切が...俺を殺したそうな深い笑みを浮かべていた


だからあれだけ甘く育てるなって言っただろ?
き、恐縮の限りです
んで、どうする気だ...『予知』に関してはどの精霊よりも遙に上位に値する位強い
まさか...目覚めていたとはね
いや、既に目覚めていた...俺達が若い時に既に合ってる
えっ?私...知らなかったけど?
教えたら未来が変わりアヤ生まれて来なかった...何歳だっけ?たしか6歳ぐらいの時あの戦場に現れて少しだけ変えたんだ
初耳ですが?!
ナイフを空翔に振り落とそうとするてを空翔は必死に抑えるーー
貴様は死に値するんだぁぁぁぁ!
さぁ、死にたまぇ、私とあの世に行こう!
いやいや、不死だからそんなことしても生きてるから!


ふん、とりあえず今の状況的に...あの四人が希望ってところかしら?
空翔串刺しにされかけた、しかし耐え抜いたーー
いつまでそうしてるの?
...ツライっすよ嫁が、こんなハードディスクなんて。
いつものことでしょ?
はい、そうですね


ーーーー
『ぐっ...ダメだァ!今日は帰る!』
『諦めないでください!』
『アリス...帰ったら自堕落し放題だぞ』
『なに!?(アリスは目の色を変えた)』
『ほんと...チョロイわね...』
洗浄は常に緊迫と隣り合わせだーー
空翔は、目覚める気配が感じ取れない
四人の力が試される時...戦局は果たして変わるだろうか?



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