Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

少女らの過去

『よし、コレで...』
空翔は、剣を一振りするとーー
アリスは見事な間合いで剣をはじき飛ばした
『はぁ...はぁ...』
『うん、なかなかだが...これさまだ基礎なんだよな...時間が無いしあとは自分で覚えなきゃだな』
『き、基礎だと!?』
武術系の1つ、それがカウンターだ
反射が試される技でもある
初歩的な技だがこれがなければ次の技には移れないのだ
反射と感覚が研ぎ澄ませないと自分に波動がモロに受けてしまう


素質はあるがアリスは雑な場所がある
それを一つずつ埋めていくとなるとかなりの時間がいる
いまは、戦場で少しの時間だけやってみたが...少ししか進まない
あとは、アリスに掛けるしかないーー
『行くぞ』
『うん...』
二人はミミ達の元へ加勢しに向かう


そんな中で、ライカとフリーダムはーー
『くそっ...時間が無い!』
ライカは焦っていた、癒治が間に合わないのも含め...何かが現れる予知をしていた


なにかおぞましい力、今までとは非にならない位強い力を感じるーー
一体何が起きようとしてるーー?
焦るライカの手を突然握るフリーダム
そして小さく呟くーー
『焦る必要は無いよ...そゆうとこ君は変わらないね...』
『起きてたのか...』
『うん...あの時教えた剣術が役に立てて良かった...』


遡ること数年前ーー
神化零500年、とある春の日ーー
老朽化した都市を眼前に僕は此処に立っていた
数分前までは、戦争真っ裸だったはず
人々が倒れていく姿を自分は黙って眺めていた
それから数時間後、火の濁流に飲まれてそれからーー
自分が知る世界が変わり果ていたこの世界に立っていた
困惑していたが、誰もいない世界だった...がライナに出会うまでは少なくてもそう思っていた
そして、ライカが姿を現すまで知りもしなかった現状と〈夢〉...いやライカの〈儚〉願いを抱いて世界の安定を維持させていた
この世界の果ては、俺達が思っている程楽な物ではなくこれが普通なんだと突きつけられる日々ーー
だがそんなある日、ベルベモットとかいう奴が現れてから...ライカの力が半減してしまった


俺でも微かに覚えているあの眼差しは、全てを見通してる様な視線とえたえもしれない何か強い力を感じるって事だ...
『......』
ライカは、疲れきって寝ていた
それを、笑みを浮かべて布団を掛けて外に出るとーー
『みんな...』
空翔達が、フリーダムが出てくるのを待っていた
ライナが、視線をフリーダムに合わせて頷くとフリーダムも答えるかのように頷き返すーー
『さて、大軍撃破したが...こっからどうする?』
フリーダムが右手を上げて発言する
『町外れに遺跡があるそこに行きたい』
『そこ何処?』
フリーダムは、指を北の方角を指した
町外れの遺跡...北方向...確かあそこって、デットヒート島だったか?
いや違うか...オメガ島か、たしか罪人を処刑した島で魂がさまよってる...あと、前に入った時確か...なんか強い気配を感じていたな...
『でも確か、封鎖されていたよね?』
『うん、でも今なら破壊くらいはできるはずだよ』
空翔は、何か忘れてるんじゃないかと考えているとーー
ふと何かを思い出す


確かあそこは、門番がいた気がする...
だが今はその場所には、海がない
だとすれば地表から骸骨の何かが現れるのか?っとブツブツと呟いていた
『こっからだとかなりの距離があるね』
『歩くしかないよ...何日かかるか分かんないけど...』
『今日は、行かないけど明日には出る』
ライナが、突然と切り出した
勿論空翔は除く三人は驚くが、否定する人なんて誰もいなかったー


メンバーは一時解散して明日同じ場所に集合する事となったーー
外で星空を眺めてるフリーダム、建物の中からライナが出てきて話す
『フリーダム...決心ついたんだね』
『あぁ、ライカに任せてばかりじゃ何時になっても恩返しができない』
『そう、私はまだかな...』


ライナは、一度ペペモットに挑み破れて殺されかけた
その時、フリーダムとライカが駆けつけて難なく逃げ出せた
だが、その時の代償はでかくしばらく自分を追い詰めた


ライカの力を半減してしまったのはまだ弱かった自分のせいだとーー
それからって言うものの僕以上に剣技が使えるようになりミミやアリスを元気つけた


あの二人も僕達同様、突然この世界へと来てしまった...自分達よりも何年か遅れて
初めてあった時は怯えていて、言葉数も少なくあのトラウマが引き金となっていた
そこから年数を重ねるうちに、彼女達は心を取り戻し冗談間際の敵対って事でしばらくあってなかった
『大丈夫、ライナならまた超えられるはずだよ...それは、僕が知ってるからね』
『フリーダム...』
すると、草木が揺れて声が聞こえる
『もー、なんでいいところで邪魔するんですか!』
『アチャ...悪い、それよりミミあんたそうゆうの興味無いとか言ってなかった?』
『言いましたっけそんなこと?それよりアリスも、なんでマジマジに聞いてるの?いつキスするんだって丸聞こえですよ』
『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
『うるさいですよ』
ミミは杖で強くアリスの頭を叩く
『いってぇ!何するんだよ!』
草木がガサつきがます、フリーダム達はその話を聞いて笑ってしまうーー
すると、フリーダム達の間に一本の剣が地面に突き刺さる
『うるせぇぞ、今何時だと思ってんだ?はしゃぐ時間はとっくに過ぎたの、それとも発情期の産声ですか?』
『違うよ!(四人の声が一致する)』
屋根で一人あぐらをして、月上がりを眺めていた空翔ーー
そんな時にしたからぎゃあぎゃあと声が響いたから思わず投げた剣が二人の間の地面に突き刺さってすこしにやけていたが、まぁその後はいろんな物が飛んできて大変だったという事は言えるだろうーー











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