Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

ダンジョン攻略

この壮大な空を羽ばたくレイク、そしてある街につく
「やぁ、待たせたねアクア!」
「さっき来たばかりだから大丈夫だよ」
「それじゃ、行きますか!」
待ち合わせしていたみたいだ、そしてそのままあるダンジョンに向かって歩くーー
このLSOは、BSOと異なるがエリア開放ではなく列記としたタワー型ダンジョンだ
ちなみに運営は冒険者野郎らしく500階層を作り上げてしまったらしいが、流石に誰も覇者は居ない見たいだ
この気高き高いお城型タワーを攻略していくのだが、あまりにも高く雲を突き抜けてる為……流石にユーザーはやる気がない
「第1層は、殆ど攻略済みだから今どこら辺かな?」
「えーと……」
攻略情報を調べ始めるアクア
すると既に、100階層は攻略済みだった見たいだ
流石に、100階層以上の敵は強いが……データをリンクしてるアクアにとってはまだ大丈夫と言える範囲だ
「ふーん、101階層を攻略すればいいのかな?」
「そうみたいだけど……流石にレイクでもきついんじゃ……」
レイクは、突然真顔になりタワーを見上げたーー
その横顔は何故か決心とわずかな切なさが見える
「ねぇ、何で無謀とわかっても攻略したいの?」
「…………アクア先に行くよ!」
レイクはとっさに走り出した、でも一瞬だけ悲しそうな表情を浮かべていたーー
アクアは、不思議な違和感を抱きながらあとをついていく


101階、あたりの景色はほぼ空と島々が浮く場所だ
落ちたらまたスタート地点からよくある事だが、場所によっては回復呪文が使えなくなるエリアがあるようだ
敵もそれなりにレベルが高く上級スキルで何とかだ
ユーザーは、チラチラ見かける程度……最前線だけあってあまり人がいないーー
「ここはどうやら羽を使ってボス部屋まで行く流れみたいだね」
「そうみたいだね……」
「うん、アクアどうかしたの?」
「ううん何でもない。さぁ行こう!」
アクアは、背中から感じ取っていた
それは、アクア達のあとをつけて来る人が居る
理由は、多分データ集めだと思われるけどそれにしても人数が多すぎる……
敵を、次々倒していく二人の背中をじっと見つめてる
アクアは後ろを振り向くけど人影が全くない……明らかにおかしい
「アクアーー!?アクアってば!!!」
「えっーー?」


「はぁ……負けちゃったよ……」
「ご、ごめん……考え事してたから……」
アクアは、ボス部屋に入っていたのすら忘れていた
なので、初攻の一撃をモロ喰らってしまった
眼前に振り下ろされた刃に気づいた時は遅かった
すると、アクアに通知音が鳴り響いた
メッセージを読み返すと、101階層が攻略されたという内容だった
ふたりは驚きを隠せなかった
ものの数分前までいた私達の後に攻略されるっていうことは明らかにおかしなか事だった
そしてアクアは町人立ちを見渡していると、姿を消す魔法の存在を知るーー
「これだよ……」
「なにが?」
「姿を消す魔法……多分これでさっきの戦闘を見られていたんじゃ……」
「えー、それルール違反じゃん!」
LSOは、ボス攻略は自由形参加で何人入っても問題ないし逃げることも出来るシステムだ
姿を消せば、バレないしPT以外のHPゲージは見ることは不可能だ……やはりこれしかないと思った
「んー……」
レイクは、首をかしげながら腕を組み考え込んでいた
すると、突然アクアは喋り出した
「ちょっと面白い秘策思いついた」
「アクア、まさかだとは思うけど……」
「そのまさかよ。大丈夫人手なら集められるよ」
アクアは、なにかの考えがありそれを行動に移し出そうとした
しかし、レイクはアクアの腕をつかみ話す
「危ない事は避けてやってね。後悔をしない様にね」
その言葉は、何故か深い意味が込められてるそうゆう気が感じ取れた
だが、アクアはその手を握り笑ってしゃべり出す
「大丈夫、危険なことは無いよ!ただね、私は……怒ってるんだ……姿を表さないで影でこそこそ観てるのは……ゲーマー的にも……ねぇ?」
アクアの笑はどことなく、ヤバイオーラを放ちながら深い笑だった
そして、アクアは準備に取り掛かるためログアウトした


レイクは、一人っきりになり空を見上げて呟くーー
「まだ、取り戻せる……まだ、死ぬわけに行かないーー」













コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品