Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

断罪の淵の罪人

此処はーー?
彼は見たこともない世界の淵に立たされていた
そして足元には、アンデットがうろうろと歩いている
ただの吊り下げられた状態で彼は見下ろしていた
そして叫ぶーーーこんな事はあってはならないこのような雄叫びをあげたのだ。
世界の果てに必ずあると言われている断罪の淵ーー
だが彼をつながれていた鎖が突然、切られてしまう
彼はアンデットに入る場所に降ろされそしてなにかの衝撃波ですべてを無に葬り去った
この時、ある事と重なるそれは断罪の淵に居た彼を開放と空翔の消失これが全ての始まりだとまだ誰も予測して無かった……断罪の淵の彼が開放されて早く10年が過ぎたある日それは都市を眠らない街へと変えて
そしてそれは……世界を巻き込む形と成り果てた


だがあることに気がつく……それは、空翔と謎の人物の戦闘だった
その謎の人物こそが、断罪の淵に居た罪人だったと言う事はまだ誰も知らない……
会議にも関わらず無駄に雑談を嗜む12年前の英雄メンバー達、だがここであることが起きた
突然揺れ始める、そしてある人物がその場所に現れた
「おっ、お前は!?」
「おや、英雄諸君……ご無沙汰だな」
「な、何で……断罪の淵の罪人が、なぜこんな場所に……?」
その発言に、英雄メンバー達は耳を傾けた
それを口にした人物は……アヤだった
そして、アクアはその人物に向かって話す
「ここは魔界、貴方のような罪人が償うに等しい場所ですが……貴方は罪悪が計り知れませんね」
「ふ、ふはははははは」
ハヤトは、黙って罪人をただ見つめていた
そして、罪人は笑い止まると静かに話し始める
「英雄、俺を止めたいか?」
メンバー達は、一同に顔を見合わせる
だが、アヤは下を向き何かを考えているようだった
それと同じくハヤトも、気悪感を抱きながら見つめていた
それは、なぜ敵陣の場所に現れ攻撃してこないのか……それが気がかりでもあったハヤト
それを紛らわせるかのような笑いは一体……そしてハヤトは一つの結論に至ったそれはーー
「時間稼ぎのつもりか?」
「ほお、なかなか鋭いな……」
英雄達は、身構え始める
そして、罪人は手を鳴らし始めた瞬間ーー
物凄い力で押さえつけられてるような感覚に襲われ
立っているのがやっとの位の重力感だ
それにも関わらず技を放とうとする罪人ーー
すると、アレクが立ちはばかり顔を殴りつけた
罪人は、後ずさり程度で止まった
「けっ、やるなぁ……さすが能力者!だがァ……少し読みが甘かったな」
すると、アレクの体に拳のあとが身体につき弾き飛ばされてしまう
「読みが甘い?いいえ違いますよ……」
十百香が、背後に現れて魔法を放った
しかし、何故か手から出血してしまう……
「くっ……炸裂魔法が……」
罪人を軽く吹っ飛ばした程度……威力的にかなり高い炸裂魔法やアレクの技……だが、一番信じられないのは火力が罪人までに至らないってことになる
「おいおい、この程度かよ?英雄さんってのはよ!」
辺から黒い魔法が呼び起こされあたりを包みながら消し飛ばしてゆくーーー


「うっ……此処は……?」
気がつけば、どこか知らない島に私だけ流されていた
久々に見る空と日差しはどことなく懐かしく感じる
「……あれなんで私ここに?」
この時、なにか大事なものを忘れている気がすることに気がつくものの全く思い出せない
波打ち際を歩いていると、目の前に広がる島の数々が目に入ってくる……
そして背後を振り向けば、そこにあった飛行船の残骸
どうやら不時着した飛行船みたいだ……
近づくアヤは、あたりをキョロキョロ見渡していると突然話しかけられた
「アンタ、なにしてんの……?」
「ひゃう!?」
「何驚いてん……?あれ、どっかで見たような顔……?」
白く透き通った髪の色と、左右の目の色が違う女性に出会ったが……なにやら考え込んでいる
そして、頭を書きながらその子は話す
「ついてきな……考えれば考えるほど謎に満ちるし……それに腹減ってんだろ?」
「な、なんでバレたんだろう……?」
「腹なっている」
下を向き抱え込むアヤの肩を叩き何故か笑みを浮かべる
流石に腹が立ったので左ストレートで殴り飛ばした
こうして、物語は動き出すのです……







コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品