操られし者達

謎の島を歩き回る空翔、そして草木をかき分けて出た場所……なんと何かの拠点のようだった
ゆっくりあたりを見渡しながら、歩いている空翔するとどこからともなく声が聞こえ始めたーー
「空翔……か？お主がまだ生きているとは驚いたな……もうかれこれ100年前に起きた出来事で死んだはず、何故生きている？」
「それは、お前を倒すためだ！」
「ふはははははははははははは！まだ同じことを言っておるなぁ……どれどれほど腕上げたか見せてみろ」
何も無いところから突然現れて、空翔の元に近づいてくる
身構える空翔、そして剣をゆっくり抜くーー
にらみ合いが始まり空翔が、勢いよく走り出して振り落としたーー
アレクサンダーに剣の刃が通っていない、それどころが切れていない、それを見て驚く空翔を嘲笑うかのように平手で押し出したーー
「ぐふっ！？」
空翔は、空高く飛ばされてそして地面に落ちる
本気で切り落としたはずなのに切りつけるところが刃が届いていない現実感が突きつけられた気がした空翔ーー
「どおした？さっきの意気込みは？」
「ぐっ！くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」
連撃を繰り出すが全く通じない、見えない何かで守られているそんな気がしてならないーー
「やれやれ……一度にならず二度も同じだとは……流石に飽きが回るなぁ」
「うおぉぉぉぉぁぁぁぁぁ！！」
「無駄だ……力の差をわかんないのか？」
切りつけた分が、全て自分にはねかってきたかのように一瞬で受けてしまう
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
「無謀って言葉を知らないのか？」
さらに弾き飛ばさられて、岩肌に激突した空翔
「くっ……くそっ！まだ、あきらめられっるか……」
体を無理して起こして、回復はやや前より遅くなり時間を待つにしても遅い……倒したいやつが目の前にいるのにどうしてこう遠く感じるのかーー？
ふらつきながら歩き出した瞬間、足元に魔法が投下された
上を見上げて空翔は驚いてそして静かにつぶやいたーー
「と、十百香……なの……か？」
いつもと雰囲気が違くて、どことなくさみしい風景が漂う
そして前に見た操られてる時見た赤い目ーー
それを見て、下を向いてだりこんでしまう空翔。
「ふふふ、紹介しよう……ダークモカだ。」
「だ、ダークモカだと……？」
「…………」
「ある仲間を救うために自分みづから出向いたから驚いた……が実にいいな特にお前のその顔がなアハハハハハハハハ！！」
ダークなんて名前、今まで聞いたこともなかった。もしかして《世界の流れが変わった》って時空が歪み先にある未来が変わってしまったってことかーー？
そう思うって考えていた空翔、そして嘲笑いながらアレクサンダーを見つめ直した
「お前の思い描いた世界って奴は……どうやら変わりつつあるみたいだな。だけど、宿命は変わらない……倒すまでな」
その発言に気に入らなかったアレクサンダーはやや苦笑いを浮かべながらダークモカを見つめて話し出した
「殺れ」
「はい、分かりました！」
杖を握りしめて、空翔へ投げ飛ばした。それをかわして逃げるアレクサンダーを掴もうとしたが消えてしまった
そして、再びその場所に追撃が飛んでくるーー
「くそっ！何がどうなってやがる……まさか戦わなきゃいけないなんて考えてもいなかった十百香！」
「…………」
無言で無表情……、問いかけにも応じつただひたすら空翔に攻撃しまくる。それを的確にかわす空翔そして間合いを詰め寄り一瞬の隙を狙い殴ろうとした時だった
斜めから攻撃をされてしまいかわした空翔、その攻撃の場所を振り向くと渚がたってこちらを見つめていたーー
「おい、てめぇその目は……冗談よせよ！」
「お前を排除するそれが命令だ」
赤い斬撃がとんてくるのを見て空翔は、黄色の斬撃を撃ち飛ばして相殺した。空翔は、そのすきを狙って逃げ出した
2人はあとを追ってきて魔法を打ちまくってくるーー
「くっそ！？仲間が操られてるとかありなのかよ！戦うにしても切るわけに行かないしなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？」
爆風で崖から落ちる空翔、そのまま海に再び落ちる
はいあがり崖に隠れて2人の行動を伺う空翔ーー
どうやら落ちた場所を仕切りみ見ているようだった
そして、よくわからない空間を作り出してその場所に入り込み消えていったーー
「ありゃ……一体なんだ？」
すると、美咲から着信が鳴り慌ててとる空翔
「都市についたけど……なんか変な物がうろついているわ……これじゃ仲間も呼べないわ」
「美咲、そこら辺に気配感じないか？」
「気配……？何も感じないーー！？」
背後に爆撃受けたかのような音が鳴り響き
誰かの声が聞こえたーー
「あっ、誰か居たっすよ？」
「涼太がやりすぎデスよ」
「なっ、なんで人のせいなんでするスッか？」
その声を聞いて美咲に話しかける空翔ーー
「そこにいるのって……涼太だろ？」
「ん？なーんか聞いたことある声……？」
「この人、かなり運臭い顔してますが信じていいのかしら空翔？」
ため息をついて、美咲に変わるように頼み込み
涼太にケータイを渡す美咲ーー
「はい、今一番いい涼太ッス」
「ほほう、一番いいねぇ……もう1度顔を変形させたいな涼太？」
「なっ、なんで俺っちの黒歴史を知ってるんスかぁぁぁぁぁ！？はっ、もしや空翔？」
「そこで思い出すのおかしくねぇ？まぁいい、今いう場所にーー」
その話を聞く涼太、そして半分驚きながら電話を切り美咲にケータイを渡して二人に話すーー
その内容を聞いて、驚きを隠せなかったのは美咲だった
「はぁ、後は……仲間が必要だーーな？」
崖の上を見上げると、どこかで見覚えがある顔の人物が壁の穴から外を見渡していたーー
それを見ていた空翔は、上を見たままある名前を呼んだ
「師匠に、幼い頃いくつも恥ずかしい姿を見られて画面を蹴り飛ばした白井スズちゃんだよなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ？」
驚いていて、周りを見渡したそして空翔を見つけてやや殺意むき出しだったが何故か無邪気に笑う空翔を見て一層殺意が湧き岩を空翔に投げ飛ばした
「あれ？あれぇぇぇぇぇぇぇぇ、話と違うぞ！？」
「お前……誰からそれを教わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
地面にめり込んだ空翔の岩をかかと落としで割った
空翔は、ガードしてスズの攻撃を受け止めていたーー
「ぬっ、ぬぐぐぐ！！」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
空翔は弾き飛ばして、くるくる回転しながら舞うスズ
そして、スズは地面につくなり空翔を殴りかかってくる
「チェッサぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
空翔は、右ストレートを左腕てガードして弾き飛ばして
左膝でスズの腹に当てようとしたがてでおえられる
その後連撃が繰り広げられて、そしては息がお互い切れたところで話す
「なかなかっ……」
「さすが、2番……弟子っ……」
「それで、お前なんでこの島に……？」
「プライベートよ……、こんな場所は修行に最適で……ほらあそこにいる人も……」
「あ。赤坂！？」
「ん？背中の傷が染みるなぁ……」
「それで、なんであんたがこの場所に？」
わけを話した、都市のことや謎の敵そしてさっき起きた事
それを聞いて、やや驚き下を向くーー
「なっ、私がいないあいだに……師匠も都市もそんな事に」
「お前は遊んでいるんだよこんな緊急事態に……そんな挫折するなよ……」
「うっ、うぅ……私はぁぁぁぁぁ！」
「馬鹿だそいつ…それより空翔、ちょっと行きたい場所がるからついて来い」
スズは砂浜に這いつくばりながら泣いていたのを無視した感じに赤坂のあとを付いていく空翔ーー