Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

島の地下へ潜入

島の地上に居る空翔達は、中に潜入する為待ち構えていた
そして中から出てきた人を気絶させて茂みに隠した
「カードと……なんだこの汚い本は?」
「とりあえず、カードだけ持っていこう」
カードだけを取って中に入っていくーー
中は実に迷路見たく、道がわからない。多分さっきの古ぼけた本は地図だったはずだが置いてきてしまった
「道がメチャクチャあり過ぎて……疲れるよ」
「バーカ!まだ入口付近だろーー」
空翔はなにかに触れた、そして上を見上げてその魔獣を見て呟いた
「ほ、ほら、出迎えてくれたぜ……?」
「……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ぐおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
魔獣は、いきなり襲いかかってきた。その攻撃をかわす2人、そして走り出したが、追いかけてくる魔獣そして大剣を振り風圧で2人は飛ばされたーー
「ちっ……カスがそんなもんをーーーー」
空翔は走り出した、そして魔獣の大剣をかわして避けながら進み拳を握りしめて飛ぶーー
「振り回してんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
空翔のパンチが魔獣の腹に直撃して、吹き飛ばされた魔獣そのまま壁の柱にぶつかる
「んー、あんまり使えないな……手が痛む。やっぱ素手で殴るより切った方が良かったな」
「やっぱ、凄い……また強くなってるし……」
「いや、流石に限界に近い……耐性が俺に合わせて作られてるみてぇだな……早くなんとかしなきゃな」
フロア地下2階、マシン工場区にたどり着く2人。
やはり素材がおかしな物ばかりを使っているみたいだ
そんな中、空翔は工場長と何故か会話をしていた
「おっさん、こんな感じの武器2本作れない?耐性がなるべくあるヤツ欲しんだけど……無理かな?」
「ふむ、ここは機械兵器を作る場所だが……うむ、仕方が無いなぁ……作ってやるから待っていろ」
とっさに走り出した工場長、理由は多分武器無しでうろつく野生児だと思われてしまったようだ
そんな感じで数分後、武器を2本持って歩いてきた工場長
「ほら、特別に作ったからちゃんと使えよ。こっちの黒い剣は、魔獣耐性と後は保護バリアが入っているんでこっちが、白銀の武器は反映能力が特化した武器でな……その所有者の力に合わせて最大限まで引き出す武器だ……どちらも同じ能力が備わっている……」
「おう、ありがとうおっさん。」
「なぁに、俺達だって同じ野生児だ。気づかい無用だ」
お気づきでしょうか、そうなぜ打ち解けているのか?
理由は簡単、カードを見せただけで信じてしまったからだ
そして、その工場を後にした2人。白銀の武器を美咲に渡す空翔、そして少しだけため息をついて話した
「ほら、この短剣やるから頑張れ……」
「えっ……頑張れとは?」
「腕上げろってことだ。さぁ行くぞ」
「ちょっ、それだけなのーー!?」
早歩きする空翔のあとを追いかける美咲ーー
地下3階へ行く階段……がおかしな事になっていた
ボタンが一つだけありその上に書かれている文字を読み返すとやはり「押すな、危険な針山が備蓄されてます!」っと書いてあるーー
「押すな危険……か、やっぱり押すなとか言われると押したくなるよな、しかもなんだこの……いかにも押してくださいアピールするかのような文字の数々は……」
後ろを振り向くと美咲が、人差し指を伸ばしてボタンを押そうとしていた。その手はふるえながらで独り言ブツブツ言いながら……例えるなら魔法を唱える時のようにーー
「ば、バカはやめろ美咲!」
「押せばいいのかな……?」
「くっ、自分の世界に入り込んでやがる……ならこれならどうだ!」
空翔は、財布を取り出して小銭を降ろした。チャリンと音が響いた瞬間、体をピクッとさせてその音がした場所に飛び込むように走る美咲ーー
美咲は、小銭が何故か大好き過ぎると噂がたっていたのを耳にしていた空翔は試しにやったら本当に飛びつく速さで走るとは思わなかったらしいーー
「はれ?私何してたっけ……?あれ?小銭ちゃん何故ここに?」
「お前って意外な特技あるんだな……」
「特技?それって歌う以外ないよ」
「いや、隠された特技がさっき披露されて驚いたんだが」
「なに!?隠された特技って!?」
小銭チャリンせん疾走ビジアルだ」
「ニャにその……チャリンせん疾走ビジアルって…?」
「お金の音を聞くとスピィディに動くって事だ」
「そ、そんなはずないもん!」
財布から空翔また小銭を取り出し今度は少し手前に投げるとやはり風のように現れる美咲ーー
「よっ、トレジャハンター」
「うっうぅぅぅぅぅ!認めたくないけど、体が……」
「さて、ボタンをーー」
空翔が壁に手を当てた瞬間、カチッと音が鳴り響いた
その伸ばした手を見る空翔、壁が押しボタンの仕組みになっていたことを初めて知った
足元から穴が開き二人同時に落ちるーー
「あっ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「空翔くんの、バカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
2人は、暗い穴へ滑落していく。どこに向かって落ちてるのか定かではないが下が見えない
「着地する場所わかんねぇぞ!美咲なんとかーー」
「だめ、私高いところから落ちるの……あう……」
「おいぃぃぃぃぃ!?何ってこったこんなタイミングで気絶しやがって……」
暗闇の中、少しだけ光が見える場所がある、どうやらそこに落ちるようだーー
気絶した美咲を引っ張り寄せて抱えながら落ちる、だが空翔は床抜けしてしまい美咲を頭上に持ち上げた状態で美咲を床に下ろしたーー
「床抜け……かよ、よっと!」
床をつかみ飛ぶ、そして赤く光る場所部屋をのぞき込むと
目のあたりにする光景ーーーー
果てしなく、立ち並ぶ電極と魔獣の数々ーー
「なっ、なんだここ……?」
「なんだとは、ここに居る奴らの事かね?」
「あっ、アンタは!?」
「やぁ。久しぶりだ……未来達と仲良くやってるかい?」
「未来の親父!?何故、あんたがこんなところにいるんだ……?確か、守る為に……あれこれやってると聞いていたが……」
「守る為?そんな訳ないだろ!無価値なやつは、要らないし不要だ。そうだ君に教えた話の一つ、妻が魔獣に殺されたって言ったよな?」
「ま、まさかーー!?」
「そう、私が殺したんだよ、だが、これがバレたからには娘も同じかたちになりかねないねぇ」
ある映像を、映し出した。そしてその映像は都市がまさに機械兵器と数量のイミテーションが入り込んで戦闘状態の都市を映し出したーー
その映像に、未来が映し出されて、かなり苦戦していた
そして、魔獣に囲まれて殺られる映像を見た瞬間空翔は、剣を抜き宗次郎を切り落としたーー
「っ!?」
「ざんねんだ、バリアがある限り僕を殺せない」
弾き飛ばされる空翔、そして宗次郎は空翔に目掛けて放った魔法を直撃してしまい爆発が起きた
その場を去ろうとした宗次郎、だが空翔は煙の中から話す
「ふんーー倒せると思ったか?」
「ぬっ……」
煙を切り裂いて吹き飛ばす、そして空翔は剣を握り再び宗次郎へ突っ込んでくる。同じバリアで弾き返してやると
思っていたのは宗次郎だけだったーー
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「小賢しい!」
バリアを貼り弾き飛ばそうとしたがーー
宗次郎のバリアに亀裂が入っていく
「ぬっ!?」
空翔は、1度空中を舞いそして走りながら飛び強い振り落としをするーー
バキャンと音が響いた、宗次郎のバリアは亀裂とへこんだ
「クソ……だがこれで終わりだーーーー!!」
「ーーーー!?」
空翔を強い光が覆い尽くすーーーー



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