Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#00052 化学進歩した都市

風のせせらぎと、蝉の声夏の暑さーー
そんな中、白い髪の子現れて話をかけてきた
どんなシチューションなんだと思うのもつかの間でかなり馴れ馴れしいのだ
馴れ馴れしい?つまり腕に抱きついて来てるって事だ


「おっおおい!?」
「何ーー?久々に会えたんだしなにかしようよ!」
『何かとは!?しかも誰だよ!』
『忘れたなんて言わないよね?私が一方的に覚えていたなら不利よ不利』
『あっ、あのなぁ...抱きつくなよ』
『私なりの愛情よ?』
『いやだから...なんで腕に胸挟めるの』
『ん?あっ...お兄ちゃんの変態ーー!』
『ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!』


数分後、機嫌を損ねていたこの子にジュースとかいう奴をおごった


数百年前の硬貨使えるなんて...な。
まぁその後、店員が騒ぎ出して店を畳んでバカンスに行ったらしい
そんな中少女は空翔の手を引っ張ってどこかに連れていかれたーー
町中を歩き、一つのゲーセンだった
呆気と取られる空翔をよそに少女は言う


「さぁ、ここだよさぁ行こう」
「えっ、なんだここ……?」
『何って...ゲームセンターよ?』
『なんだそれ?』
『ま、入ればわかるよ。ほら行くよ』


店内に入れば彼にとってそれは箱から映像と音楽が流れてる不思議な空間ーー
因みに音が騒音レベルの為、近所に批判されてる
しかし店長は、こう言った
『批判するなら持っと音量上げればいいのか?そうかそうか遠慮知らない主婦達だな。ガハハハーー!!』
抗議もクソも無かったらしい


「何ここ……箱から人や映像が?」
「そんな、初歩的なことわからないんじゃないよね?何か原始人みたいな事言ってない?」
『何を言う...これあれだろモンスター吊り上げるゲームだろ?』
『違うそれ、クレーンゲームよ。なにげに怖い事言わないでよ』
『...そうか、コレ小さい玉をつぶすゲームだろ?』
『コレは、リズムゲームって言って略せば音ゲーよ。リズム感がないと連発ミスして終わるゲームよ...何かおぞましいよそれ』
『そうだった、忘れていたアハハっこれはハンドルを外して投げ飛ばすゲームだろ?』
『コレはカートゲーム、ハンドルとかギアとか調節しながら遊ぶゲームよ...お兄ちゃん頭大丈夫?』
『......』


頭をかしげながらあとをついていくとなにかのゲーム機
そして張り紙が貼ってあったーー
『なんだこれ?』 
『それよ...部屋取らなきゃダメか...』
 

空翔をチラチラ見ながらそういう少女
勿論空翔は、よくわからずに言う


『どうした?そんな顔してさ』
『な、何でもない!お兄ちゃんのバカ!』


まぁ、叩かれるのは無理がないかもしれない...? 
それは置いときこの時代では、VRMMOが発売に先掛けてゲーム機に搭載されているメガネをかければ仮想空間に入れるらしい
『お兄ちゃんこれ付けて!』
『なんだこれ?』
『いいから付けてみてよ』


言われるがままに空翔はメガネを装置した
すると、いきなり目の前の映像が切り替わった
そしてまた少女もメガネをかけて仮想空間へダイブする
高度なメガネを初心者がかければ驚きが隠せない


「なんだと……此処はさっきと違う場所ではないか!?」
「あれ……お兄ちゃんってゲームとかしない人なの?それとも、知らないだけ?」
『し、知らないだけだもん!お、俺はこんな事ぐらいで動じないよ!?』
『思いっきり動揺してるじゃん』


そして小さく呟く
 

『それが可愛い...』
『なんか言ったか?』
『な、何でもない!何でもないよ!』
『...?変な奴』


リアリティすぎる空間、操作方法はリスト着用で連動されて動かせる腕ではなく体全体の神経微弱な電波を感じ取り動作が可能となる
テクノロジーが生んだ最新型ゲーム機VRMMORPG
スタキャンブレイドー、その名の通り...星の敵を切り裂くか打ち抜くかのゲーム
この広大なフィールドを探して倒して課題をクリアで次のステージへ行けるシステムの様だ


「名前が、あまりにも適当感が……?」
「それよりお兄ちゃん……そのステどうしたの?」
『ん?これがどうした?』


パーティー組むと頭上にHPが表示されるが……彼の場合そのゲージが5つもある
普通的にボスクラスのHPがあるのはおかしいのだ
ゲーム的にこの、スタキャンブレイドーはどうやら着用ユーザーの身体能力で反映されてる、そのため運動音痴のキャラの場合HPが1という石に小指ぶつけただけで死ぬというフラグが兼ねそろえており蘇生にお金を入れなきゃ無理なシステムでもあり難易度高いゲーム
彼の場合は、体力が元からあるって意味合いでそうなったとしか断定できない


「んで、お前は……HPは普通だな」
空翔は少女の体力ゲージを眺めていう
少女は慌てだしてそして涙で訴える


「これでも、2、3年やってるんだからね!!ビキナーのお兄ちゃんなんかに負けないんだから!」
『分かったから、腕を噛むような姿勢はやめろ』


難易度高いクエストに二人は挑んだ
2時間くらいでクリアしてしまった
彼のステはとんでもなく高いし、少女が手間取ったいた敵を一撃で倒したり瞬殺したりした
しかも基本ステが999に999が上乗せされてるのを見て少女は悔し涙で逃げてしまい崖から転落してしまいゲームオーバーしてしまった
その後、空翔は制限時間オーバーとなりログアウトさせられた
『おっ!?戻ったぞ!?』
突然少女は、空翔の首襟をつかんで揺らしながら言う
「なっ……このゲームでは一番だった私だったのに……それをはるかに上回るHPゲージ5本ってどうゆうわけお兄ちゃん!!」
『ちょっと、お前...苦しいから...やめろよ』


首襟を手放して隣の席にちょこんと座り言う


『最高難易度を瞬殺するとか、私的にありえないよ...』
『なんか、ごめん...』


頭をかいて苦笑いを浮かべてそれを言うことしかできなかった
夕日が沈む頃、かなりはしゃいでつかれたらしい


『ふぁ...』
『なんだ?眠いのか...?』
『眠くなんか...ない...ぐぅ...』
 突然道端で寝たため仕方がなく体を持ち上げて背負って呟いた
「はぁ……今日は散々な一日だったなぁ。まぁそれよりこいつの家何処だよ?」
少女を背負って帰り道を、歩きながらふと思う


いや待てよ、このままじゃ犯罪扱いされないか?
服的にもボロボロのうす汚いホームレスに近い感じだし 
この子低身長だし、幼女誘拐問題で捕まるんじゃないかな俺?
とか色々かんがえて居るうちにふと脳裏に浮かんだ映像と掠れながら出てきた守ろうとした妹の姿だったーー
すると突然強い頭痛に襲われた


「うぐっ!?まさか……お前ーー?」
激しさをます頭痛にと共に蘇る記憶ーー
頭をさすりながら小さくつぶやく


「アクア……なのか……?」


曖昧な記憶……そんな中で、自分が命はって守った生き別れた義理の妹ーーそのときに呼んだ名前がそれだったーー


「うぅん?」
『...ふっそうかよ』


一息ついて微笑む、そして気がついたことは一つ
激しい頭痛に襲われながら知らない間に一つの豪邸の前に立ち止まっていた


「あれ……コイツのうち……何処だっけ?」
声に出して再確認する空翔だった
冷や汗がダラダラかいて一つの事が思い当たる


この状態、この子を誘拐しちゃったみたいな流れじゃないか!?っと更に再確認する


とかとか考えながら立ち止まり場所を戻り又違う行き止まりの場所を繰り返して2時間くらい過ぎたーー


「うぅん……あれ私……?」
どうやら起きたようだ、そして空翔は言う


「起きたか……助かった。この場所は何処か分かる?」
みしなる森の中、薄暗いそして薄気味悪い生物の声ーー
夜の森の中に迷い込んでいたのだ


アクアは空を見上げて小さく言う
『うわぁ...森の中だねここ...。私も知らないよ』
『へ?お前この島に住んでるんだよな?』
『いやー、私もつい最近暮らしたもんで分からない』
『なんだと!?』


茂みが風で靡かせてる、より不気味さが増した
アクアは方位携帯って奴を取り出していじる
すると現在地から街の方へ戻るに5km歩かないといけない
ことが判明して、アクアは突っ込む感じに言い放つ


「お兄ちゃん...方向音痴にも程があるよ!?」
『んな事言ったって、俺もつい最近目覚めた...あれそういえばなんで俺を『お兄ちゃん』って分かったんだ?』
『え?そ、それは...左腕についてる絵...私が幼い時に描いた落書きが証拠よ。って思い出したの?』
『あぁ、微かに思い出したよアクア...相変わらず水系が好きなんだよなー。』


それはスタキャンブレイドーのアバター属性が、水属性中心とした装備やスキルが多く水を操る姿は...自宅のプールとは言わないが代わりとして風呂場で遊んでいた事を思い出したのだった
すると嬉しかったのか背中に平手打ちを何発も入れた後に
頭にチョップを追加した


『痛い...チョップは余計だ!』
『へへっ、いいじゃん兄妹だし』
『たっく、兄妹でも血が繋がってないんだからな...』
『むっ、だからいいじゃん...』
『なんか言ったか?』
『な、何でもないし言ってない!』


結局場所がわからず左道、右道……どこに進んでも見渡しても森林だらけ
しまいに背負ってるせいか、腕が疲れ始めてくる
少し力を抜けかけた時、アクアが思わず言った発言


「ここで……お兄ちゃんこんなタイミングで魔獣出たらどうする?」
いきなりの発言と言葉空翔はドヤ顔をしてるので笑いながら言葉を返す
「アハハハハ、そんなことあるわけないよ!」
『笑い事じゃない気が...』
『へ?』


アクアは震えながらある方角に指を向けた
空翔はゆっくりとアクアの腕をなぞる様に視線を向けた
巨大な魔獣が口を開けて待ち構えてるかのように立っていた


「お兄ちゃん……いい夢ライフできそうだね!」
『バカ野郎、こんなやつに食われるくらいなら妹に叩かれた方がまだましだよ』
『お、お兄ちゃん...それは気持ち悪いよ...』
『ドン引きした眼差しで俺を見るなアクア!』


一本ずつ下がっていくアクアを背負いながらも離さない
様にして体制を取る。魔物も目を光らせて動くき近づいてくる


「お兄ちゃん、私を降ろしてよ!このままじゃ死ぬよ!」
「ふっ、手放すわけには行かない。何故ならば、二度目は味わいたくないからだ!なぁに安心しろもう一回守ってやるからな!」
『ーーー!!』
「グオ...ァァァァァァーーー!!」


冷や汗をかいてとっさに後ろを向き疾走する空翔、向こう側もそれなりの速さで追いかけてくる
草木を飛び越え、町の夜景が綺麗に見える暗い見晴らしがいい場所についてしまってしまい逃げ場をなくす
そして空翔は苦笑いしながら言い放つ


「明日なんか買ってやる、アクア何が欲しい?」
「な、何縁起でもないことを言ってるのよ!」
『あっ、大丈夫...ほら明日結婚するからさ式典を買わなきゃならないんだ』
『勝手に死亡フラグ作るな!バカお兄ちゃん!!』


じりじり息をのむ重さと緊張感……武器がないがアクアは何かを取り出す
魔物と睨み合うが、眼前に渡されたリストバンド


「これはーー?」
『見ればわかるよ付けてみれば...』


スタキャンブレイドーって書かれていたリストバンド
あのゲームに使う為の物だが今考えてる余地がない


「これはめてみよう……多分具現化でぎるはず……」
仕方がなく腕にリストバンドを装着してたが
これっと言った変化がない


「なぁ……これを絶体絶命と言わないか?」
「絶体絶命は私の力になる、あとただのリストバンド」
「アクア、頼むから壊れ発言やめて!?ただのリストバンドってどう言うことだゴラァ!」
『間違えたの、ほらこっちだよ私』
『アクアさん!?』
『ごめん、変な世界が見えたから...はいこれ』
手渡たされたのは少し重力感があるリストバンド
それを空翔は手首に嵌めたが変化は無かった
 

『アクアくん?これは一体どうゆうことかね?』
『怒らないで...そうだったリストバンドを回すように回転してよ』


言われた通りにやって見た、すると、カチャンっと小さな音が鳴り響いた
すると、間もなくして魔獣が空翔達に襲いかかってくるーー
今から魔獣との戦いが始まるーー





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