Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#0040夏の日の出来事Ⅱ

学生なら誰しも直面する、それは夏休みにとって悪質で最悪な物がある
自由研究とかは、たいていセミを観察してれば住む話だがそれとこれとはまた別のものがある
それは、課題だ!
課題だ……つまり宿題の事だ……やりたくないしモチベが上がんない……この難易度が高い壁を打開しなくてはいけない
そしてその妨害するレルが、部屋ではしゃいでるのを捕まえて床に下ろして死にものぐるいの目線でしゃべる
「レルよ、遊ぶなら外でやってくれぬか?」
レルは、キョトンとして首をかしげていた
やっばそうだよな……こんな幼い子に言っても通じないよな
他がその予想が違う形に逸れた事態になった
「別にいいけど……レルお腹減ったの何かちょーだいなの!」
「なん…だと…?」
そして空翔を襲いかかる(腕をかじり始める)
「いてぇぇぇーー!!レル俺食べ物じゃねぇって……ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ふっ……人間て……欲に弱いな……と思うこの頃
夏の空に響き渡る声ーー


「で?なんでそんなに歯型だらけな腕、髪の毛が凍ってるの?」
「いろんな意味でかじられた結果です……」
空翔は噛み付かれたあとが沢山付いてるのをため息をついて何かを取り出す
「なんだこれは……?」
「湿布だけど?」
普段ブラックな女の癖にやけに気を使ってくる未来
こうしてみると普通に可愛いとこあるんだが……
「あっ、とりあえずその頭火で燃やそうかしら?」
あっ、全訳撤回……こいつを可愛いって思ったら餌にされる
「燃やすなよ、自然解凍がベストだ……うんそれでいい……」
まぁ、一応火を止めてくれたのは嬉しいが……
なんか視線感じるけど、まさかだとは思うがーー
空翔は、恐る恐る背後を見た
なんと、未来の父親が見つけた
「なぁ、未来さんよ?」
「何よ……?」
「お前のお父さんって……ストーー」
1本の大木がへし折られて空翔目掛けて飛んでくる
そして空翔の頬をかすり壁に突き刺さる
未来は、少しウザ顔を浮かべて窓を開けて言い放つ
「ねぇ、あれほど私の後付いてくるなって言ったよね?」
「もしも万が一、変な事されないかと思い。未来のみを案じてやったんだよ。」
すると、未来から物凄い殺気と片手から遡る炎がーー
「一度ゴミクズとなって一からやり直して過保護親父!」
その特定の場所めがけて放った火炎が父親に的中した
すると、転がりながらどこかに逃げ出そうとするのを許せないと思ったのか知らないが……そのまま帰ってしまった


課題があと半分まで埋まった
少し息抜き気分で、外を出歩く空翔
ちなみにレルは、寝てたみたいだ……アレだけ騒いでたのに寝ていられる精神力は凄い
街角をふにゃりふにゃりしながら歩いていると
歩きのふもとに幼い少女が目に映る
なにげに近寄って話しかけてみた
「何したの?」
「風船が引っかかって、それで近くにいたオネェちゃんに頼んだけど……」
木の上を見上げると、木の枝にしがみつき動かなくなってる人物がひとり写った
どこかで見た制服柄……これって学年一つか二つ前だった気が……女子の制服
空翔は、死んだ魚の目をしながらしがみつくその子に話しかけた
「おーい、高い木に登った猫みたいに固まってる女子生きてるか?」
「い、生きてますぅ……」
「生きてんのか……じゃ帰るか」
「まっ、待ってください!その声は……空翔先輩ですよね?」
「んあ?十百香か……あれたしか高い場所ダメなはずじゃ?」
「た、頼まれたら断る無い……こんな幼い子だったらなおさら」
あー、そう言えば十百香って……無類の子供好きなんだよな
「見てないで私をおろしてください!」
この時空翔は脳内ジャッチメーカとかいうよく分からないやつを起動した
おろすか、おろしたとして便乗して触るか、無視するか……の三択
おろすを選べば……ただの抱きしめ
おろしたとしての便乗して胸を触ると……炸裂魔法の餌食か
無視する……ペナルティつきの減点の得感ゼロのボッチスキル上昇基準法を会得
……どれも最悪だ
仕方がない第四の選択アングル撮影だ……仕方がなく近づき仕方がなくカメラを構えて仕方がなく連射撮影だ
「しょうがねぇないま木からおろしてやるよ」
近づいた瞬間、突然木の枝をが折れて空翔が下敷きになった
計画が台無しに、てか見事十百香の木の下敷きになったことだけは誇りに思った瞬間だった?(困惑)




一方、未来とは言うと
父親の顔に肘を当てる未来
「逃げ回るなクソ親父!」
「ぐはっ……目がぁぁぁぁ!しかし我が娘よ……もっと叩いてくれ!」
変な性癖を見せつけてくる親父に、真後ろに飾ってあった刀を触りそして抜く
「分かった……メイド服そんなに好きなら冥土に送てやる」
「いや、そんな鋭いヤツ刺されたら死んじまう」
「娘に殺されんのか快感なんだろ?あん?」
「いやそうゆう事じゃなくて……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
容赦なくある場所に刺したそうだ
まぁ、今日一日にしたら平凡すぎるな……


つぎの日、とりあえず海に行くことになった
未来のお金の力もありその場所が貸切とかいう朗報が……
現地に集まる前に、ある場所で集合する予定だったが……1時間くらい待ってる状況だ(3人で)
もう一人来るみたいだがまだ来ない……
しばらくすると自転車でこいできてる一人の男性
「あっ……小隆太」
息の根が上がりかけながら漕いでる……グラサンを太陽に当てて光らせながら……
暑さで頭がやられそうな暑さだがまだ着かない
「なぁ……あそっからそこまで何キロあるんだ?」
「約15キロくらいかな?」
3人は黙って海の方角を向き砂浜に向かって走り出した
熱い砂弾ける汗そしてーー
「水着を着てねぇのかよ!」
「んー?海入る予定ないよ」
「何期待してたんですか?」
笑いで隠す2人を見て空翔は軽く殺気が湧いたらしい
そう夏といえば、花火、カ、海、炎天下、快晴……そしてビキニと水着……これがなくては夏ではない
「泳ぐの……苦手なんですよね」
お前はどこを向いて話てるんだ?
空か?海か?とにかくどこ向いて話してんだ。
「えーと……恥ずかしいから?」
お前に至ってはなぜ疑問形なんだ?
そんなに見られたくないのか?
と静かに思いながら空を見上げていると……
にやけながら未来のお父さんが突然現れて何かを手にしていた
「コレを、着なきゃ夏の海って感じしないだろ?」
水着を砂浜の上に置いた瞬間彼の瞳には光が宿ることがなかった……てか戸惑いと若干引いちゃうよな
「えーと……せっかくだし未来ちゃん着ちゃおうか?」
ここでお前が空気読むのか……いつも天然ぽいのにな
「ごめん……後でうちの親父縛っとくから、着ちゃおうか」
水着を持って着替え室に入っていく2人
その背中を死んだ目をしながら見つめていた
その数分後砂浜をゆっくり歩いてくる小隆太目線が死んでる
「お前……なんでそんな早く……?」
空翔は無言でペットボトルを渡して話す
「待ち時間より一日早く居た」
「あー……生き返る!……はぁ!?一日早くって……オメェ、どんだけ気が早いんだよ?遠足が待ちきれなすぎて早めに学校について机に伏せてる感覚じゃねぇか」
「明日より今日、昨日より今日が大事なもんで」
「うわぁ……少年の心だそれ……」




するとさり気なく小隆太はバックから取り出したボールを空翔に渡す
「砂浜といえばビーチバレーだろ?」
空翔は困った顔をするが仕方なく付き合う
十百香達が戻る頃までーー
「はっ……」
サーブを打つ空翔
「そらぁもいっちょ!」
いきなりアタックそれを空翔が
転がるボールは中に浮く
「アタックはさせないぜ」
小隆太の左手から魔法を唱えてボールは更に上空へ
「んだとお!?」
空翔は力を貯めて空中にあるボールを目掛けて飛び回転し(スピン)ながらアタックをする
「うわぁ……なんかやべぇ!」
その打ったボールは加速して砂浜に穴が開くほど
それをうまく交わした小隆太苦笑いをしていた
「わりぃわりぃ……力加減間違えた!」
「てめぇ……誰が殺人ボールにしろって誰が言ったんだよ!」
ぎゃあぎゃあ騒いてるうちに二人の視線は水着姿に変わった2人を見つめていた


十百香はフリルを使った水着……水色と白がいい感じで見蕩れてます(2人)
未来は、大胆ってよりも大人っぽい水着……あれはお父さんの趣向だな……
「に、似合いますか?」
空翔は無言で頷く
「な、何見てるんだよ……こ、これ恥ずかしいな」
小隆太はスマホを取り出しカメラで撮影を始めたが未来が恥ずかしい表情のまま顔を殴り飛ばした
「うわぁ……怖いな……」
「先輩……行きましょうか?」
空翔の手を握る十百香ーー
正直驚いて一歩下がったら未来が肩をつかみ喋る
「あらあら……羨ましいね空翔クン?」
冷汗をかきまくる空翔たじたじだったが小隆太が生還してまた未来に殴られてを見ている2人ーー
「さて泳ぎましょうか?」
「そうだな!」
砂辺を走る2人は海にダイブした瞬間ーー
魔物が突如現れ空翔は十百香手を引っ張った
「ワレハコネイニシエノヌシなりーー」
小隆太と未来はその主に気が付かない
「ワレガミエル二人……不思議な力が感じるな」
突然しゃべり方が変わった
「あなたは……?」
「私はこの地を守ってたヌシ人読んで氷牙竜」
キョトンとするふたり
「主らには……深海都市に来てもらいたい……この街を救ったのは2人じゃろ?」
驚きを隠せない二人たが気がついた時は2人は海の浅性の洞窟にたっていた
「おーい!」
小隆太たちが手を振って走ってくる
「こんなところにいたんだ……心配したわよ」
「しっかし……空翔も済におけないな……」
2人は顔を見つめて照れ隠しして息ぴったりに言う
「誤解だって!」


果たして洞窟に何があるのだろうか?
そしてその先にあるものとは?





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