Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#0013夜学校の見回り

夜の見回り、普通に懐中電灯つけて歩いている2人
いたって普通な事だが、彼には見えている
幽霊クラスチェンジを目の前で普通に現れているのだから
もちろん彼は変なスイッチが入り現実逃避発発言しか言わなくなる
もはや手の施しようがないと思われていたが、彼女レリアが背中を叩くと現実に戻されてしまい空翔は疾走する
「あの子……怖いのを信じないみたいだね……さっきからクラスチェンジとか言ってるけど……幽霊の事かしら?」
壁の柱にぶつかり尻餅をついてしまう空翔ーー
そして誰かの手を握り立ち上がる空翔……手がやけに冷たくそして白い光を放つ手を見て恐る恐る前を向くとーー
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
悲鳴を聞きつけて走るレリアは、空翔のいる場所に走ると
何故かとてつもない力を感じる幽霊が空翔の頭を掴んでいたーー
「あれは……集合幽霊?」
「いやちかうよレリア……」
「アース……何してたの今まで?」
「チャージだよ、それよりあの幽霊ゴーストはどうやら今まで見た中で一番強い力を感じる……多分科学の力と混ざっている幽霊ゴーストに違いないよ」
この近年また、科学が進歩と裏腹に未知なる生物が大量発生……しかも耐性がある特殊な魔物増加、化学兵器で人体に直接なんだらかの効果を与えさせて操りそして殺し合う
普通には問題ないが裏側ではやはり行われている……異世界感を無くした一つとも言える〈科学の力〉が主な原因だ
「表に出てくるとか……笑わせてくれるわ」
「レリア!」
「分かっているわよ……コードを視覚化」
レリアの目の前に現れた音は無数の英数が入り混じった複数のコードがレリアの体をクロスするような形で回る
バチバチを音を立てながら左手をなぎ払うと、コードが浮かび出して敵に向かって飛ばされるとコードは一つの光る波状なに変化して空翔の頭を握っていた腕を切り落とす
「いてぇ……ってなんだコイツ!?」
「見てわからないの?ゴーストよ」
フワフワ浮きながらレリアの頭上を回っているアース
「ゴースト?違うだろワンアップだ!」
「君だけよそうゆう呼び方するのは……、さてこのゴースト……切り落としたはずなのに普通に動けるみたいだわ」
すると、ゴーストに左ストレートパンチをした空翔ーー
それを見て唖然としてレリアは言葉が出なかった
「いってぇな……物理が効くゴーストって居るのか?」
「えっ?い、いるわけないじゃない……むしろ不思議だよ……物理が効くって事は違うってことよ」
壁側に頭をぶつけて気絶しているようだが、仮面が割れて砕け散った瞬間強い光を放って消えた
どうやら、偽物を倒してしまったようだ……近くにまだ気配があるらしく3階へ上ると、廊下が切れているのが見える……その先が暗くて何も見えない
「ここの校舎は、半分から先は真っ直ぐで突き当たりに教室座あるはずだわ……ただこうしてみると、何らかの力を感じるわ……って空翔!?」
暗く道が途切れている場所まで歩き右手をひっかくような感じで振り落とした当たりからヒビが入り砕け散った
「レリア、彼もしかすると目覚め始めてるんじゃない?」
「そう見えるのアース……?確かに彼は未数値で3回死を見て4回目、目覚めたのっていまよね?」
「うん、でも彼に宿っている力……僕達の種族以上の能力が感じれる」
「それってつまり……4回目で目覚めるように送られた力って事よね?」
うなづくアース、空翔は手を振って合図をして待っている
レリアは、半信半疑でいた。なぜなら彼の中を覗いた時
蘇生、3回死、そして4回目能力覚醒しつつある事
いつもならこんな事は起きないしみたこともなかった
今回はいつもと違う子、そればかり思っていた
だが実際違った、目の前でありえないことをする彼を疑う余地がなくなってしまったーーー
「レリア……彼なら世界を救えると思うよ……まぁ今はあんな馬鹿なことをして足になんかさして転がってるやつだけど……記憶さえ戻れば問題ないと僕は思うよ」
「はぁ……今回は本物みたいだし……背中に踏みつけられて床落ちしても立ち上がり足に刺した破片をゴーストの首に刺すとか普通にありえないけど……アースがそこまで言うなら……」
「オメェら、俺の行動をいちいち口にするなよ!」
呆れた顔で空翔の顔を見つめるレリアとアース
廊下に落ちた破片を拾い上げてレリアは呟く
「これはーー」
「たぶそれは、魔法破片っていうやつだと思う。」
「へぇー、よく分かったね……何もあげないけど……あっこれでいいかな」
ポケットから取り出したのは指輪……銀色に輝く指輪を空翔の手のひらにおく
「なんだこれ……?」
「特殊な指輪でーーす、私からこれを貰えるのはラッキーだよ」
「特殊な指輪ねぇ……効果あんのか?」
レリアが渡した銀色に輝く指輪……実はかなり優れた指輪効果はある特定の人物の場所にいける、戦闘時魔力、魔術の力が大幅にアップして追加に視野が広くなり見れない敵の姿や行動が10m範囲であれば感じ取れる
コードも普通に操れるようになるこれを持つのに普通なら3年くらい技を磨かなきゃいけないらしい
「お前これを渡したら……レリアはどうなるんだ?」
「私はゴールドがあるから大丈夫!さぁ行くよ」
ちょっと落ち込む空翔はレリアと共に強く感知している
屋上の階段を登り始めるーー
登る次第に強まる敵の力、息が上がり始める2人
「なん……なんだよ……この押しつぶされそうな……感じは?」
「どうやら……幹部みたいだわ……」
「だれの幹部?」
「アレクサンダーっていう国連が危機感を抱いてる最大の悪よ……君も何回か戦っていたみたいだね……過去に……」
何のことかよく分からないがなんとなく分かったことがあった
アレクサンダーの幹部がココの屋上に居るってことだ
すると、下から足音が聞こえてこちら側の階段を上ってくる音が鳴り響くーー
「げっ……どうするんだよ?」
「アース……」
「ほいっさ!」
アースの手のひらから強い光が放たれた瞬間体が透明になっていたーー
手をがたがた震えている空翔、そして涙目でレリアに話す
「おれ……逝っちゃったの?あの世に?」
「逝ってないから……ただの目隠しよ……」
すると、何故か伸ばした左腕がレリアの胸に直撃してしまいレリアはその手の指を容赦なく折ったらしいーー
「こんなところで君は一体何してるんだよ?胸触る前に敵きたら君のせいだからね……」
アースは空翔の耳に話して消えたーー
目の前でメチャクチャ睨んでいるレリア……殺意と許さない感情が入り混じった感じがなんとも言えない
すると目の前に現れた黒いマントを着た人が通り過ぎていったーー
しかもかなり慌てているようだ……階段をすごい勢いで走り上がるーー
「なぁ……レリアさっきの人……」
「さぁに?さっきの人は慌ててたけど……空翔はなんで湯かんだ表情だったの?」
「あー、早く行かなきゃなーー!」
走り出す空翔、レリアは少しむかついた感じであとを追う
話をそらして逃げたため彼は後でレリアに縛り上げられることに違いはないーー









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