Re異世界転生から始まる良世界攻略

双葉エレン

#00041日泊まれば2日目突入していた

窓に朝日が射し込む、夜があけてくる草木が起き出し、そして鳥が飛び回る
そんな時間帯に、少年一人は叫んだ


「全然眠れねぇぇぇ!!!」


そう彼は、天井に紐で縛られてロース〇ム的な状態ーー
いや、これでは寝れるわけがないのだ


「ちくしょう……何がいけなかったんだ……」


わからない方には、回想しよう……なぜ彼は縛られているのかをーー


「むにゃ……」


空翔はまだこの時は良かった、幸せ絶頂バリタリスクタイムな状態だった
寝相を変えた時、たまたま彼の右腕が十百香の左胸の上に触れた...らしい


「空翔ぉぉぉ!!」


何処からともなく現れた未来にしばかれた


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


そして今にのこの吊るし状態と言うわけだ
てか、寝ぼけながら蹴り入れるとか跳んだ警戒心強いんだわざとだろと思って、何度か未来を起こそうとしたら...今の今の時間までかかったのだ


「すいみん……させてくれよ!」
「うるさい、変態はそれくらいしなきゃダメでしょ」


十百香はスヤスヤ寝てて俺は未来に……てかその眼差し怖いからやめて欲しいと思った


「おやすみ……」


数秒足らずで、未来が爆睡を始めた


「あぁ!?おまえな……俺の今の状況どうするんだよ!?
てか、この状態と学校まずくないかぁぁぁ!!?」


騒げば騒ぐほど目が覚めて、そして足がしびれ始めたーー
それから約5時間後ーー


「ふぁ...、今何時でしょうか……?」


モゾモゾ布団から出て、身仕度して髪を整え部屋を後にする。ただ1人除いての話だ


因みに、昨日今日続けて未来の家に泊めてもらった
いや、お父さんが明日にするって突然知らせてきたらしい
通信機かと思いきや、パソコンって言う...機械を通して、知らせてきたようだった
ネット回線やネットワークが復旧してからもう、5年くらい前の話だ
今や魔法だけでは、留まらずに魔法補強化機械や能力者って言う、本来存在しないと言われてる魔力外の力を持つものまでいるというけどな...
この街以外の情報源がなく、固有都市情報だけとなっている。外の世界の話なんて聞いたことがない


まぁ、占拠管理下だったこの地は、一人の力により開放されたが...まだあと四つの島々にある強固に聳え立つ壁は壊せなかったらしい
らしいってのは...聞いた話だからだ、確信がない
...何時までこのままなんだろう


十百香は廊下を歩きながら食堂に向かう途中、未来とはち合わせする


「未来先輩~」
「おはよう、眠れたー?」
『はい、寝れましたよ』
『そう、なら良かった...』
『...?』


十百香の頭を撫でる未来、何故だろうかものすごくやたらと笑みを浮かべている
十百香は、もちろん知る由もない


「子供じゃないのですからやめてくださいよー……」
「えー、その身長で~?」
『し、身長は関係ないです!!』
『へー、幼女体型だからてっきりね』
『むー、私は、幼女体型じゃないです!あとから伸びるんですよーだ!』
『伸びるより、胸幅の成長もでしょ?』
『ぐさっ...』


言葉の槍が背中に突き刺さる十百香


「ふふっ...可愛いよ」
『ひぃ』


因みに未来は、若干Sがある
人に対してのいじり攻めが...凄まじいのだ


「おはよ……」


2人組は後ろを振り向くと、空翔は今にも倒れそうな充血した目とくまが出来ており今でも倒れそうな足と眠たさでシャッターが落ちそうな眼差しがなんとも言えない状態だった
勿論、十百香は知らないのでとてもない笑みで振り向き


「先輩、おはようございます!」


しかし、未来の顔は尋常じゃない眼差しで空翔を見下ろしていた


『おはよ、朝から○ーストハムの刑受けたばかりだけど...次は削ぎ落とす作業かしら?』
『ほぇ...?』
「ふ、ようやく自由を手にした男に...もう一度、縛られて今度は...削ぎ落とすだと?」
『なんなら、朝ごはんのサンドイッチのレタス抜き唐辛子大量ソースサンドイッチしましょうか?』
『嫌だね、穀潰し級じゃねぇかよ。なんなら、未来...お前を健全な寝かせ方をしてやるぞ?』


『へー、いつから私の体を触れようと考えていたの?』
『お前の非常識な、制服の着方のせいだ。なんで胸を強調するんだよ、あのせいで、男子生徒幻想悩殺(チェリーボーイ・マジネーションファイナルスレイション)を受けて病院搬送されたんだぞ』


『ふん、私には狂気となる乳があるからね。魅了される非童貞に夢を見させてやるのが...先輩じゃないかな』
『だいぶズレてるぞ...アバズレ』
『んだとゴラァ!!誰がアバズレだぁ!!』
『もう、いいよ、ビッチNEXTで』
『次って誰だよ!?』
『ビッチの次は、幼女体型の十百香ちゃんコーナー』
『私の位置はどこにあるのよ!』
『お前はあれだ...S担当』
『まんまじゃないの!この...どアホが!』






明らかにおかしなテンションの二人
会話についていけずに、ただ呆然と時間を流すように待っていた十百香だった


二人は息を上げながら最後の一手に取り掛かる
空翔は、一枚のカードを床に投げつけた


『KING一枚、これで終わりだ』
『いや、私には...これがある』
『なに...そのカートは、ま、まさか...!?』
 

未来が床に叩きつけたのは、JOKER...数にとらわれない無限数の値の強さがある
ない数字のカード代理で、目立とうとする変わったカードでいつもババ抜きで邪魔者扱いされる
因みにBBAは、すべてを引き裂くラストカードの存在...既にババ抜きでも、どのカードゲームにも活躍場所を見たことが無い幻のBBA、そう最強はBBAなのだ


『くっ、ジュース代が...』
『オッホッホーー!!』


何故か、論戦から脱線してババ抜きにならぬ数抜きをしていた
数抜きは、数字が1から13の間で決める戦い
ルールは、シンプルで13と1が対等、それ以外は数か大きいほど有利、手札性で、真ん中にある残り山札を無くなるまで引く、手札所有数5枚、引ける数1ターン2枚、リセットありで現在手元にあるカードは存続は出来ない、リセットの場合5枚まで引いて山札シャーフルする、勝ち負けは手札なくなった場合有効、場に出すカードは一枚で同じ数が複数ある場合全て出してもいい、カードを先に出した方からスタートで1ターン2枚まで出せる


こんな感じのルールを作り、何故か遊んでいたのだ
十百香は、既に呆れ顔してプスーっとした顔で眺めていた


一息ついて未来はパッチングして、突然現れたメイドの耳にかを頼み込んだ


「かしこまりました……」


すると空翔の周りに複数のメイド囲まれて部屋に連れていかれた


「な、なんだよ...?えっ、何これどうゆうこと?」
「特別よ、メイドにしばかれて冥土に逝かない程度に寝かせるか、黙らせるか、着替えさせるかにして」
『め、メイドに...冥土されるの?』
『なに?ニヤつく意味わからないんだけど』
『な、なんか申し訳ないな...うん』
『大丈夫、空翔思い描くことは無いから』 


空翔は、メイドに腕を掴まれて連れていかれた
その言葉の意味に恐怖を覚えた十百香だった


空翔が部屋に連行されて4時間後ーー


すっきりした表情と透き通た目線が何かを物語ていたとは誰も知る由がなかった


『待たせたな』
『空翔...なんで肌がツヤツヤしてんの?』
『さぁ、見ていけない世界っと言っとく(身震い)』
『私のメイド...とんでもないでしょ?』
『あ、あぁ...』


空翔先輩が身震いを...?
い、いったいどんな事があったんでしょうか...?


十百香はそう密かに思い、未来の背中を付いていくと
一つの部屋と扉の前に止まり


「さぁ……ここよ」


とある大きな扉の前に着いてノブに手をかけて開くーー


「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?(二人のリアクション)」


空翔達にはいや、一般人には到底目にすることが無い物と食料の数々を見た2人は唖然するーー
自動販売機に、自動調理機械に、シルバーカップ
金プチの皿に、プラチナのフォークとナイフなど...
数え切れないくらいの高値で売れそうな高級物質が勢ぞろいしていた


「これ、シャンデリア……ですか?」
「こりゃすごいな……」
『ふふ、私を崇めなさい...下僕よ』
『ははぁ...(頭を下げる二人)』


未来が、席の場所まで誘導して微笑みながら


「さぁ……座って……今から重要な話をするわ」
『重要な話とは?』
『いかなる話だろうか』
『今日のメインデッシュは』
『右サイドのチキンだろうか?』
『左上のローストビーフだろうか?』
『...何言ってんのよ二人とも』


椅子に座り、キョドキョドする空翔と十百香ーー


「十百香と空翔……貴方達はこれからどうするの?」
「どうするのって……ねぇ先輩?」
『うぎゃんミグっ』
『何言ってるか分からない』
『ぐぐっびゃぐんず』
『えー、明日はカレーが食べたいだって』
『通じたの今の!?』
『ぐるぶっすあぐあぐ』
『どうするかはまず、食べてかは決めると...言ってますよ』
『ふーん、それならいいけど』
『ババレアバブレ』
『誰がアバズレだ!!』
『(通じたんだ今の...)』


空翔は食べ物を口に沢山食べ物を入れて回答不可
だが、額にフォークが突き刺さってるのはお変わりなく


「あー……入れすぎですよ?」
「ならもう一本刺そうか...汚い部分に」
『ノォォォーーー!!(空翔精一杯の叫び)』


ようやく飲み込んだ空翔は、口元を拭きながら


「んー、別にそのまんまで良くない?」
『え、いや、そうなの?』
『それ以外何があるんだよ』


すると、手を上げる十百香


「何かしら?」
「なぜ、そのような質問をするんでしょうか?」


十百香は1番不信点だったことを未来に聞きたいのだ
そのことに関しては、まだ未知な話になる
聞いたところでも答えるはずもない


「その質問は...」
「ーー私が話すよ」


後ろを振り向くと活かした中年の人が居て歩きながら話す


「学校が破滅的な崩壊させた犯人とそして、突如あらわれた伝説2人、繋がりは2年前ある事件を犯し捕まった図の共謀防犯」
「ある事件とは……?」
『いや、伝説もクソもないんですが...』
『え?私の記憶ではそうかと...』
『みんなごめんね、うちのお父さんちょっと頭のボルトが外れてるみたいで』


窓辺まで歩きくるっと回りここちらをみる


「ま、まず私の名は、荒木宗次郎だ……よろしく」


歩き出して空翔と十百香の近くまで歩く
果たして何を知る人物なのか?


実際はそこまでもつのだろうか?
そもそも、どうやって現れたのだろうか?
謎に謎をぶつけた未来の父親、宗次郎


因みに、未来のお父さんは目が輝きまるで宝石箱を見つけたかのようにみつめていた。
いや、この人の頭も正常値ってのがないのを痛感した空翔だった

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