とある能力者と無力者の消失記憶

双葉エレン

第8話魔術と無能力者

『逃げ場は無い』
くそっ、なんで今日に限って能力者とあってしまたんだ
俺特に力なんてないのに、何で目をつけられてるんだ...
それに、奴の能力...見たことないーー
『なぁ、お前何が目的だよ?』
すると、表情ひとつ変えずに話す
『仲間を返してもらいたい』
仲間...?思い当たる点がないな...
『悪いけど、これ以上話す時間が無い...死んでもらうよ』
考える予知がないって事かーー
すると、突然足元に結界式の様な物が現れて赤く反応していた
『赤土式火炎砲』
空の全身を赤い火炎が包み込んだ
『もろに喰らった見たいだね...これで終わっーー』
『勝手に...終わらせんじゃねぇよ!』
火炎渦の中から人影が浮かび上がる
そして、右手で火炎をなぎ払う
火炎が綺麗にかき消された
それを見て驚く謎の人物
『なっ...!?馬鹿な...、俺の魔術を片手で打ち消すだと...!?』
空は右手を眺めて握りしめた
よく分かんないけど、この右手がさっきの魔術とか言う能力を相殺してくれたみたいだな
これ先あれば...勝てるーー!
『チッ...死にぞこないがぁぁぁ!』
『ふっ!』
振った右手からさっきの能力の一部の火炎が波状になりそのまま謎の人物の魔術に直撃して爆発した
『ぐぁっ...!?』
空は、体制崩れた謎の人物に追撃を仕掛けようした
『これで決めてーー!?』
腹に何かのマークが、現れて強く光出した
そして謎の人物は、空のパンチをかわして光るマークを手で押した瞬間ーー
強い光と同時に、爆発音と共に吹き飛ばされた
『ま、まさか...こんな奴に全力で魔術使うハメになるとはね...』
壁に穴が開き、その先に空が倒れていた
アレだけの大魔術を使ったのに、彼は...死んでいないーー
普通なら死んでもおかしくないはずだ、それに...さっきの能力...俺が放った魔術によく似てるーー
っと不自然感も抱きながらだが、空の動く姿を眺めながら話す
『生きてたのかだが、その体には射程(マーク)が付いてる。いつでもお前を殺すことが出来る』
空は、ふらつきながら謎の人物に駆け寄るーー
その動きは、右や左にふらついていつ倒れるかわからないような感じだ
『馬鹿か...?そんな身体で何が出来るってんだ?』
無言でだまりながら謎の人物へと歩く
『なら、やってみろよ!』
再び射程(マーク)が空に付く
そして、謎の人物は口をニヤリ曲げてうちはなったーー
弾道は、空に一直線目掛けて腹に的中
ーーの筈だった
バシンッーーっという鉄物に何かを当たって弾けたような音が響き渡った
『なっ...!?』
放たれた弾状様なものはーー空の掌に留まっていた
『やっと...掴めた...!』

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