ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第39話最終決戦

午後10時40分、人気をあまり感じない時間帯、レクト一行は東京駅周辺に来ていた
VR仕様となり、一見あまり現実と同じようには感じない
空は、雲が潜みいつ崩れるかは分からない最中でーー


レクトは白銀の剣に見合う剣を探していた
片方だけだと、コンボダメージ的にもきついだろう感じていた
それに限られているスキルだけでも8連撃までしかないのだ


となれば、やはり必要だろうと感じない訳じゃないのだ
GMアカウントも、スキル強化以外使えない、ブラックアーツとして威力高くは出来るが連撃数が噛み合わない


するとアリサは『うーん、それにしても今日は断然に少ないですね』っと口にする


その理由は、今の時間帯は大人達が騒ぎを立てる時間帯だからだ
不振がらないのも無理がない
それに、東京23区中のもうかれこれ15区が人工衛星などが滑落して街一帯火の海に残り8区がまだ依然として落ちてない


そんな非常事態に、こんなゲームをしてられるほど気持ちに余裕が無い、するといきなり防災無線から女性アナウンス声が鳴り響く


《現在、ウイルスにより各サーバーが被害を受けていますーー。それに伴い、ほぼ全ての機能が遮断され制御を失ってます。そのため政府が緊急事態通達で民間企業や各会社運営を停止を指示し、また、都民には今すぐ東京から逃げてくださいーー繰り返しますーー》


何のことや?っと思うレクトとエイトをよそにアリサは驚愕した眼差しで『だ、だめ...こんなの知らない!』っと主つかない口取りでいう


『どうしたんだ?』
『一人の赤白に来た男が、暴れ回って...軍人と全面戦争するらしいです...』
『はぁ?軍人って陸上自衛隊と全面戦争...勝てるはずがないだろ』
『それが、どうやら弾丸や物理的な軌道を読み躱すらしんです。国や政府は、危機感を抱いて...先に都民を逃がした後...陸上自衛隊が動き出します...!』
『だとすれば、私達にはあまり時間が無いわね...東京爆破とかあまり良くない話ね』
『仕方がない...神竜王討伐は...他のプレイヤーに任せて...俺達は元凶を叩くぞ』
二人はレクトの発言と同じく頷く


遠く遠い高台に、白赤来た男ーー
風に靡かせパタパタと音を立てる
そうここは、スカイツリーの最上階、普段立ち入りが出来ない場所だ


『ふむ、中々いい感じにふまざまに死んでいく人、人、人の山々...さて、僕が最後のラスボス、そしてひれ伏すがいい、最高なアカウントで作られたこのギアがあれば無敵だ』っと不敵に笑みを浮かべながら街を一望した
『誰だ!そこにいるのは!』っと背後から声が聞こえてゆっくりと後ろを振り向き『死にたいやつは誰だ?』っと言い捨てた


警官は、一瞬のうちに、首元を持たれ『ゲームオーバーだ』っと狂枠な顔でスカイツリーから投げ飛ばした
甲高い声が響き、次第に聞こえなくなった
もう一人の警官は『応答、応答願いますーー!!』っと言ってるあいだで無線機の受話器が目の前で爆発して、悲鳴をあげながら床を転がる
そしてゆっくりと、攻めより首襟をぐいっと引っ張り『ショーはまだ終わっちゃいないんだよね?』っと言いながら警官を壁にぶつけた。気絶したのを確認してゆっくりとした足取りで中に戻る


その顔は誰もが残るであろう...狂枠な顔と独特な異質感を放つ口元をぐいっと上げた
とんでもなく狂った顔、国枝透だ


しばし遊んでやるかっとその前にだ...どうやら来たか?


スカイツリーの強化窓カラスを打ち壊してそのまましたに飛び降りる。そしてレクトは、上を見上げて叫ぶ『来たぞ、みんな散れ!』


レクトの指示通り、二人はレクトから離れ、白赤服を着た男が地面に向かってずんっと音を立て砂煙を裂くように『レクトぉぉぉーー!!』っと言いながら疾走してくる


レクトは、白銀の剣を鞘から抜き取り『はぁぁぁぁーー!!』っと声を上げながら二人は強く衝突するーー!!舞う砂煙は瞬間的に砂煙は切り裂かれた


レクトの白銀の剣の刃は白赤服来た男の指一本で抑えられた


『どうした?二刀流はどこに消えた?それとも...』っと言いながら地面を強く踏みつけ、ばきんと亀裂が入り浮く破片、レクトは歯を食いじ貼りながら力任せに押す
だが、赤白の服を着た男は『無駄無駄無駄だァァァーー!!』っと言いながらレクトの刃を押し飛ばした
バランスを崩したレクトは、赤白の服を着た男に顔を蹴り飛ばされた
空中に浮く、レクトに更に空地に回り込み腹部を目掛けて殴り下ろした


轟音な鳴り響き、地面がむき出しな状態となってそこにレクトが大の字になり伸びる
赤白の男は『システム変更、重力強化』っと言い吐いた
すると、レクト自身の体が軋むように重くなった


『どうだ?凄いだろ?これが僕の力作さ。なぁに、もうすぐ死ぬんだから...安心して眠れよな?』
っと黒い剣が姿を現す
レクトは、動かない体を起こした
しかし、向こうの速さが尋常じゃなく感じる...かわせない。


瞬時にレクトは目をつぶる


カッキーンっと鉄を弾く音が鳴る


目を開けると、赤白の着た男が握る剣がなく、黒い剣が空中に弾き飛ばされていた


レクトは、白銀の剣を地面に突き刺して体を起こす
そしてスキルフェクトを放ちながら、白赤着た男の体を連撃入れて貫いた


だが、HPバーが減らないことに異様に感じたレクトは『破壊不可...オブジェクトか?』っと言う
拍手をしながら『あぁ、ばれたか?これだと本当に死なないな?』っと険悪そうな顔で似たりと笑いながら『これで分かっただろ?僕は死ななくて無敵だ』っとバカにしたような眼差し特徴でいう
レクトは、それを聞いて嘲笑うように『そんなのは、強さでもなければ最強でもない。システムに溺れた弱者がやる事だ。VRMMOを通じて俺はここにいるが...こんな馬鹿でか弱いシステム頼りな奴は初めて見るが正直、感覚が温すぎるぜ』


それを聞いて、何を思ったのか知らないが一瞬空気が変わる
『馬鹿にしたな?』っと呟き
レクトを一瞬にして首をつかみそのまま壁に向かって投げ飛ばした
呆気に取られていたエイトも、同様腹部に蹴りを入れられ吹き飛ばされた


アリサは、迫り来る恐怖で震え止まる、そして白赤の着た男は...眼前まで現れ狂枠な眼差しで腕を伸ばした瞬間ーーー


『やぁぁぁーー!!』っと声が聞こえたのと同時に伸ばす腕を短剣が突き刺さる
『いた!?誰だ!!』


レクトは、目を疑った
彼女は既に、乗っ取られていたはず...かと言って見間違えるはずもない
そう、紛れもなく...アリスの姿が目に映るーー


『レクト、遅くなってごめん!私は、長い時間システムの軸の外に居たけど。君の戦う姿見て思い出したんだ...守る価値を生きる意味をそして...倒すべき相手を!』っと言い放ちながら短剣を赤白の服を着た男に差し向けた


『き、貴様ァァァァーー!!』っと吐きながら迫り来る男を『うりゃァァァーー!』っと言いながら間に入る顔に傷を負った男が刀を振り抜いた


レクトは『か、火焔...と、アリス...?嘘だろ...』っと小声でつぶやく中、赤白の着た男は吹き飛ばされて地面を転がる


そして後ろを振り向き『アリス、レクトにアレをやれ』っと言ってアリスは頷いてレクトの元に歩きよりながら『大丈夫?』っと声をかける
『あぁ...』っと言いながら体を起こすと、さっきとは違う体の軽さに気づく
アリスはウィンドウを開き、ある武器をストレージから取り出しオブジェクト化して『はいこれ、攻略を終えたから...最後にこれを託したいって皆がねそういったんだよ』っと笑顔ながらに言うアリスに、レクトは忘れていた何かを取り戻すようにその剣に手を伸ばして抜き取りながら『終わらせたのか...あの世界』っとレクトはそう言い訪ねた、アリスは『うん、私達で向う側で終わらせたから...君はこの世界を終わらせるんだよ』っと背中を押された


そしてレクト立ち上がり、再び目に光を宿し、托された剣を背中に装備して握り鞘から抜き取り
『行くぞ!』っと言った





          

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