ナイツオブソードオンライン

双葉エレン

第22話 監獄ボスモンスター

転移石で、通常エリア外へと飛ぶ
監獄された人達が行き届くとも言われてる...レットシードゾーンだ


四人のパーティーじゃ行けない理由は...多分生き残れる可能性がゼロに等しいっと思われるからだ


今回にパーティーを組んだ俺を含むメンバー
左から背が小さく好奇心があり過ぎな元気な少女、ツインテールで紫色の髪の色。ロリ系が好きな男に人気、名前はローマ字でファーストで槍の上位スキル『変幻自在』を持つ


中央に居る男の人、見た目からして大層な装備品が特徴、髪型に特徴的な部分がなく黒いだけ...
上位スキルは持っていない
名前はローマ字でブラックで二つ目の名は役立たず。口癖は『鉄壁と課金した鎧は砕けぬ』


そして最後にいる右にいる子が、
第二の情報屋で、とにかく誰かに絡まなければ気が済まないキャラを持つ少女。色んな事を嗅ぎ回る事で『ウザさMAX』っと批判が殺到、反省するがその時間が一秒単位の為効果なし
因みにリアルのレクトの友達
名前はローマ字でアリア
上位スキルは、『神速』で人変わったスキルを持つ


ちなみに上位スキルはエクストラスキルと並ぶ強さがある
違いは、出の速さでエクストラスキルは同じ技でも速い
一つの上位スキルの熟練度が限界になった時に現れるスキルがエクストラスキル
上位スキルをさらに強化したバージョンって覚えればわかりやすい


レクトは『多流剣』の上位スキルがあり極めた暁にあの最上スキル『神剣・多流剣』を会得した


流派スキルは、一つのスキルの熟練度がMAXになった時に複数のスキルが開放される
『多流剣』はそこから生まれた


今は俺はそのスキルが無い...
《空間切除》ってスキルは、どうやら固有技(ユニークスキル)として扱われてる様だ


見た感じは、片手剣スキルと刀スキルの技が混ざった感じだった


『何ぼさっとしてんのレクト?』
『えっ?』
『目の前を見てよ!』


眼前には大きな岩が飛んできていた、レクトはギリギリでかわした


『あっぶねぇな...!』
『てかさ、何考えてたのよ?』
アリアは、後ろを振り返り呟く


『なんでもいいだろ』
するとレクトも、剣を鞘から抜き構え始める
『へー、アンタ消えた人を探してるんだよね...じゃなきゃ来ないよねココに?』
アリアは、近くにいた雑魚モンスターを殴ぐり飛ばした


『あーもー、なんでそんな感じにグイグイ来るんだよ...キャラ作りも変えようか?』っと言いながら中級クラスのモンスターを一振りで仕留めた


『はて何のことやら』
アリアの背中により周りを見渡す
『とぼけんなよ...非リア』っと言いながら上空にいるモンスターを殴り倒した


『アンタだったそうでしょ!机に伏せて『ボッチですか何か?』って的なオーラを放ち周囲から拒絶されていた変わり者が今さらにを言ってるのよ!』更に現れるモンスターを一撃で吹き飛ばす


『いや、お前だってな窓側ばっか眺めていただろ?アレはまるで『私に友達なんていないから話しかけないで欲しい』ってオーラを放って女子からいじめターゲットされていたのを俺が阻止していたのを知らんのか!』って言いながらアリアが倒したそびれたモンスターは木にぶつかり跳ね返って来てレクトに目掛けて落ちて来たモンスターを切り捨てた


『出来もしないこと言うなよ』って言いながらモンスターを掴みあげて地面に叩きつけた


『いや〜絶対にしてました俺〜世界を救うのはボッチしかいないスキルが動いた地点で俺的Fuuuuーーが放たれるんだ』
レクトは背後をちらっと見る


『言ってる意味すらわかんない、やっぱ変わり者は変わり者か』
アリアは、気付かず打ちしたモンスターがレクトに向かってとばされた


『うるせぇエテ公、猿の惑星に帰還してぎゃあぎゃあ騒いでろ』
飛んでくるモンスターを剣を突き立て刺し倒す


『君さ、今なら決着つけて欲しいの?』
自慢げな顔でレクトの方を向く


『ふっ、ゲームだからって女だからって手を抜く気ないぞ?』
後ろを向きながらレクトは、微かに笑みを浮かべながら肩に剣を置き2回トントンと動かした


『ほぉ、童貞がよく言える』


そのアリアの発言がレクトに大きな剣が背中を貫いたーー


よそよそしいいがみ合う二人
周りの殺風景にも気を取られないたくましさは凄まじかった


予定とは違うエリアへ飛んだようだった...殺人などを起こした人達がたどり着く監獄エリア
空は薄暗く、辺りは物々しい雰囲気を漂わせていた
それと、殺気があたり構わず背中に突き刺さる感じが身にしみる


そして、敵モンスターのでの速さが異常なぐらい早い
その点では、あの二人がいれば
問題なく進める(モンスターを狩ってるおかげ)


それを見てファーストは、手を振りなら叫んだ


『早く来ないと、サンドイッチ作くらないよ~~!』


すると二人の動きがピタリと止まり、物凄い眼差しでファーストを見つめた


『えっ...?』
すると背後からブラックは呟く
『馬鹿だろ、あいつら前話で食べ物の取り扱いしていただろう...コレは...食べ物への慈愛を受けるハメとなるぞファースト。』
『えっ...えっ!?』


その後、ファーストはみっちりとサンドイッチを作らせられました。


一行は、コンソルームと呼ばれる巨大モニターの前にたどり着いた


ファーストは、周りを見渡しながら写る監視カメラを見た


人一人が、同じ部屋に閉じ込めてあり...そこで行われていたのは
不正ユーザー同士の殺し合いだった
デュエルではなく正式なぶり殺しをモニター越しに見る


それを見ていたブラックはしゃべり出す


『こんな場所に投獄されても...こいつらの気持ちは変わらないのか...腐ってるな』
ファーストもまたそれを見て呟く


『生き残らなきゃ行けないのに...なんでこうしてまで、こんな酷いことをするんだろう』
『根が腐ってる奴ほど、精神や脳裏、思考はまともじゃない。一つ言えるなら...自分の過去にあった心の傷や虐待をゲーム世界だからぶつける』
『それってただの反逆心だよね』
『そうさ、理不尽な事態だからこ理不尽なんだよ。無関係な奴を巻き込まなきゃすまない低脳が考える思想さ』


ファーストは、静かにため息をついて後ろを振り返った
するとボスモンスターがこちらをにらみでかい斧を頭上に振り回してなぎ払った


風圧が二人を包み込む
するとレクトとアリアが後ろからゆっくりと歩きながら喋るーー


『へぇ、あのボスを狩るのか?』
『私には出来るから、変わり者は休んでいろ』
『やらせねぇよ、ラストアタックは俺がもらう』
『それは出来ない相談だ...なぜならばーー』


ボスモンスターが勢いよく二人がいる場所に斧をおろした


ブラックとファーストは、二人の元に駆け寄るーー


砂煙が舞う中二人は、叫んだ


『今は共闘中だ、だから邪魔するんじゃないーー!!』


振り降ろされた斧をレクトは片手剣で防御して、アリアは腕楯で防いでいた
そして二人同時に押し返した


バランスを崩したボスクラスのモンスターにブラックは走り出して
スキルを放つ
そのあとを追うようにファーストは飛び上がり槍を回転させながら言い放つ


《ハイスロー・スパイク!!》


ゆっくりと時間が流れるように槍を構えて勢いよく投げ飛ばす槍は、ボスモンスターの腹部に突き刺さり貫通するーー


その後からアリアが、高く飛び上がりボスモンスターの眼前を目の前にして拳を強く握りしめて言い放つーー


《必中一撃!!》


勢いよく降下して、ボスモンスターの額を殴り飛ばした
さらに後退りするボスモンスターの背後にレクトが剣を構えて走り出すーー


リアルの事を今考えたって仕方がねぇ...
今眼前にあるこの、ボスクラスのモンスターを仕留めるしかないーー!


するとレクトの光る剣の色がさらに変化する
そして、レクトは剣を突き立てて八連撃を背中に入れ一回転して斜め上に切り上げてボスモンスターの背中を蹴飛ばして地面に着地したのと同時に突進した
ボスモンスターの半身を綺麗に貫通した


『どうだ...?』
『だめよ、レットゾーンだけど...足りない!』
『ならもう一回かな?』
『流石にMPが足りないわ...自然治癒しても3分はかかるわ』


するとボスモンスターは腰元にある袋を手に取り飲み始めた
HPが徐々に回復していくのが分かる
するとレクトは、鉄製の短い刃をストレージから取り出して投げ飛ばす体制をとる


ボスから約200m離れており、普通の投げスキルは補正が効いても50mまでが射程内...
射程外での投げスキルは、正直聞いた事が無い


そしてレクトは、勢いよく投げ飛ばした
回転しながら、ボスモンスターへと向かいそのまま握っている袋を破った


するとボスモンスターはパーサックモードになりレクトにタゲを飛ばした
アリアは、二人に離れるように促して一人レクトに向かって歩き始めた
レクトは、剣を地面に突き刺して近ついてくるアリアに向かって喋った


『逃げないのか?』
『まさか逃げるわけがない、あんな上位スキルを見せられて引き下がれないよ』
『それで、あいつらはどうした?』
『逃げるように促した。モンスターのパーサックモードは...ほぼ一撃で死ぬからね、犠牲者を減らすならそうするしかないよ』


雄叫びを上げるボスモンスター
それを唯眺めて地面に突き刺した
剣を抜き取るレクト
アリアは、指を鳴らして構え始めた


『これで死ぬ気じゃないよな?』っとレクトはそう呟いた
アリアは、ニタリと笑を浮かべて話す


『それ、死亡フラグを作っちゃってる。こんな奴で死ぬぐらいなら...せめて全階層を攻略してからくたばりたい』
『おっ、頼りあるなぁその発言は...よし行くぞ!』
『うん!』


二人はボスモンスターへと向かって走り出した
流石アリアは《神速》の脚だけあり動きが早く追いつかないーー
いち早くたどり着き攻撃を仕掛けるがーーー


高精度の中でのボスモンスター戦闘...パーサックモード戦へと切って降ろされた

          

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