ラノベ厨の異世界戦記

ノベルバユーザー251204

モンスター?

「、、、、フェリスさんや、卵に足が生えているモンスターってラノベでも珍しいよな?ましてや言葉を話すモンスターなんて数えるほどしか経験がないぞ」

そう言う浩介に

「そうですね。。私も同意見です。」

事ラノベ的展開なら浩介と同等の知識があるフェリスも同意見の様だ。

ラノベマスターの称号を持つ浩介でさえこんな変な展開はあまり読んだ事がなかった。通常なら行商などに遭遇して町に連れてってもらう流れを期待していたのだが、どうも妙な展開だ。

そんな二人に更に卵が

「やっと気がついたかごみ虫!!色々言いたい事があるがまずは謝罪しろや!!」

「、、、、なんで??」

四合真っ当な言い分の浩介に対し卵は

「俺に気がつかず、俺を不快にさせたからや馬鹿たれこの野郎!!」

あっこれはただのクレーマーだ。
長引くとめんどくせぇ奴だと浩介は考え、本来ならクレーマーへの対処方法で一番してはいけない事だと分かっていたが、全く心を込めずに取り敢えず

「ごめんなさい」

と謝ったのだった。

「あっ浩介さん、それ1番クレーマーにしてはいけない対処の仕方です、、」

フェリスがそう言うが、謝った瞬間卵に驚くべき変化ぎ現れた。

「わかればいいのです。わかれば。今後気をつけてくださいね。」

なんと俺口調から、礼儀正しい口調へと変わったのだ。
これには浩介とフェリスも唖然としヒソヒソ話で

(フェリス、、こいつは確実にめんどくせぇ奴だ、あまり関わりたくない)

(はい!同意見です。、、、あんな濃いキャラ読んだこともありません。)

(よし!適当に話つけて別れる!めんどくさくなったら最悪走って逃げるから準備しとけよ)

(らじゃですっ!)

二人でそのように対応しようと決めたのだった。

卵は謝られて満足したのかふるふると体を揺らしながら

「どうやお二人は町までの案内を希望されてるようですね。宜しければ私が案内をして差し上げます。」

とまさに浩介達が今一番必要としている事を言い出した。

(なんだって!!おいフェリス!!どうする。確実に何かしらのフラグが立つぞ!!まぁ異世界のフラグが立つのは嬉しいこと何だが、あのクレーマー卵のフラグは出来ればご遠慮したい!!)

浩介はせっかく異世界に来たのだから、フラグの一個や二個是非立てたいと思っていたが異世界初のフラグとしては物凄く立てたくないフラグが立とうとしている。ただフェリスは

(わかります。わかりますけども町までのあてがないこの状況でこのフラグを立てなかった場合どうなるか、、、全く先が見えないこの状況だと、もう立てるしかないんじゃないかと、、)

と正論で詰めてくる。

(ぐっ、、、確かにそうだけど、クレーマー卵って、、どんなジャンルだよ!!イキナリヘビーすぎるだろ!もっとオブラートなやつから対処していきたかったが、、、、仕方ない)

正論に案外弱い浩介はぶっきら棒に

「町までの案内、よろしく頼むよ」

とフラグを立てたのだった。

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