ラノベ厨の異世界戦記

ノベルバユーザー251204

行きたありばったり

町に向かう浩介とフェリスだが、浩介は重要な事に気がついた。

「おいフェリス。町ってどっちに行けばいいんだ??」

そう、肝心の町の場所がわからないのである。

「えっ浩介さん、自信満々に町へ行こうって言ったので、テンプレ的にてっきり知っているものだと思っていました。私知らないですよ??」

首を可愛らしく傾げながら話フェリス。

「そうかぁ知らないかぁ、、、、ボソッ、、ポンコツが」

「ちょっ!浩介さん!今ポンコツって言いましたよね!」

「フェリスさん、フェリスさんや、、今出来ることって何かね??」

フェリスは憎々しげに顔をしかめて

「ぐっ、、、ステータス表示です、、」

「ほうほう、ステータス表示かぁ!、、
他には??」

「、、、、ないですよぅ!!」

「、、、ポンコツじゃねーか!!多くのラノベでは主人公のパートナーが最初は導いてくれるものだろうが!?それがパートナーはステータス表示だけ?って、、、笑」

「むっきー!!それを今言いますかっ!!それを言うなら言わせて頂きます!浩介さんだってレジェンダリースキル持っているのに何も出来ないじゃないですかっ!!ってかスキル発動させられればすぐに解決だと思いますけどもね!!、、、えっ、、発動出来ないんですか??笑」

まさかフェリスが返してくるとは思って居なかった浩介は言われてる事が最初は分からなかったが、徐々に分かり出すと

「アホ本!!この野郎っ!表出やがれ!!」

「プークスクス、ここ表ですけども、、」

「何をぅ!!」

「何ですかっ!」

二人のボルテージが最大級に上がりかけたその時、

「、、、、あのぅ」

小さな、とても小さな声が聞こえた。
しかし二人には届かない。

「あのぅ、、、聞こえてますか?もしもし、、、」

二人には届かない。

「もしもし!もしもし!!」

二人には届か

「プツンっ!おいお前ら!!何回も声かけてるのに無視しやがって!!いてこますぞカスがっ!!舐めとんかわれこのクソ虫っ!!」

びくっ!
流石の二人もこれには気がつき声がした方を向く。

「なぁフェリス、何か物凄い暴言が聞こえたんだけど」

「浩介さん、私も聞こえました。」

と辺りを見回す。ただそこには誰もおらず木々が生い茂っている。空耳かと思ったが、その時

「下や!下を見ろや!ごみ虫どもがっ!」

とまた、暴言が聞こえてきた。
二人揃って下を見てみるとそこには

ダチョウくらいの卵に足が生えている奇妙な生物がいた

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