俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~

Rover

#30 先輩は強し

ケル「あ、エルくん」


エル「あ、どうも・・・エルくん?」


次の対戦相手はケルミュアさんか。


ケル「そう、エルくん。エルリアって言うよりこっちの方が良いと思いまして。駄目でしたか?」


エル「あ、いや、そう呼ばれ慣れて無いだけです」


何かふわふわした感じの人だなぁ。つかみどこが無いっていうか。無表情せあんま表情が変わらないから余計何考えてるか分からない。


ハルア『それでは第六試合始め!』


俺はシュレミアさんのことが合ったから警戒する。何が起こるか分からないからな。


ケル「なに、何もしてこないの?それじゃ───」


エル「!」


ケルミュアさんが突如消える。


エル「ッツ!」


キッと後ろから音が鳴り、避けようとするが腕にナイフが刺さる。何か女子の先輩には狙撃武器で刺されるなぁ。・・・ってそんな呑気なことを考えている暇はねぇ!

ただ、魔力探知を使うが居場所は不明だ。シュレミアさんといい、ケルミュアさんといい、何でこんな高度な探知阻害を使えんだ!ハイレベ過ぎるだろ!


エル「ハァ!」


取りあえず一気に魔力を放出した。これで吹っ飛んでくれてればなぁ。


エル「いっっつ!」


無駄だった。おもっきし肩に刺さる。このまんまじゃシュレミアさんときみたいにグロッキーになってしまう!

どうにかしないと・・・。取りあえずステあげて逃げまくるしかないか・・・。

俺はステあげて走りまわる。ただ


ケル「だぁ~め」


エル「う、ああぁ」


なんの意味もなさない。とすると・・・


エル「うるああぁぁぁぁ!」


俺は創造でナイフを創りまくって、適当に投げていく。ただ、さっきのスピードについてきたケルミュアさんに当たるわけもなく・・・。


エル「いったーーーい!」


激痛ぁ。アキレス腱に思いっきり刺さる。ちなみに今まで刺さったものは抜いていない。理由は抜くと血が出てしまうから、刺したままの方いい、と聞いたことがあるからだ。流石の俺もやったことなかったから知らないけど。


そんなことを考えながら辺りを見ていると


エル(・・・ん?)


よく目をこらすと、微妙に、ほんっとーに微妙に、変な歪みが見える。徐々にこっちに近づいてくる。これ普通の人わっかんねえよ・・・。

ただ、その歪みが人型でないから確証は持てていない。取りあえずなにかを持っているかのような動作を見せる。

すると、警戒するかのように動く。ビンゴか?

俺は投げる動作も見せる。すると、びくってした。


そして今度は本当に投げてみる。さっきはスキルを使っていないようにごまかしてスキルを使っていたが、この距離だと厳しそうだったから、腕に刺さったナイフを抜いて、それを投げる。

ただ、またびくっとしただけで、ナイフはその歪みを通りすぎる。


エル(外れか・・・)


と思ったとき、歪みからナイフが放たれる。俺はそれを間一髪で避ける。確信した。あの歪みがケルミュアさんであることはわかった。が、どう頑張っても攻撃が当たらないんじゃ意味が無い。


ただ、シュレミアさんのときは使うかどうかも頭には無かったが、ルノのときのあ・れ・を使うのは・・・どうするか・・・。いや、仕方ないか。試合は全力で、だ。


エル「先輩は・・・強いです・・・。強すぎてコレしかありません」

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