俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~
#27 もう一つの世界
ルノ「もう!当たんないよ!」
エル「そりゃ当たったらひとたまりもねえからな」
ルノはずっと魔法を俺に向けて撃ってるだけだ。一生当たりそうも無い。
ルノ「むぐぅ~!もういい!」
そう言うと何処からか剣を取り出してきた。
俺がこの前か買ったやつだ。もちろん付与はついてる。
ルノ「ハァ!」
そのまま直線で俺の方に突っ込んでくる。
ああ、そこまでお怒りになっていたとは───
エル「1」
ルノ「?」
俺はそうカウントを始める。正面のルノは俺も剣を取り出して真っ二つに切り裂く。
そして、
ルノ「カハ!」
後・ろ・から斬りかかってきたルノを蹴り飛ばす。
エル「2」
ルノ「・・・何数えてんの?」
エル「3」
ルノ「質問には答えてくれないん・・・だ!」
ルノはまた三・人・になって斬りかかってくる。
エル「4」
俺は回し蹴りをして全員を吹っ飛ばす。
エル「5」
ルノ「うぅ・・・」
エル「6」
2回も腹を蹴り飛ばしたし、魔法も使っていたからか、ルノは少々、いや、だいぶ疲れているようだった。
エル「7」
ルノはさっきまでとは打って変わって凄く慎重な動きをしている。
さすがに体力の消耗が激しく、迂闊に動いたりしたらもう勝ち目は完全になくなると判断したんだろう。
エル「8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19」
ルノ「ッ!!」
ルノは一気に詰めてきて、何・十・人・にもなって斬りかかってくる。
どうやら20カウントだと思ったのだろうな。
エル「ッフ!」
ルノ「ハァ!」
俺は真上に飛ぶ。そしてそこにルノ達が剣を突き刺そうとする。
エル「20」
ルノ「ッ!!」
しかし、ルノ達は俺が20のカウントとしたと同時に待ちの構えをとる。
エル「21」
ルノ「・・・え?」
エル「俺の勝ちだ」
トンッと俺はルノの肩に手をのせる。ル・ノ・の・後・ろ・か・ら・。
ルノは疑問の声を出す。それもそのはず。20カウントで攻撃が来ると思っていた。しかしそれが外れた。それでも動揺はせずに待ちの構えをしたままだった。ルノ達は。
ただ、突如俺・が・消・え・て・、俺の周りを囲んでいたは・ず・だ・っ・た・ルノ達が『一万、一千万分の一秒の差もなく真っ二つにきられていた』のだ。
そして、目の前にいるは・ず・の俺が、後ろに回り込んでいた。
ルノ「ッアアアアアァァ!!!!・・・あ?」
ルノはすぐさま振り向き俺に斬りかかった。そう、斬・り・か・か・っ・た・は・ず・だった。
なんせ俺はルノの真後ろ、俺の素早さステータスはルノより高く設定してあるからと言って、今のルノのスピードなら俺を斬れていてもおかしくはなかった。
だが、俺は居なかった。ルノの後ろには、既に。
エル「何処に斬りかかっているんだ?ルノ」
俺はさっきまで囲まれていた中心にいた。直立不動で。
ルノは斬りかかってくる。だが、ルノが走りだした瞬間、俺はもういなかった。
エル「ルノ、お前は俺に勝てるか?このままで」
ルノ「・・・そんな・・・な、何が起こって・・・ハッ!」
また俺が消える。
ルノは空を見上げる。何が起こっているのか、考えている。
ルノ(・・・これは・・・認識操作?いや、そんな感覚ではない・・・それじゃあ、超高速で動いている・・・?いや、そんなチャチなもんじゃあない・・・1秒、一万ぶんの1秒の差も無く・・・)
ずっと考えている。隙だらけだ。
エル「俺の勝ちだよ、ルノ」
俺はそう言いながら、ルノの背中の腹の辺りに握り拳を当てる。
俺は勝負事にゃあまり手を抜きたく無いんだけど、流石に女の子をメッタメタにするのはな・・・。
ルノ「・・・僕、の、負け、だよ」
エル「おーけい」
俺は手をどかす。
ルノ「・・・さっきのは一体、なんだったの・・・?」
エル「ん~~~~・・・秘密。ただ言っとくと、俺は勝負事には手を抜かない。今のを見せるのはルノが初めてかな。」
ルノ「エルリアは本当に強いんだね」
エル「ありがと」
ハルア『皆さんの第三試合が終わりましたので、次の対戦相手のところへ送りま~す』
エル「そりゃ当たったらひとたまりもねえからな」
ルノはずっと魔法を俺に向けて撃ってるだけだ。一生当たりそうも無い。
ルノ「むぐぅ~!もういい!」
そう言うと何処からか剣を取り出してきた。
俺がこの前か買ったやつだ。もちろん付与はついてる。
ルノ「ハァ!」
そのまま直線で俺の方に突っ込んでくる。
ああ、そこまでお怒りになっていたとは───
エル「1」
ルノ「?」
俺はそうカウントを始める。正面のルノは俺も剣を取り出して真っ二つに切り裂く。
そして、
ルノ「カハ!」
後・ろ・から斬りかかってきたルノを蹴り飛ばす。
エル「2」
ルノ「・・・何数えてんの?」
エル「3」
ルノ「質問には答えてくれないん・・・だ!」
ルノはまた三・人・になって斬りかかってくる。
エル「4」
俺は回し蹴りをして全員を吹っ飛ばす。
エル「5」
ルノ「うぅ・・・」
エル「6」
2回も腹を蹴り飛ばしたし、魔法も使っていたからか、ルノは少々、いや、だいぶ疲れているようだった。
エル「7」
ルノはさっきまでとは打って変わって凄く慎重な動きをしている。
さすがに体力の消耗が激しく、迂闊に動いたりしたらもう勝ち目は完全になくなると判断したんだろう。
エル「8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19」
ルノ「ッ!!」
ルノは一気に詰めてきて、何・十・人・にもなって斬りかかってくる。
どうやら20カウントだと思ったのだろうな。
エル「ッフ!」
ルノ「ハァ!」
俺は真上に飛ぶ。そしてそこにルノ達が剣を突き刺そうとする。
エル「20」
ルノ「ッ!!」
しかし、ルノ達は俺が20のカウントとしたと同時に待ちの構えをとる。
エル「21」
ルノ「・・・え?」
エル「俺の勝ちだ」
トンッと俺はルノの肩に手をのせる。ル・ノ・の・後・ろ・か・ら・。
ルノは疑問の声を出す。それもそのはず。20カウントで攻撃が来ると思っていた。しかしそれが外れた。それでも動揺はせずに待ちの構えをしたままだった。ルノ達は。
ただ、突如俺・が・消・え・て・、俺の周りを囲んでいたは・ず・だ・っ・た・ルノ達が『一万、一千万分の一秒の差もなく真っ二つにきられていた』のだ。
そして、目の前にいるは・ず・の俺が、後ろに回り込んでいた。
ルノ「ッアアアアアァァ!!!!・・・あ?」
ルノはすぐさま振り向き俺に斬りかかった。そう、斬・り・か・か・っ・た・は・ず・だった。
なんせ俺はルノの真後ろ、俺の素早さステータスはルノより高く設定してあるからと言って、今のルノのスピードなら俺を斬れていてもおかしくはなかった。
だが、俺は居なかった。ルノの後ろには、既に。
エル「何処に斬りかかっているんだ?ルノ」
俺はさっきまで囲まれていた中心にいた。直立不動で。
ルノは斬りかかってくる。だが、ルノが走りだした瞬間、俺はもういなかった。
エル「ルノ、お前は俺に勝てるか?このままで」
ルノ「・・・そんな・・・な、何が起こって・・・ハッ!」
また俺が消える。
ルノは空を見上げる。何が起こっているのか、考えている。
ルノ(・・・これは・・・認識操作?いや、そんな感覚ではない・・・それじゃあ、超高速で動いている・・・?いや、そんなチャチなもんじゃあない・・・1秒、一万ぶんの1秒の差も無く・・・)
ずっと考えている。隙だらけだ。
エル「俺の勝ちだよ、ルノ」
俺はそう言いながら、ルノの背中の腹の辺りに握り拳を当てる。
俺は勝負事にゃあまり手を抜きたく無いんだけど、流石に女の子をメッタメタにするのはな・・・。
ルノ「・・・僕、の、負け、だよ」
エル「おーけい」
俺は手をどかす。
ルノ「・・・さっきのは一体、なんだったの・・・?」
エル「ん~~~~・・・秘密。ただ言っとくと、俺は勝負事には手を抜かない。今のを見せるのはルノが初めてかな。」
ルノ「エルリアは本当に強いんだね」
エル「ありがと」
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