俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~

Rover

#19 ルノの本気

俺は試験が終わったため、ルナ達に会いに行こうとし。が、その必要は無かったようだ。


ルナ「凄いねー!あんな簡単にグエアイネスを倒しちゃうんだもん!」


エル「いや、そんなことは無いと思うぞ。多分ルナ達が本気を出せば余裕だ」


ルナ「私達は全力を出したことが無いからね」


エミ「出そうと思っても、無意識に制御しちゃうんですよ」


ふーん、そうゆうもんなのか。

俺は特にはそんなこと意識したりしないからな。


エル「いや、今回は抑える必要はないんだ。この闘技場は中に特殊な結界が張ってあるっぽくてな。どんな攻撃でも体には傷がつかないんだ」


ルナ「そうは言っても...」


エル「全力を知らないと逆に危ないもんだ。この闘技場で全力を出して自分の全力を知ることが大切だと思う。」


エミ「でも、マルク先生は私達の力を十分だとしているようですよ?もしかしたら、既に私達は全力なんじゃ...」


エル「それはないな。俺が保証する。とりあえず今回の試験で全力を出すんだ」


まあ、本当はルナ達の全力を知りたいだけなんだけどな。

でも、これで結果を出してくれれば、少しは俺に向いている注目はルナ達に集まるかもしれない。

でも、それはついでだ。ルナ達は自分の全力を知らないのは、本当に危ないものだからな。


ルノ「あ、私もそろそろなので、行ってきますね」


エル「全力を出すようにな」


ルノ「そんなこと言われなくても分かってます」


相変わらず俺はルノに嫌われてるな。


~ルノVSスフルク~


「_以上で説明を終わります。それでは始め!」


ルノの相手はスフルクとかいう奴だ。魔力を見る限りだと、ルノには負けているな。

ルノが本気を出せば一発で終わるだろう。


スフ「お前がルノとかいう奴か。光栄に思うがいい!このスフルク様と闘えることを!」


聴覚強化で聞こえるが、随分と高慢な態度でいらっしゃるお方だ。


ルノ「あなたなんて、本気を出さなくても勝てますよ」


そういうとルノは力を抜いて魔法を放った。

それでもそこそこの威力だ。でも、


スフ「ふん、こんなクソほどにも満たない魔法など、消し去ってくれる!」


スフルクがそう言うと、ルノの2倍くらいの威力の魔法を放つ。

ルノの魔法は軽々と打ち消されて、スフルクの魔法がルノに向かって飛んでいく。

それをルノがギリギリで躱す。


スフ「ふん、やっぱり女なんぞこの程度よ。ただの男の格下でしかないのだ!」


うわーお。そんなこといっちゃうか。

ヤバい気がしてならない。


ルノ「...女が何だって?」


スフ「ん?なんだ、この後に及んでまだ楯突くか。いいだろう。そうだな、お前はゴミだといっているんだ。お前はは私の足元にも及ばないクズなんだよ!」


ルノ「...僕がゴミだって?ふーん、言ってくれるじゃん。もういいや、本気でやっちゃお」


あれ?ルノって僕っ娘だったの?って、そんなこと思ってる場合じゃないか。

ルノは手をスフルクに向けて魔力を集中させている。おそらく、グエアイネスが放ったあの魔法よりも強力な魔法になることだろう。


スフ「ははははは!そんな魔法なんか私に聞くはずが...」


そしてルノの魔法はスフルクにぶち当たり、大きなクレーターを作った。


「勝者、ルノ・アイズ!」


「おい、ルノってそんなに強かったのか?」


「あの威力、エルリアのより強いんじゃね?」


実際、あの魔法の威力は俺が出した魔法よりも威力が強い。


ルナ「ルノってあんなに強かったんだ...」


エル「こういった感じで自分の全力ってのは分からないもんなんだよ。そういや、一つ気になったんだが、いいか?」


ルナ「何?」


エル「...いや、後で本人に直接聞くことにしよう」


俺達はルノのところに行った。


ルナ「ルノ、凄いじゃん!あんなに強かったんだね!」


ルノ「いや、実際私もあんなに強かったなんて思ってなかったし。」


エル「こんな感じで自分の本気は分からないもんなんだよ。まぁ、それはとりあえず置いておいて、ルノ、一つ質問いいか?」


ルノ「な、何ですか」


エル「お前って一人称『僕』だったのか?」


ルノ「な...!!」


あれ、変なこと聞いたか?ルノの顔がみるみる赤くなっていく。


ルノ「そ、そんな訳...」


ルナ「そういえばそうだね。ルノって何で学園に来てから『私』って言うようになったの?家ではいっつも『僕』だったのに」


エル「やっぱり僕っ娘だったのか」


ルナ「うん。でも、何でか学園に来てから私って言うように」


ルノ「や、やめろ~!」


エル「じゃあ、何で『私』って言うようになったんだ?」


ルナ「うん、そうだよルノ。しかも、ここに来る前はいっつも男の子っぽい喋り方だったのに」


ルノ「わー!話す!話すからもうその話はやめて~!」


理由を聞くと、何でも男の子っぽい喋り方が自分ではあんまり好きじゃなかったらしく、学園でそのまんまの喋り方だとイジめられそうだったからということらしい。


エル「別にそのまんまでいいのに」


ルノ「え?」


ヘル「そのままの話し方でも十分女の子っぽいし、可愛いと俺は思うんだけどな...」


ルノ「~~~!!!」


俺がそう言うと、ルノは俺をポカポカ殴ってきた。

そして、


ルノ「...本当にこのまんまでも良いと思う?」


ヘル「?ああ、全然良いと思うけど?」


ルノ「...じゃあ、僕のまんまで今度から話す...」


ヘル「ああ、良いと思うぞ」


ルナ「そういえば、私がもうすぐでやるからいってくるね!全力でやるようにするから!」


ヘル「おう、頑張れ」


ルノ「...」ポカポカ


ヘル「あの...ルノさん?もうそろ叩くのやめてもらえます?」


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コメント

  • Kまる

    か…可愛い…だと…

    0
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