俺が異世界の中で最強~神様の粋な計らいは粋すぎていた~

Rover

#3 もう二人の兄

~帰宅~

「ねぇ、まだアイツいるねぇ、ムルシア。」

「そうだよねぇ。あんな奴、早くどっかいっちゃえばいいのにねぇ、ムルシオ。」

帰宅早々に嫌みを垂れてきたのは、ムルシア兄さんとムルシオ兄さんだった。

二人は双子で、いつも一緒にいる。

ムルシア兄さん達は8歳で、魔法とかが優れているとかでもうルイス兄さんと同じ学園に通っている。

「アイツらのことは気にするなよ、エルリア。」

「分かってるよ。ルイス兄さん。」

そういって自室に戻ろうと階段を上がろうとすると、

ドン、とムルシア兄さんとムルシオ兄さんが階段の壁に足をついて防いできた。

「なに上がろうとしてるの~、ねえムルシオ。」

「そうだよ~、何そんな粋がってんの。ねぇ、ムルシア。」

「...。」

少しイラッときた。

「ルイス兄さん、いいよね。」

下で見ていたルイス兄さんは

「...あまり派手にやり過ぎるとバレるぞ。」

こくっと頷いて、ムルシア兄さん達の方に向き直る。

「あは♪お前何言ってんの~?阿呆言うのも大概にしてよね~。ねぇ、ムルシア。」

「そうだよ~。あんまり調子に乗り過ぎないようにしろよ~。ねぇ、ムルシオ。」

そういうと、手から急に剣が出てきた。

「行くよムルシア!」

「こんな奴、二度と口を聞けないようにするよ~♪ねぇ、ムルシオ。」

そういって斬りかかってきたけど、そんなものは俺には効かない。

スイスイっと躱してみせる。

「!?」

「な!?」

驚いているようだけれど、そのままになって貰おう。

『スキル・束縛を獲得しました。』

創造で束縛スキルを作って、二人をスキルで動けないようにした。

「な、何だよこの鎖ィ!」

「ほどけよ、おい!」

そうして自室に戻った。

その時に束縛スキルも解いた。

さて、これからどうしようかなぁ。

そうして考えていると、ルイス兄さんが部屋に来た。

「なぁ、ちょっといいか?」

「うん、良いけど?」

なんだ?さっきのムルシオ兄さん達のことかな?やりすぎたかな...。

「ヘルニア、僕と一緒に王都に来ないか?」

「へ?」

急に何を言っているんだ。

「お前はここに居てもただ虐げられるだけだ。それなら、僕と一緒に王都に来て10歳まで一緒に暮らした方がいいんじゃないか?」

なるほど、そういうことか。

だけども、

「ごめん、ルイス兄さん。僕はまだここにいるよ。森にいって魔物と戦って、戦闘に必要なスキルを創ったりしないといけないから。」

「そうか。お前がそうしたいのならそうすればいい。僕もちょこちょこ帰ってくるから、そのときにまた会おう。」

「うん、約束だよ!」

「ああ!」

そうして次の日、兄さん達は王都へ帰った。


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コメント

  • ノベルバユーザー395039

    ヘルニアwww.

    0
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