絶対わざと神様は私だけ違う場所に転移させたし、ちらりと透けて見える魔王ってのはどういうこと?
異世界転移一五二日目みたいですよっと。夜五つ目
私の周りって本当に小さい子が多いなぁ。
まあ、良いんだけどね!
みんな可愛いから!
「マスター? どーしたの??」
「えっとね! ミルキーにお願いしたいことがあるんだけど、良いかな?」
「良いもなにも私達は貴女に創られたんだからどんな無茶でも問題ないわよ。それに、お願いと言わずに命令すれば良いのよ」
「えー、小さい子には優しくするもんだよー。そんな扱き使うなんて……。嫌いな子にしか出来ないよ!」
「出来るんじゃない……」
「うん!そりゃあね!」
「ま、まあいいわよ。で? 何を私に頼もうとしてたの?」
「うん!この魔結晶をパンダさんのぬいぐるみに植え付けて魔法をこの国全体にかけれるようにしたいの」
「……この国全体に、ね。さすがマスター無茶苦茶な願いだわ」
呆れていうミルキーに魔結晶を渡す。
でも見た目私の頭より大きいものだ。
ミルキーの腕にもギリギリ収まっているせいで、確認するのが苦労している。
やっぱり小さい子は可愛いなぁ……ぐへへ。
おっと、落ち着け。
私はまだ高校生だ。華のJKなのだから!
「そうねぇ。この大きさだとマスターの胸あたりまでのぬいぐるみが出来そうねぇ。もしかしたらそれ以上かも……。それは問題ないかしら?」
「だって、エルちゃん。問題ないかな?」
「う、うん! パンダさんなら問題ないよ!」
キラキラした目で元気よく言うエルちゃんに自然と笑が零れる。
もう、本当に癒されるぅ~。
「マスターの胸の辺りまである人形って、でか過ぎやしねぇか?」
「……大キイ」
「パ、パンダさんは正義だもんっ! 大きくてもいいのっ!」
「そうだよ!大きくないよ、エルちゃんが持ったらきっと可愛いよ!可愛いは正義なんだよ!君たちも正義だよ!」
「……それは、俺達に可愛いって言ってんのか……。一応男なんだけどなぁ……」
「ジョン、男、機能、ナイ。男、ナイ」
「いや、まあ、確かに男の象徴はねぇけどさ……」
「えっ!?ないの!?嘘っ」
「マ、マスター、私、女の子じゃ、ない?」
泣きそうな顔して私を見るエルちゃんが可愛過ぎて思わず抱き締めてしまった。
エルちゃんも抱きつき返してくれてとても幸せ!
じゃなくて、真面目に考えないと!
名残惜しいけどエルちゃんをはなして話を聞く。
「ということは、三人ともないんだ……」
「僕タチ、少年、少女型、ナイ」
「あー、でも来年辺りに成人の儀でもしかしたら俺等も〝大人〟になれるかも知んねぇだよなぁ」
「ち、な、み、に。眷属でも機能がない子とある子がいるわよ」
「ほぇー、ミルキーは? 機能あるの?」
「えぇ!もちろんよ! 当たり前じゃない!」
「えっ……合法ロリ? ロリババア?え、嘘……」
「じゃあ、取り敢えずハイドとアカシアも誘って超特急で造ってくるわね!」
私が勝手にショックを受けている間にミルキーはそう言って帰っていった。
うぅ……嘘だぁ……。
ミルキーが……うぅ。
「それで、準備期間どうするよ。何も決まってねぇぞ?」
「……うん。次にすることは決まってるよ」
「な、なにをするの……?」
「寝る!」
「あ、はい」
「準備、スル」
「パーティの方は、わ、私に任せて!」
「んじゃ、俺は朝飯の用意でもすっかな。マスターがお腹空かせて起きてくるだろうからな」
「み、みんな……! 本当ありがとう!! 大好きっ!」
そう言って皆をギューと抱き締める。
エルちゃんは、少し恥ずかしそうに、ブレットは、少し嬉しそうに、ジャンは、少し呆れていた。
うん、でも可愛いから仕方ないよね!
さ、寝ようか。
みんなをはなして少し待つとブレットが準備が終わったと予備に来てくれた。
笑顔で返事をして、ブレットについていくと豪華な寝室だった。
うん、とても寝心地良さそう。
「ブレット、おやすみ」
「オヤスミ、ナサイ、マスタ……」
小さな笑顔でそう言ってくれる。
嬉しくなって私も笑顔になって布団に潜った。
今日は疲れちゃった。
……おやすみなさい。
まあ、良いんだけどね!
みんな可愛いから!
「マスター? どーしたの??」
「えっとね! ミルキーにお願いしたいことがあるんだけど、良いかな?」
「良いもなにも私達は貴女に創られたんだからどんな無茶でも問題ないわよ。それに、お願いと言わずに命令すれば良いのよ」
「えー、小さい子には優しくするもんだよー。そんな扱き使うなんて……。嫌いな子にしか出来ないよ!」
「出来るんじゃない……」
「うん!そりゃあね!」
「ま、まあいいわよ。で? 何を私に頼もうとしてたの?」
「うん!この魔結晶をパンダさんのぬいぐるみに植え付けて魔法をこの国全体にかけれるようにしたいの」
「……この国全体に、ね。さすがマスター無茶苦茶な願いだわ」
呆れていうミルキーに魔結晶を渡す。
でも見た目私の頭より大きいものだ。
ミルキーの腕にもギリギリ収まっているせいで、確認するのが苦労している。
やっぱり小さい子は可愛いなぁ……ぐへへ。
おっと、落ち着け。
私はまだ高校生だ。華のJKなのだから!
「そうねぇ。この大きさだとマスターの胸あたりまでのぬいぐるみが出来そうねぇ。もしかしたらそれ以上かも……。それは問題ないかしら?」
「だって、エルちゃん。問題ないかな?」
「う、うん! パンダさんなら問題ないよ!」
キラキラした目で元気よく言うエルちゃんに自然と笑が零れる。
もう、本当に癒されるぅ~。
「マスターの胸の辺りまである人形って、でか過ぎやしねぇか?」
「……大キイ」
「パ、パンダさんは正義だもんっ! 大きくてもいいのっ!」
「そうだよ!大きくないよ、エルちゃんが持ったらきっと可愛いよ!可愛いは正義なんだよ!君たちも正義だよ!」
「……それは、俺達に可愛いって言ってんのか……。一応男なんだけどなぁ……」
「ジョン、男、機能、ナイ。男、ナイ」
「いや、まあ、確かに男の象徴はねぇけどさ……」
「えっ!?ないの!?嘘っ」
「マ、マスター、私、女の子じゃ、ない?」
泣きそうな顔して私を見るエルちゃんが可愛過ぎて思わず抱き締めてしまった。
エルちゃんも抱きつき返してくれてとても幸せ!
じゃなくて、真面目に考えないと!
名残惜しいけどエルちゃんをはなして話を聞く。
「ということは、三人ともないんだ……」
「僕タチ、少年、少女型、ナイ」
「あー、でも来年辺りに成人の儀でもしかしたら俺等も〝大人〟になれるかも知んねぇだよなぁ」
「ち、な、み、に。眷属でも機能がない子とある子がいるわよ」
「ほぇー、ミルキーは? 機能あるの?」
「えぇ!もちろんよ! 当たり前じゃない!」
「えっ……合法ロリ? ロリババア?え、嘘……」
「じゃあ、取り敢えずハイドとアカシアも誘って超特急で造ってくるわね!」
私が勝手にショックを受けている間にミルキーはそう言って帰っていった。
うぅ……嘘だぁ……。
ミルキーが……うぅ。
「それで、準備期間どうするよ。何も決まってねぇぞ?」
「……うん。次にすることは決まってるよ」
「な、なにをするの……?」
「寝る!」
「あ、はい」
「準備、スル」
「パーティの方は、わ、私に任せて!」
「んじゃ、俺は朝飯の用意でもすっかな。マスターがお腹空かせて起きてくるだろうからな」
「み、みんな……! 本当ありがとう!! 大好きっ!」
そう言って皆をギューと抱き締める。
エルちゃんは、少し恥ずかしそうに、ブレットは、少し嬉しそうに、ジャンは、少し呆れていた。
うん、でも可愛いから仕方ないよね!
さ、寝ようか。
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