絶対わざと神様は私だけ違う場所に転移させたし、ちらりと透けて見える魔王ってのはどういうこと?

がーねっと

異世界転移???日目みたいですよっと。一つ目

はいはーい。
皆さんおはようございます。


さてさて、端末を見て驚いた。
ヤバい、100層に挑んで2ヶ月経ってた。
86+60=146


はい!
異世界転移してから143日目の朝です!!
改めておはようございます!!


「マスタ、おっきした」
「待って!その発言待って!何が!?何がおっきしたの!?」
「ナニが」
「うわぁあああああああん!!!!ブレットがぁああ!ブレットがぁああああ!!」
「マス、タ。ドウシ、タ?」
「ふぇ?あ、あれ?ブレット??」


前を見るとブレット。
隣を見るとブレット。
前のブレットは真顔。
隣のブレットは笑顔。


「お前だれじゃぁあああああああ!!!!」


思わず今の私が持っている全力の力で隣で笑っているブレットを殴る。


「ぶべらっ……!!!!!」


あ、飛んでいった。


ドガァーーーーーーン!!!


うわっ、変な音出して壁にめり込んだ。


……と、思ったら光の粒子になって消えていった。
へー、死んだら光の粒になるんだぁ。
はじめて知ったよー。


【第294神 ウィリアム に勝利しました】


【第294神 の力を魔王の器へコピーします】


【第294神 を魔王の従者に設定します】


【第294神 を倒したことにより、魔王録第参睦壱章 神を従者に を完了しました】


【魔王録第参睦壱章 を完了したことにより、器のキーを解除します】


【解除しました】


【魔王録第壱章 を継続します】


うわ!!
なんか色々キタ!
というか、あれ神様やったんか!
ぶっ飛ばしちゃったけど、別にいいよね?
うん。
いいっぽい!


「流石、マス、タ。カッコ、いい!」


ブレットの真顔でありながらキラキラしたような目がとても痛いです。
うう、心が痛いよぉ……。


「うっ……泣いて戻ってじゃじゃじゃじゃーん!!ウィリアム君参上!!」
「あ、今から君の名前は ジョン・コリンズ だよ!」


【第294神 の名前を『ウィリアム』から『ジョン・コリンズ』へと変更します】


【魔王の器に 第294神 の力のコピーを完了しました】


【第294神 を再起動します】


うわぁ、やっちまった感が溢れてるけど気のせいかな?
私がどんどんチート化していくよ……?
まあ、なるよーになるかな!!


「マス、タ。100層、攻略、魔窟、攻略、証。受ケ、取ッテ」
「い、いきなりだね……!」


と言いつつも私はブレットから箱を受け取った。
箱はそこまで大きくないけど、何だろう……?


箱を開けて中を見ると。


「ゴーグル?」
「ソウ。敵ノ、ステータス、見レル。喋ッタ、言葉、真偽、分カル」
「何それ、チートか」
「他ニ、暗イ、所、ハッキリ、見エル。カメラ、内臓型」
「うん、凄いわ……」
「マス、ター専用。盗ミ、心配、ナイ。後、壊レ、ナイ。ツイデニ、カメラハ、周リ、飛バ、セル」
「……意味が分からないよ……」
「ゴーグル、Lv.、アル。何カ、捧ゲル、Lv.、上ガル」
「……Lv.が上がったらどうなる?」
「レーザー、出ル」


oh……。
こりゃやべぇ……。
取り敢えず鑑定だ!




    ゴーグル
  Lv.400 ※小鳥 翠※
  破壊不能
  ・ステータス鑑定
  ・ログ表示
  ・心眼
  ・暗視
  ・カメラ(現在六台まで操作可能)




こりゃ、思っていた以上に、チート性能じゃないか?
ログって……。
まあ、装備するけどねー。
装備しなかったらもったいないでしょー。









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