世界一の魔術鍛治師〜どんな剣も名剣へ〜

海月結城

side〜ルーク〜 紹介者

pvが400超えた


 ルークとマリーとメリダの三人で食事し終わり、このお店を紹介してくれた人をメリダが、紹介してくれるので、場所を移して、メリダの自宅に来ている。

「彼女は、とても良い子なので、すぐに仲良くなれると思うよ」

 そんなこんなで、メリダの家に着いた。そこは、貴族の屋敷と言われても、なんら問題ない。そんな屋敷だった。

「すごいところに住んでるんだな。メルダって」
「ん。すごい」
「これでも、騎士団長だからな。一応、こんなところに住んでないと、あれこれ言われるからな。ま、入ってくれ」

 中に入ると、外観とは違い、結構シンプルな作りになっていた。

「すごいな。広いのに、住みやすそうだ」
「だろう。結構こだわったんだぞ」

 メリダは、自慢げにそう言った。

「紹介したい人は、あそこの部屋の中にいるよ。ちょっと待っててね」

 メリダはそう言って、部屋の中に入っていき、すぐに戻ってきた。

「それじゃ、行きましょうか」

 ルークとマリーは、メリダについていき、部屋の中に入った。中で待っていたのは、ロングの黒髪をポニーテールにした、女の子だった。

「初めまして、メルダの親友のカレンです。よろしくお願いします」

 こっちを振り向いて挨拶をしてきた。

「こちらこそ、初めまして。ルークです」
「ん。マリー」
「ルークさんに、マリーちゃんですね。よろしくお願いします。あのお店はどうでした? 私の行きつけなんですよ」
「そうなんですか。とても、美味しかったですよ。また行きたいです」

 あのお店は、なかなかに美味しかった。

「あの、もしよろしければ、ルークさんと一緒に居たいんですが」
「「「「え!?」」」
「なんでですか?」
「そうですね。この人ならって、思っちゃったんですよ」

 カレンは、ルークに対して何かを感じていた。それはまだ、ルークには分からないだろう。

「一緒にいるのはいいですけど、大丈夫ですか?」

 メリダの方を見てルークは聞く。

「そうですね。寂しくなりますけど、それが、カレンの選んだ道ですから。でも、月一で手紙が欲しいです」
「もちろん! メリダのためなら、毎日でも書くよ! あ、やっぱり、週一でいい?」
「あはは。もう、締まらないんだから。週一でも、月一でもいいよ」

 こうして、新たな仲間が増えた。

 その後、夕飯をメリダの家でルークが作って食べて、メリダとは別れ、ルークの鍛冶屋に戻っていった。

「本当に良かったのか?」
「はい。大丈夫です」
「その、敬語はやめてくれないか。変な感じがする」
「せめて、ルークさんとは、呼ばせてね」
「分かったよ」
「これから、よろしくね。ルークさん、マリーちゃん」
「ん。よろ、しく」


前書いていた、「異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜」のカレンを出しました。愛着があるので、勿体無くて。
絵師の玖月とおかさんにカレンを書いてもらいました。
@kugatsu_toka
↑Twitterです。よかったら見てみてください。
@Tiko_novels
これが自分のTwitterです。

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