世界一の魔術鍛治師〜どんな剣も名剣へ〜
ステータス
遅れてしまった。
「なぁ、カナハルム」
「なんですか?」
「お前の名前長い。カナハルムだから、カルって、呼んでいいか?」
「カルですか。はい! それでお願いします!」
「いきなりだけど、カル。お前のステータス見せてくれ」
今回、カルを俺の鍛冶屋に居候させようとした理由だ。カルのステータスが気になる。
「ん〜、いいですけど、何も面白くないですよ?」
「大丈夫だ、面白さは求めてないからな。それじゃ、頭に手を乗せるぞ」
「はい。いつでもどうぞ」
この世界では、鑑定のスキルを持っている奴が、鑑定したい奴の頭に手を乗せて、反対の手を紙に手を乗せ、鑑定のスキルを発動されると、紙に相手のステータスが現れるという、少し面倒なのだ。これの簡略化も、ルークの目指しているものだ。
―――――
名前:カナハルム
年齢:15
性別:男
種族:人族
HP:D
MP:E
筋力:C
防御:E
俊敏:D
運:S
魔術適正
火・風・光
スキル
剣術・体術
―――――
「ほれ、鑑定結果が出たぞ」
「ありがとうございます。ん〜、弱いですね」
「そうだな、弱いな」
この世界のステータスは、ギルドのランクと同じように、F〜SSまである。それを踏まえてまた見てみよう。弱いだろう。
成長限界はなく、みんな一様にSSまで行くことができるが、SSまで行くのに、一生では足りないと言われている。今までの歴史で、1つだけ突出して鍛えれば行くことができると、身をもって教えてくれた人たちがいた。けれども、ほかのステータスがみんなEやD、いってもCまでだった。このことから、みんな全部を平均的に鍛えることにしている。
「まぁ、運がいいからスキルは獲得しやすいんじゃないか?」
「そうですね。成長速度upとか取れたらものすごく嬉しいんですけどね。取り方がわからないんですね」
スキルも、取ることはできるが向き不向きがあり、全てを取ることは千年は掛かるだろう。いったい幾つのスキルがあるのか知られていないんだから。
「そうだ、ルークさんのステータスも見せてくださいよ」
「ん〜、そうだな、俺のステータスが見たければ、俺が出した課題を1つクリアしろ」
「課題ですか? それほどまでに、ルークさんのステータスは秘密なんですね」
「まぁな。それで、課題を出す前に、カルの魔法はどこまで使えるんだ?」
「えっと。火と風が中級までで、光が初級までしかできないですね」
「なら、課題は、光を中級まで上げて、実戦で使えるようにしろ」
「実戦で使えるようにしろ、ですか!? それは、いつまで?」
「期限は設けないぞ」
魔術は、使えるようになるのは簡単だが、そこからが難しい。使えるようになっても、最初の方は実戦では使い物にならない。中級の魔法を覚えても、形ができて消えていく。これが、魔術の最初の頃だ。これを実戦で使えるようにするには最低でも二ヶ月は掛かると言われているほど難しいのだ。
「頑張りますよ! 一刻も早くルークさんのステータスをみたいですから!」
こうして、カルの厳しい修行が開始された。
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「なぁ、カナハルム」
「なんですか?」
「お前の名前長い。カナハルムだから、カルって、呼んでいいか?」
「カルですか。はい! それでお願いします!」
「いきなりだけど、カル。お前のステータス見せてくれ」
今回、カルを俺の鍛冶屋に居候させようとした理由だ。カルのステータスが気になる。
「ん〜、いいですけど、何も面白くないですよ?」
「大丈夫だ、面白さは求めてないからな。それじゃ、頭に手を乗せるぞ」
「はい。いつでもどうぞ」
この世界では、鑑定のスキルを持っている奴が、鑑定したい奴の頭に手を乗せて、反対の手を紙に手を乗せ、鑑定のスキルを発動されると、紙に相手のステータスが現れるという、少し面倒なのだ。これの簡略化も、ルークの目指しているものだ。
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名前:カナハルム
年齢:15
性別:男
種族:人族
HP:D
MP:E
筋力:C
防御:E
俊敏:D
運:S
魔術適正
火・風・光
スキル
剣術・体術
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「ほれ、鑑定結果が出たぞ」
「ありがとうございます。ん〜、弱いですね」
「そうだな、弱いな」
この世界のステータスは、ギルドのランクと同じように、F〜SSまである。それを踏まえてまた見てみよう。弱いだろう。
成長限界はなく、みんな一様にSSまで行くことができるが、SSまで行くのに、一生では足りないと言われている。今までの歴史で、1つだけ突出して鍛えれば行くことができると、身をもって教えてくれた人たちがいた。けれども、ほかのステータスがみんなEやD、いってもCまでだった。このことから、みんな全部を平均的に鍛えることにしている。
「まぁ、運がいいからスキルは獲得しやすいんじゃないか?」
「そうですね。成長速度upとか取れたらものすごく嬉しいんですけどね。取り方がわからないんですね」
スキルも、取ることはできるが向き不向きがあり、全てを取ることは千年は掛かるだろう。いったい幾つのスキルがあるのか知られていないんだから。
「そうだ、ルークさんのステータスも見せてくださいよ」
「ん〜、そうだな、俺のステータスが見たければ、俺が出した課題を1つクリアしろ」
「課題ですか? それほどまでに、ルークさんのステータスは秘密なんですね」
「まぁな。それで、課題を出す前に、カルの魔法はどこまで使えるんだ?」
「えっと。火と風が中級までで、光が初級までしかできないですね」
「なら、課題は、光を中級まで上げて、実戦で使えるようにしろ」
「実戦で使えるようにしろ、ですか!? それは、いつまで?」
「期限は設けないぞ」
魔術は、使えるようになるのは簡単だが、そこからが難しい。使えるようになっても、最初の方は実戦では使い物にならない。中級の魔法を覚えても、形ができて消えていく。これが、魔術の最初の頃だ。これを実戦で使えるようにするには最低でも二ヶ月は掛かると言われているほど難しいのだ。
「頑張りますよ! 一刻も早くルークさんのステータスをみたいですから!」
こうして、カルの厳しい修行が開始された。
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コメント
Kまる
乙女は秘密が多いって言うよね…