は・み・る・な日常
~~白亜の日常4~~
三時間目の数学で辱しめにあい。私は傷心の為、傷心の為に眠りに付いた。だが、四時間目が始まると私は再び教師に起こされる。しかし、何故か教師は私に向かい「大丈夫?具合い悪いの?」と言って、保健室に行く様に諭される。
実は私は夜更かしの為に授業中寝ていると、こうして教師に保健室に行く様に言われる事が多々在るのだ。
何故だろう?まあ、眠い時にベットで寝られるから良いんだけどね。
そんな訳で私は教師の恩情に甘え、保健室に向かう。教室を出る時ふと二人を見ると澪は「またかお前」見たいな空気を醸し出し、瑠璃は「しょうがないな~」と言う様な娘を見る母の様な慈愛に満ちた目で見られた。
若干一名の視線に納得いかないがまぁいいか?しかし、あいつは何で時々私の事を娘を気遣う母の様な視線で見るかな?同い年よ?解せん!
「ちゃーす」
「あら?また来たの白亜ちゃん?」
「おやすみ」
「・・・・・・相も変わらず早いわね」
私は保健室に入ると、挨拶もそこそこにベットにダイブして寝始める。だが、そこはエロいと評判の保険医様、簡単には寝かせまいと会話を開始する。
「・・・・・今とても失礼な事考えなかった?」
「そんな事は無い」
「ふう、澪ちゃんの言う通りそうやって皆と話せれば良いのに」
「・・・・・・・グー」
「寝たふりしても駄目よ?」
「チッ!」
「貴女本当に見た目と行動が合わないわよね」
「そうかな?」
「見た目文学少女みたいのに」
それは何かい?図書室とかでキノコ生やしてそうとか言うイメージかい?
「何か曲解されてる気がするわ」
「そんな事無いよ?」
私が言うのに、この保険医は何故か胡乱な目を向ける。
何故だ解せん。
因みにこの保険医名前を益田 明美と言う。実に平凡な名前では在るが、これでも色々医学会で論文を発表している凄い人だ。それなのに何故こんな所で保険医をしているのか?それは私の姉との約束らしい。まあ、詳しくは知らんけどね!聞いても教えてくれないし。あっ、因みに現在25歳だ。
そんな訳で前から知っている明美は、私が緊張しないで済む数少ない例外の内の一人でもあった。
そして私や澪、瑠璃の事を知っている明美は、口裏を合わせたりもしてくれる為、なかなか便利な人間だ。
「何かまた失礼な事考えたでしょ?」
「まさかぁ~」
何故にバレるし!?
「じゃあ今日は最後までここに居るの?」
「さあ?」
「・・・・否定は無いのね」
勿論ですとも!私のHPはもう無いからね!
そのまま暫く話していると不意に保健室のドアが開く。
ヤバイ!
私は流れるような動作で布団を頭から被り、外からでは誰か分からないようにする。すると、ドアから入ってきた人物にいきなり布団を剥ぎ取られる。
「っつ、何だ・・・澪か~」
「お前な~。責めて保健室に入ってきた人間に位挨拶しろよ」
「うっ」
「分かったか」
「だが断る!」
あっ、握りこぶしを作ってプルプルしてる。これはあれだダメな流れだ。
「ギャース」
案の定殴られた私は瑠璃が来るまでその痛みにのたうち回っていた。
その後少し遅れてきた瑠璃と合流して、明美も含めた四人で昼食を取る。
「はぁ、保健室を食堂にしないで欲しいわ。あっ!その唐揚げ私のよ!」
「早い者勝ちでしょ。てか、前後の台詞が合ってねぇぞ保険医」
「もう、二人共もっとゆっくりと食べても沢山在りますよ」
「そうだぞ見苦しい」
「しれっと肉ばっか食ってる奴に言われたかねぇよ」
「・・・早い者勝ちだろ?」
「おい。だから前後の台詞が合ってねぇよ!」
そんな風に食事をしていると、珍しく食事中にも関わらず瑠璃がスマホを弄くる。そんな姿を私達程何時も一緒に居る訳でもない明美でも不思議に思ったのか瑠璃に訊ねる。
「どうしたの瑠璃ちゃん?食事中にスマホ弄ってる何て珍しいわね?」
「あっ、すいません。迷惑でしたね」
「別に気にしてないわよ」
「そりゃ生徒に結構な確率で餌付けされて文句言ったらねぇ?」
「料理出来ない系女子もある程度まで行くと引くしな」
「あれ?私もしかして生徒にケンカ売られてる?良し良いわ!買ってやるわよガキ!」
「あはははは・・・」
「それで?どうしたんだ悩みなら聞くぞ」
「面倒じゃ無い範囲ならね」
「ありがとうございます二人とも。・・・・・えっと、実は親戚から相談を受けてまして」
「「「相談?」」」
「はい。お父さんの親戚でお医者さん何ですけど、その人の医大に通っている息子さんが最近危ない仕事をしているそうなんです」
「「「へ、へ~」」」
そんな事を言って再びスマホを弄る瑠璃。私達は急いで席を立ち少し離れた所でスクラムを組んで会議する。
「・・・・医大に通っている医者の息子が危ない仕事をしているって。もしかして臓器ばーー」
「慌てるな白亜。仕事何て色々ある」
「そ、そうよね?切り売りとかじゃ無いわよね?」
幾ら話をしても当然私達では結論が出ない。なので意を決して瑠璃に訊ねる事にした。
「あのさ瑠璃?その医者の息子が危ない仕事をしているって何の仕事をしてるの?」
「えっ?あっ、えっとですね。高層ビルの窓拭きとか、マグロ漁船だそうです」
「「「本当に危ない仕事だった!!」」」
「だからそう言ったじゃ無いですか?」
「「「ですよね!すいません!」」」
良かった~。何か良かった~。
「それで?何でお前がわざわざそんなのに付き合ってるんだ?」
「えっと、親戚の中では年の近い私に事情を聞いて欲しいと頼まれたんです。親族で集まると割りと話しますし」
「面倒な事頼まれたね~」
「大丈夫ですよハーちゃん。もう終わりましたから」
「はや!理由分かったんだ」
「はい。何か彼女の誕生日プレゼントを自分の稼いだお金で買いたかったそうですよ?」
「うん。好青年とか一瞬思いそうになったけど、高層ビルの窓拭きやマグロ漁船じゃチョイスがオカシイよね?!」
「確かにそうよね」
「それ貢がされる感じ何じゃ無いか?」
「大丈夫ですよ。聞き出すまでが私の仕事でその後は知りませんから」
(((やだこの子超ドライ)))
「さあ、ご飯食べましょう」
「そ、そうだな。そう言えば白亜午後はちゃんと出るんだろうな?」
「何で?」
いや、出ませんよ?
「・・・お前と言う奴は・・・はぁ、まぁいいか。課題をやっていただけましか」
「えっ?」
何の話し?課題?そもそも在ったっけ?
「おい、えっ?って何だ?えっ?って。さっき回収していた時に瑠璃が出していたぞ」
「へぇ~、そうか。遂にそんな能力に目覚めたか私!」
「どんな能力だ!おい、瑠璃どういう事だ!」
「勿論、ハーちゃんの分は私がキッチリやっておきました!」
おお、流石。
「お前何でそんな自信を持って言えた?!そもそも筆跡でバレるだろう!」
「ふっふっふ、じゃん!完璧です!」
瑠璃はその豊満な胸を反らしながら、紙にサラサラと書いた字を見せる。そこにあったのは確かに私の字だった。
えっ?何でこの子こんな事出来るの?
私は思わず手に取り、同じ文を何も意識せず真横に書いて見比べる。
うん。自分でも良くわからんよ?何このクオリティー。プリンター並みなんですけど!?
「・・・・これで何時でも届けが出せます・・・・」
「何か言った?」
「何も言ってませんよハーちゃん」
(ねえあの子マジよ)
(ああ、その内本気でやるな。うかうかしてられん)
何故か澪と明美が二人でボソボソと話している。にしてもこのクオリティーマジでスゲー。
「それで?ハーちゃんはずっとここに居るんですか?」
「う~ん。いい天気だし。たまには、た・ま・に・は・屋上で寝てようかな?」
「はぁ、授業サボって日光浴を咎めるべきか、珍しく日の光を浴びようとしてるのを喜ぶべきか」
「そこ悩むのね?」
失礼な!それじゃあまるで私が、ひがな一日日の光も浴びず蛍光灯の光だけ浴びてるみたいじゃ無いか!!あっ、その通りか。
「はぁ、まぁいいか。それじゃあ授業が終わったら迎えに行く。見つかるなよ」
「そんなヘマはしない!」
きっとこの世にスキルの概念があれば、私の隠密と気配遮断のスキルはカンストしている筈!
「お前はそんな事ばかり。っと、そろそろ時間か行くぞ瑠璃。後でな白亜」
「あっ、待って下さいみーちゃん。それじゃあハーちゃんまた後で迎えに行きますね。寂しくなったらメール下さい。何時でも添い寝しに行きますから!!」
「あっ、はい」
何?この圧力?そして何で後ろの二人はそんな憐れんだ目で私を見てるの?解せん?
そんな二人を見送った後、少ししてから私も屋上へと向かうのだった。
「それじゃあ邪魔したね!またな!」
「・・・・貴女少しは真面目にやりなさい」
こんなに真面目に学校に居るのに?解せん?
実は私は夜更かしの為に授業中寝ていると、こうして教師に保健室に行く様に言われる事が多々在るのだ。
何故だろう?まあ、眠い時にベットで寝られるから良いんだけどね。
そんな訳で私は教師の恩情に甘え、保健室に向かう。教室を出る時ふと二人を見ると澪は「またかお前」見たいな空気を醸し出し、瑠璃は「しょうがないな~」と言う様な娘を見る母の様な慈愛に満ちた目で見られた。
若干一名の視線に納得いかないがまぁいいか?しかし、あいつは何で時々私の事を娘を気遣う母の様な視線で見るかな?同い年よ?解せん!
「ちゃーす」
「あら?また来たの白亜ちゃん?」
「おやすみ」
「・・・・・・相も変わらず早いわね」
私は保健室に入ると、挨拶もそこそこにベットにダイブして寝始める。だが、そこはエロいと評判の保険医様、簡単には寝かせまいと会話を開始する。
「・・・・・今とても失礼な事考えなかった?」
「そんな事は無い」
「ふう、澪ちゃんの言う通りそうやって皆と話せれば良いのに」
「・・・・・・・グー」
「寝たふりしても駄目よ?」
「チッ!」
「貴女本当に見た目と行動が合わないわよね」
「そうかな?」
「見た目文学少女みたいのに」
それは何かい?図書室とかでキノコ生やしてそうとか言うイメージかい?
「何か曲解されてる気がするわ」
「そんな事無いよ?」
私が言うのに、この保険医は何故か胡乱な目を向ける。
何故だ解せん。
因みにこの保険医名前を益田 明美と言う。実に平凡な名前では在るが、これでも色々医学会で論文を発表している凄い人だ。それなのに何故こんな所で保険医をしているのか?それは私の姉との約束らしい。まあ、詳しくは知らんけどね!聞いても教えてくれないし。あっ、因みに現在25歳だ。
そんな訳で前から知っている明美は、私が緊張しないで済む数少ない例外の内の一人でもあった。
そして私や澪、瑠璃の事を知っている明美は、口裏を合わせたりもしてくれる為、なかなか便利な人間だ。
「何かまた失礼な事考えたでしょ?」
「まさかぁ~」
何故にバレるし!?
「じゃあ今日は最後までここに居るの?」
「さあ?」
「・・・・否定は無いのね」
勿論ですとも!私のHPはもう無いからね!
そのまま暫く話していると不意に保健室のドアが開く。
ヤバイ!
私は流れるような動作で布団を頭から被り、外からでは誰か分からないようにする。すると、ドアから入ってきた人物にいきなり布団を剥ぎ取られる。
「っつ、何だ・・・澪か~」
「お前な~。責めて保健室に入ってきた人間に位挨拶しろよ」
「うっ」
「分かったか」
「だが断る!」
あっ、握りこぶしを作ってプルプルしてる。これはあれだダメな流れだ。
「ギャース」
案の定殴られた私は瑠璃が来るまでその痛みにのたうち回っていた。
その後少し遅れてきた瑠璃と合流して、明美も含めた四人で昼食を取る。
「はぁ、保健室を食堂にしないで欲しいわ。あっ!その唐揚げ私のよ!」
「早い者勝ちでしょ。てか、前後の台詞が合ってねぇぞ保険医」
「もう、二人共もっとゆっくりと食べても沢山在りますよ」
「そうだぞ見苦しい」
「しれっと肉ばっか食ってる奴に言われたかねぇよ」
「・・・早い者勝ちだろ?」
「おい。だから前後の台詞が合ってねぇよ!」
そんな風に食事をしていると、珍しく食事中にも関わらず瑠璃がスマホを弄くる。そんな姿を私達程何時も一緒に居る訳でもない明美でも不思議に思ったのか瑠璃に訊ねる。
「どうしたの瑠璃ちゃん?食事中にスマホ弄ってる何て珍しいわね?」
「あっ、すいません。迷惑でしたね」
「別に気にしてないわよ」
「そりゃ生徒に結構な確率で餌付けされて文句言ったらねぇ?」
「料理出来ない系女子もある程度まで行くと引くしな」
「あれ?私もしかして生徒にケンカ売られてる?良し良いわ!買ってやるわよガキ!」
「あはははは・・・」
「それで?どうしたんだ悩みなら聞くぞ」
「面倒じゃ無い範囲ならね」
「ありがとうございます二人とも。・・・・・えっと、実は親戚から相談を受けてまして」
「「「相談?」」」
「はい。お父さんの親戚でお医者さん何ですけど、その人の医大に通っている息子さんが最近危ない仕事をしているそうなんです」
「「「へ、へ~」」」
そんな事を言って再びスマホを弄る瑠璃。私達は急いで席を立ち少し離れた所でスクラムを組んで会議する。
「・・・・医大に通っている医者の息子が危ない仕事をしているって。もしかして臓器ばーー」
「慌てるな白亜。仕事何て色々ある」
「そ、そうよね?切り売りとかじゃ無いわよね?」
幾ら話をしても当然私達では結論が出ない。なので意を決して瑠璃に訊ねる事にした。
「あのさ瑠璃?その医者の息子が危ない仕事をしているって何の仕事をしてるの?」
「えっ?あっ、えっとですね。高層ビルの窓拭きとか、マグロ漁船だそうです」
「「「本当に危ない仕事だった!!」」」
「だからそう言ったじゃ無いですか?」
「「「ですよね!すいません!」」」
良かった~。何か良かった~。
「それで?何でお前がわざわざそんなのに付き合ってるんだ?」
「えっと、親戚の中では年の近い私に事情を聞いて欲しいと頼まれたんです。親族で集まると割りと話しますし」
「面倒な事頼まれたね~」
「大丈夫ですよハーちゃん。もう終わりましたから」
「はや!理由分かったんだ」
「はい。何か彼女の誕生日プレゼントを自分の稼いだお金で買いたかったそうですよ?」
「うん。好青年とか一瞬思いそうになったけど、高層ビルの窓拭きやマグロ漁船じゃチョイスがオカシイよね?!」
「確かにそうよね」
「それ貢がされる感じ何じゃ無いか?」
「大丈夫ですよ。聞き出すまでが私の仕事でその後は知りませんから」
(((やだこの子超ドライ)))
「さあ、ご飯食べましょう」
「そ、そうだな。そう言えば白亜午後はちゃんと出るんだろうな?」
「何で?」
いや、出ませんよ?
「・・・お前と言う奴は・・・はぁ、まぁいいか。課題をやっていただけましか」
「えっ?」
何の話し?課題?そもそも在ったっけ?
「おい、えっ?って何だ?えっ?って。さっき回収していた時に瑠璃が出していたぞ」
「へぇ~、そうか。遂にそんな能力に目覚めたか私!」
「どんな能力だ!おい、瑠璃どういう事だ!」
「勿論、ハーちゃんの分は私がキッチリやっておきました!」
おお、流石。
「お前何でそんな自信を持って言えた?!そもそも筆跡でバレるだろう!」
「ふっふっふ、じゃん!完璧です!」
瑠璃はその豊満な胸を反らしながら、紙にサラサラと書いた字を見せる。そこにあったのは確かに私の字だった。
えっ?何でこの子こんな事出来るの?
私は思わず手に取り、同じ文を何も意識せず真横に書いて見比べる。
うん。自分でも良くわからんよ?何このクオリティー。プリンター並みなんですけど!?
「・・・・これで何時でも届けが出せます・・・・」
「何か言った?」
「何も言ってませんよハーちゃん」
(ねえあの子マジよ)
(ああ、その内本気でやるな。うかうかしてられん)
何故か澪と明美が二人でボソボソと話している。にしてもこのクオリティーマジでスゲー。
「それで?ハーちゃんはずっとここに居るんですか?」
「う~ん。いい天気だし。たまには、た・ま・に・は・屋上で寝てようかな?」
「はぁ、授業サボって日光浴を咎めるべきか、珍しく日の光を浴びようとしてるのを喜ぶべきか」
「そこ悩むのね?」
失礼な!それじゃあまるで私が、ひがな一日日の光も浴びず蛍光灯の光だけ浴びてるみたいじゃ無いか!!あっ、その通りか。
「はぁ、まぁいいか。それじゃあ授業が終わったら迎えに行く。見つかるなよ」
「そんなヘマはしない!」
きっとこの世にスキルの概念があれば、私の隠密と気配遮断のスキルはカンストしている筈!
「お前はそんな事ばかり。っと、そろそろ時間か行くぞ瑠璃。後でな白亜」
「あっ、待って下さいみーちゃん。それじゃあハーちゃんまた後で迎えに行きますね。寂しくなったらメール下さい。何時でも添い寝しに行きますから!!」
「あっ、はい」
何?この圧力?そして何で後ろの二人はそんな憐れんだ目で私を見てるの?解せん?
そんな二人を見送った後、少ししてから私も屋上へと向かうのだった。
「それじゃあ邪魔したね!またな!」
「・・・・貴女少しは真面目にやりなさい」
こんなに真面目に学校に居るのに?解せん?
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