ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
ヤバイ!死んだ!
「そら、ソラ、そら、ソラ!ほらほらもっと集中しねぇと死んじまうぜ!ハクアよォ!」
「してるから!今までで一番してるから!」
と、今まさに殺そうと攻撃してくる相手と殺されそうになってる側の人間とは思えない様な会話を繰り広げながら、一発貰うだけで簡単に死んでしまう攻撃を避け続ける。
「ハッ!器用に避けるじゃねぇか!なら、まだまだスピード上げるぜ!」
んなっ!マジで!?
グロスは宣言通り、大剣での攻撃スピードを上げてくる。
降り下ろされる大剣を勘を頼りに避けに避け距離を取ろうとするも、大剣は地面に当たる直前に斜め上に跳ね上がり私を追撃する。その一撃を暁と宵闇に鎌鼬を発動し更に魔力を流し込み強化し、何とか受け流す事に成功するもその余波だけで吹き飛ばされる。
クソ!地力が違いすぎる!このままじゃじり貧だ。何とかしないとMPの法が先に尽きて避ける事も出来ずに殺られる。
一撃を貰えばどうせ死ぬ、それなら回避に専念する方が消費を抑えて攻撃の機会を伺える。
そう考えた私は全身を覆っていた【魔闘技】を足にのみ集中する。それと同時に新技の魔領を使う、この魔領は自分の周りに魔力を薄く散布する事でその領域に入った物を感知する言わばレーダーの様な物だ。
ハクア
HP:270/560
MP:200/330
さっき覚えた【HP自動回復】のお陰で少しだけだけど、何とか回復してるからHPに関しては考えないで良いや!それよりもMPの管理はちゃんとしないと一気に挽肉コースだよねこれ!?
「良いのかぁ、只でさえ無いに等しい防御を更に薄くするなんて、正気の沙汰じゃネェぞぉ!」
「無いに等しいなら無くても同じだよ」
「くかか!違いねぇ!」
又も突進してくるグロス。
完璧に遊ばれてるな!私!
しかし突進してくると思ったグロスは間合いの外で大剣を振りかぶり力任せに降り下ろす。
ズガアアァア!
その瞬間地面が爆ぜ一直線に斬撃が私に向い飛んでくる。
これ大剣技【地走り】とかって奴か!?
逃げ切れない。そう判断した私は風縮を掌で地面に放ちその爆風で飛び上がる。しかしその私を今度は大剣技【裂空】が襲う。それを見た私は影魔法で自身の足を掴み下に放り投げ着地と同時に風爪を発動、そのままグロスに駆け寄る。
「ハッ!良い根性だァ!」
そりゃどうも!
大剣技【連斬】による連続の斬撃を魔領による感知を頼りに避け、すり抜け様に脇腹を【疫爪】を使った風爪で抉るも。
ガキン!
おいおい!金属か何かなの?その体?!
風爪が脇腹に当たると硬質な音と共に弾かれる。が、ほんの少し傷をつける事に成功した。それを感触で確めた瞬間に風爪を傷口から体内に送り込み、体の中から全力のウインドブラストをぶち込む。
ドパン!
「グガァァァア!」
体内からのウインドブラストで初めてまともにダメージを与える事に成功するも。
「くかかカカ!良い攻撃ダァ!」
口から血を流し、脇腹の傷口を大きく広げた状態でグロスが獰猛に嗤う。
そして、行きなりその姿が目の前で消え、気が付いた時には私の腹にグロスの拳打による一撃が入っていた。
魔領の感知でも間に合わない!?
ボギィッ!ドンッ!ズザザザザザァ!
「ガボッ!ゴプッ!かっふ!けはけは!」
ビチャッ!ボチャッ!
グロスに殴られた事であばらが折れ何処かに刺さったのか大量の血が口から溢れる。
マズイ!そう思った瞬間私は回復薬を取り出し一気に飲み干す。しかし、体の芯は熱くまだ痛みは消えない。
「クハハ!ちゃんと手加減はしたぜェ!まだまだ俺を楽しませてくれるよな?」
グロス
HP:2300/3000
MP:860/1000
ハクア
HP:50/560
MP:140/330
クッ!あの攻撃でもアレだけしかダメージ無いのか!
私は更に回復薬とMP回復薬を飲み干し震える足で立ち上がる。すると、
ドガァァァァァアァア!
遠くの方で蒼炎の火柱が立ち上りインフェルノが放たれたのだと知る。
皆、何とか戦えてるみたいだ!
「余所見してる暇はネェぞぉ!」
再び迫り来るグロスの攻撃を魔領便りに何とか避け続ける、右、上、切り返し、袈裟斬り、多種多様な角度から私の命を狙って斬撃が乱れ跳ぶ、私は避ける度に隙を何とか探し対したダメージにならないと分かりつつも、短剣と拳打による攻撃を繰り返す、そして私が避け続ける事に焦れたグロスが大剣を振りかぶった瞬間すり抜け様に暁と宵闇で斬り付ける。
「効かねぇゾォお!」
ドガァアアァァァオ!
その時、グロスの絶叫と重なる様に再び爆音が鼓膜を叩く。
あれは、まさか敵の!?皆!?
「考え事はよした方が良いぜぇ!」
爆音に気を取られ仲間の事を考えてしまった瞬間、グロスが私に向い大剣を降り下ろす。
ヤバイ!死んだ!
「してるから!今までで一番してるから!」
と、今まさに殺そうと攻撃してくる相手と殺されそうになってる側の人間とは思えない様な会話を繰り広げながら、一発貰うだけで簡単に死んでしまう攻撃を避け続ける。
「ハッ!器用に避けるじゃねぇか!なら、まだまだスピード上げるぜ!」
んなっ!マジで!?
グロスは宣言通り、大剣での攻撃スピードを上げてくる。
降り下ろされる大剣を勘を頼りに避けに避け距離を取ろうとするも、大剣は地面に当たる直前に斜め上に跳ね上がり私を追撃する。その一撃を暁と宵闇に鎌鼬を発動し更に魔力を流し込み強化し、何とか受け流す事に成功するもその余波だけで吹き飛ばされる。
クソ!地力が違いすぎる!このままじゃじり貧だ。何とかしないとMPの法が先に尽きて避ける事も出来ずに殺られる。
一撃を貰えばどうせ死ぬ、それなら回避に専念する方が消費を抑えて攻撃の機会を伺える。
そう考えた私は全身を覆っていた【魔闘技】を足にのみ集中する。それと同時に新技の魔領を使う、この魔領は自分の周りに魔力を薄く散布する事でその領域に入った物を感知する言わばレーダーの様な物だ。
ハクア
HP:270/560
MP:200/330
さっき覚えた【HP自動回復】のお陰で少しだけだけど、何とか回復してるからHPに関しては考えないで良いや!それよりもMPの管理はちゃんとしないと一気に挽肉コースだよねこれ!?
「良いのかぁ、只でさえ無いに等しい防御を更に薄くするなんて、正気の沙汰じゃネェぞぉ!」
「無いに等しいなら無くても同じだよ」
「くかか!違いねぇ!」
又も突進してくるグロス。
完璧に遊ばれてるな!私!
しかし突進してくると思ったグロスは間合いの外で大剣を振りかぶり力任せに降り下ろす。
ズガアアァア!
その瞬間地面が爆ぜ一直線に斬撃が私に向い飛んでくる。
これ大剣技【地走り】とかって奴か!?
逃げ切れない。そう判断した私は風縮を掌で地面に放ちその爆風で飛び上がる。しかしその私を今度は大剣技【裂空】が襲う。それを見た私は影魔法で自身の足を掴み下に放り投げ着地と同時に風爪を発動、そのままグロスに駆け寄る。
「ハッ!良い根性だァ!」
そりゃどうも!
大剣技【連斬】による連続の斬撃を魔領による感知を頼りに避け、すり抜け様に脇腹を【疫爪】を使った風爪で抉るも。
ガキン!
おいおい!金属か何かなの?その体?!
風爪が脇腹に当たると硬質な音と共に弾かれる。が、ほんの少し傷をつける事に成功した。それを感触で確めた瞬間に風爪を傷口から体内に送り込み、体の中から全力のウインドブラストをぶち込む。
ドパン!
「グガァァァア!」
体内からのウインドブラストで初めてまともにダメージを与える事に成功するも。
「くかかカカ!良い攻撃ダァ!」
口から血を流し、脇腹の傷口を大きく広げた状態でグロスが獰猛に嗤う。
そして、行きなりその姿が目の前で消え、気が付いた時には私の腹にグロスの拳打による一撃が入っていた。
魔領の感知でも間に合わない!?
ボギィッ!ドンッ!ズザザザザザァ!
「ガボッ!ゴプッ!かっふ!けはけは!」
ビチャッ!ボチャッ!
グロスに殴られた事であばらが折れ何処かに刺さったのか大量の血が口から溢れる。
マズイ!そう思った瞬間私は回復薬を取り出し一気に飲み干す。しかし、体の芯は熱くまだ痛みは消えない。
「クハハ!ちゃんと手加減はしたぜェ!まだまだ俺を楽しませてくれるよな?」
グロス
HP:2300/3000
MP:860/1000
ハクア
HP:50/560
MP:140/330
クッ!あの攻撃でもアレだけしかダメージ無いのか!
私は更に回復薬とMP回復薬を飲み干し震える足で立ち上がる。すると、
ドガァァァァァアァア!
遠くの方で蒼炎の火柱が立ち上りインフェルノが放たれたのだと知る。
皆、何とか戦えてるみたいだ!
「余所見してる暇はネェぞぉ!」
再び迫り来るグロスの攻撃を魔領便りに何とか避け続ける、右、上、切り返し、袈裟斬り、多種多様な角度から私の命を狙って斬撃が乱れ跳ぶ、私は避ける度に隙を何とか探し対したダメージにならないと分かりつつも、短剣と拳打による攻撃を繰り返す、そして私が避け続ける事に焦れたグロスが大剣を振りかぶった瞬間すり抜け様に暁と宵闇で斬り付ける。
「効かねぇゾォお!」
ドガァアアァァァオ!
その時、グロスの絶叫と重なる様に再び爆音が鼓膜を叩く。
あれは、まさか敵の!?皆!?
「考え事はよした方が良いぜぇ!」
爆音に気を取られ仲間の事を考えてしまった瞬間、グロスが私に向い大剣を降り下ろす。
ヤバイ!死んだ!
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