クレイジークラスルーム

けん玉マスター

10話 早田と言う男

何日かすぎましたすいません!
本編どぞ!



「何をやってる!なんでたかが4下ごときに5人もやられているんだ!」
「落ち着け…道枝。」
「早田さん…。」
「そうか…あっちには建宮建設の息子がいたな…。」
「!…建宮建設って…あの建宮黒近の…?」
「…ああ。だが、変に騒いでくれたおかげで敵のリーダーが分かった。青井星矢だ。建宮が守ってる。徹底的に叩け。」
「はい!」




まあそう来るよな…。
建宮を囲む数人の生徒達。
だがな…。
「重力を舐めすぎだ。」


「っ…こ、こんな異能…聞いたことねえぞ…!」
地面に伏す周りの生徒たち。
RNYリングのセーフティが解除され、その生徒たちは戦闘不能となった。
「舐めんな。」
建宮は倒れ付す生徒の前で汗を拭った。




「いい感じに陽動してくれてるな…。俺たちもそろそろ行くか…大河。」
「ああ!任せとけ!」
大河は手にメリケンサックをはめる。
「おいおい、サバゲーだぞ?銃も使えよ。」
「うっせえ。こっちの方が戦いやすいんだよ。」
「はいはい、せいぜい頑張ってくれ…。」
さて…こっちも上手く陽動してもらおうか。




「どりゃあぁぁぁ!!」
「なっ!こいつ…がはっ!」
大河は2組の生徒をなぐりとばす。
ここまで早くに差が出るか…。
「こいつ…ら…4下じゃねえのかよ…?!」
「うおおおおぉ!!」
「っ…やれぇ!!」
2組の生徒たちが一斉に銃を乱射する。
「っ…!」
大河は被弾しつつも何とかメリケンサックで弾く。
「くそ…!」
その途端大河に向かっていた弾の軌道が変わる。
「!」
「大丈夫か?大河。」
「おま…フォローおせえよ!」
「悪い。お前の戦い方見てたら遅れた。」
「たくよぉ…でも助かったぜ。」
「ああ。」
「これで何人くらいだ?」
「こっちがやったのは建宮がやったのも合わせて12人くらいじゃないか?」
「おお…この調子なら勝てるんじゃねえか?」
「それはどうだろうな…。」
「?」
そう言っていると蓮也のトランシーバーに反応があった。
「…星乃海?どうした?」

──大変です!青井くんを守ってる建宮くんと私、あと蓮也くんと森下くん以外…1人に全滅させられたんです!

「1人に?!嘘だろ?!」
聞こえていた大河が反応した。
「…ようやくお出ましか…。」



「っ…くそ…」
セーフティが解除され、生徒を待機所へと強制転移する。
「所詮建宮以外の4下はこんなものか…。はやし。」
「はい。」
男、早田に呼ばれ、林という男が現れる。
「建宮をお前がやってみろ。」
「!…俺が…ですか?」
「ああ…どうせ暇なんだ。ゲームでもやろうか…。お前は俺の家に返せないほどの借金を抱えている。」
「っ…それは…」
「こうしよう。俺が出る前に建宮をやることが出来たらお前の借金全てチャラにしてやる。」
「!」
「だが負けたら…」
「負け…たら…」
「分かるよな…?」
早田は手を林の頭にかざす。
「ジ・エンドだ。借金はお前の唯一の血のつながっている祖母に行くことになる。」
「ば、婆ちゃんに?そ、それだけは…。」
「だったら勝利を収めてみろ。このゲームはどうせ退屈になる予定だったんだ…。楽しみたいと思うのが性だろ?さあ負けたら死ぬ。勝ったら借金はチャラ…。デスゲームを始めようか…!」
「そ、そんなの…!」
「あ?俺に口答えすんのか?」
「そ、それは…その…」
「それともなんだ?建宮に勝つ自信が無いか?」
「…」
林はゆっくりと頷いた。
「クク…クハハッ!おかしな話だな…お前はなんだ?林。」
「俺は…」
「2組のお前が…4下に怯えるのか?」
「!」
「俺の顔に…いや…俺の会社に泥を塗る気か?」
「!…あ…あ…いや…」





早田 継嗣はやだ けいし…か。」
早田に見つかれば2人ともやられてしまうという懸念から森下と別行動をとることになった蓮也は呟く。
蓮也が手を広げると一冊の本が現れる。
「早速役に立ったな…星乃海。」
その本を開く。

早田継嗣。
実業家早田 千里はやだ  せんりの息子であり、父親の死後、早田コーポレーションを13歳の若さで継ぎ、早田コーポレーションを日本で3本の指に入るほどの会社に伸し上げた男。

手強いと思ってたけどまさかここまでとはな…。




「っ…ぐああぁ!!」
激しい爆風により、木に打ち付けられ、気を失う森下。
「隠れてないで出て来やがれ。4下の分際で俺に手を患わせるつもりか?」
「…」
観念したように手を挙げ蓮也が現れる。
「ふ…大人しく死んどけ…。」
爆風が蓮也を包み込んだ。





遅くなりましたすいません!m(_ _)m

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コメント

  • かつあん

    うわぁー。早田性格悪いなーw多分早田はレンヤによって殺られるんだろうなー

    1
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