異世界転生(仮題)

ノアール

迷宮2

装備を整え、部屋を出る準備をした。

「よし、行くか」

この部屋の唯一の出口の扉を開け外に出た。部屋の中と違い、どこか禍々しい雰囲気が漂っている。少し緊張しながらも、脱出する為に歩き始めた。しばらく歩くと獣の唸り声が前から聞こえてきて、狼よりもふた回りくらい大きい魔物が現れた。

ブラックハウンド  LV.283

  HP   8629/8629
  MP   2582/2582

  筋力:10267
  魔攻:4652
  耐久:8345
  俊敏:28069
  器用:8276
  知力:1429
  幸運:110

  スキル 
    [斬爪 LV.25]
    [噛み砕き LV.19]
    [咆哮 LV.28]
    [索敵LV.15]


ッ!やべぇ!いきなりこれはハードすぎだろ!

ザシュッ!

「ぐぁっ!」

ブラックハウンドは、目で捉えきれない速度で攻撃してきたが、装備のおかげでかろうじて致命傷は防げた。対処法を見つける為結界を張った。

どうする、MPの残りは72/480で魔法は使えない。

ピキッ

結界がもう持たない。賭けるしかないか。

「神の瞳、身体強化、剣神、気配遮断発動」

パリーン

「いくぞ!」

ギンッ!

神の瞳でブラックハウンドの動きを見極め、身体強化と剣神の技で速さを補う。カウンターを気配遮断で死角から放ち攻撃していく。それでもレベルの差は大きく、徐々にHPが削られていく。

このままじゃダメだ。何か手を打たないと。

左上段からの攻撃を受け流して、カウンター攻撃をしようとした時 ーー

ガオォォォ!

「な!」

体が動かねえ。

グルァァ!

次の瞬間、お腹を引き裂かれ壁に激突した。

「がはっ!……やべぇ、このままだと死ぬ」

HP 58/300 もうほとんど残ってない。

ブラックハウンドは勝利を確信したのか、ゆっくりと近づいてくる。

もう…破らないって誓った。

「諦めるものか」

気配遮断、縮地!

ブラックハウンドはテルを見失った。

「とどめだ!」

ブラックハウンドの上に飛び、そのままなんどもカウンター攻撃で削った首を狙い一刀両断した。

「ふぅ〜、なんとか勝てたな」

ほとんどの力を使い果たし、テルは座り込んだ。もちろん周囲に気を配りながら。

「強敵に勝てたしだいぶレベル上がっただろ」

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