人外転生、いきなりテイム!? 〜黒の狼と白い少女と【強い】意味〜

カイリ

11話 黒い狼と少女対四天王? とに戦い。 〜クロ編〜

「でたーー!」
「結構時間がかかったな」

 小一時間程で森から広い草原へ出た、森のモンスターは弱いがよく粘る。そのおかげで時間を喰ってしまった。

 森から出て少し歩くと、黒い4つの影が俺とセラの前に現れた。

「ここからは通すこちは出来ませんねぇ〜」
「コイツらがターゲットか!?」
「五月蝿いなぁー」
「いいじゃないか、元気があって」

 俺たちの前に現れた奴らは、赤色のスーツを着こなし、腰に長い剣を添えた男。

「私はファスドと申します、以後お見知りおきを」

 そして、青い鎧を身に纏い、イカツイ大剣を背中に背負った。

「俺はセカンズだ! 覚悟しろ下っ端!」

 緑色の布に馬鹿でかい弓を背負った。

「サンズです」

 紫色の皮装備を着ていて、大きな盾と中くらいの剣を構えた。

「フォーズだよ」

 成る程……一、二、三、四って事か。

「ワン(分かりにくい。やり直し)」

「どうしたのクロ?」

『なんでもない』

 つい変な事を口走ってしまった。とは言え、相手は実に好戦的な奴らだ、コレは一戦交えて殺すしかない。

『セラ、やるぞ』

「わかった!」

『俺は青と紫をやる!』

「じゃあ、私は緑と赤だね!」


クロターン

『あー、あー、聞こえるか〜。青いゴリラ顔と紫ナルシスト』

「な! なんだこの声は! ってかゴリラってなんだ?」

「ナルシスト? ナルシストとは一体?」

 異世界では通じないようだ(笑)。

『目の前にいる黒い狼だ』

「知らん! 死ね!」

 青いゴリラ顔……豚だけどゴリラ顔ことセカンズの背中から大剣が抜け出され、俺に振りかざされる。

『焦んなよ』

 あんな単純な攻撃を食らうこともなく、横飛びをして避ける。だが、地面にめり込んだ剣はその威力を物語るように地面にヒビが入っていた。

「ふん!」

 紫ナルシストこと、フォーズが盾を俺に向けて勢いよく押してくる。

 俺は前足後ろ足を盾につけて威力を吸収しつつ大きく飛ばされる演技をする。

「なんだもう終わりかぁ!?」

「たいしたことないね!」

 二人が倒れ、ピクリとも動かない俺に近づいてくる。太陽の関係で奴らの影が俺に被さる。

 目を閉じていても影のおかげで奴の場所がわかる。

(【影移動】)

 奴らに目からは俺の姿が徐々に地面に埋もれていくように見えているだろう。

「死んだのか?」

「使い魔の死に方は実に潔いものですね」

 勿論死んではいない。奴らが影に背を向ける。この時が奴らの最後。

「戻って少女を殺そうぜ!」

「ええ」

 奴らが影に背を向ける。俺は影から頭だけを出し完全に油断しきった背中を確認する。

(【闇化】、【タ弾スラッシュ】)

 影から飛び出し。奴らの首に向かって10を超える波動を放つ。

「ぐご!!」

「あぴ!」

 汚い声と共に、俺の10を超える波動の刃が首にめり込み、切り刻まれ、貫通し……二人のオークが大した見せ場もなく絶命していった。

『だから言っただろ、焦るなって』

 今の俺は強い敵に飢えている、その為か今の敵に満足行かず、一人大きなため息をついた。

(さて、セラの勇士でも見にいくか!)

 俺は切り替えてワクワクした足取りでセラの元へ行った。

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