異世界転生は終わらない。
七大罪と七美徳(禁忌ノ陵域)その1
人間達とも別れ1匹で森を歩いているんだが、さっきからなんか分からんが気分が悪い、いや、機嫌が悪い。
なんというか、気持ち悪い。
なんともいえない不快な感覚に陥っている。
その理由は何故だかわかんないが、特に何か変わった事もない気がするんだが、人間に会ったから?
いや、僕自身そこまで人間を嫌う理由も記憶もないはずだが。
「あー、それは多分スキルと称号のせいだねー、確認した?した方がいいよ?」
いつの間にか隣に神...ウサ神がいた。
勝手に心を読まれたのはイラついたが、言われてみればここ最近スキルなど確認してない気もする。
一回見てみるか。
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種族:アリアドネ(希少種)
ランク:A+
名:白
レベル:21
スキル:鑑定、操糸、毒牙、念話、罠師、過食→暴食、正義、思考速度上昇
称号:神と親しき物、元人間、神のお気に入り、禁忌ノ陵域Lv.1
罠師:罠を素早く仕掛ける。
暴食:七大罪の一つ、使用時どんなものでも捕食でき異空間に貯蔵等が出来るようになる。
(また、神陵域に干渉しその際捕食した物のスキル、称号、レベルをランダムに入手する。)
"使う際魂魄を消費します。"
正義:七美徳の一つ、使用時どんな事も正当化させ、自分の思い通りに事が進むようになる。
(また、神陵域に干渉しその際操った物の記憶を盗む事も可能。)
"使う際魂魄を消費します。"
思考速度上昇:考えるスピードが大幅アップ!
禁忌ノ陵域:そのレベルに応じシステムに干渉する力を得る。
(取得条件:七美徳、七大罪のどちらかのスキルの使用時)
"取得レベルに応じ苦痛感、吐き気、嫌悪感を感じます、ご利用はご計画的に。"
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うわぁ、なぁにこれぇ。
「そんなイラつかなくても...だって構って欲しいだけだし...私一応神なのに...」
うわぁ、いじけてる。
めんどくせぇ~。
じゃなかった、つい本音が。
ウサ神、これどういう事?
全く意味がわからないし一から全部説明してくれるよね?このダメ神??
私はそう心の中で思い、ニコォっと心の中でした。
(駄)ウサ神はちょっと涙目で、てか泣きながら、ぐすんぐすん言いながら喋り始める。
「うん、それ、グスン、私が暇で適当に作ったスキルと称号。
面白半分でイッパイ作ったの、結構強いよ。」
いや、そういうの聞いてるんじゃなくて。
てかそんな遊び半分に巻き込むなや。
ちょっと私おこだぞ。
おこおこまるだぞ。
「だってー、暇だったんだししょうがないじゃんー。
詳しい話をすると、暴食とか、正義のスキルは私の名付け親?みたいなのになったから取りやすくなってるんだと思う。」
はぁ?名付け親??
そんなの付けた覚えな...あ...
ウサ神?
「そう、それ」
その後10分くらい私達は無言で見つめ会っていた。
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