異世界転生は終わらない。

ユキ

ここはどこだろう?


ここはどこだろう。

木が生い茂り、周りは全て緑一色。
そこにポツンと僕がいる。
そもそも僕は誰だ?どこから来たっけ?
全く思い出せん。
分かるのは今ものすごい

ギュルル~

お腹すいたなーって事だ。


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とりあえず行くあてもなく道無き道を歩いてるけど、人っ子1人いない。

ん?人?
なんで人なんか探してるんだろ?
僕が人だから?あれ?僕って人だっけ?
これはやばいな、本当に何もわからない。
どこから来たのかも、名前も、年齢も、ここがどこかもわかんね。
とりあえず木になってる木の実みたいな黄色い何かを拾ったけど、食べれるのかな?
ま、いいか、いただきまーす。

うぇ、まじゅい。
渋くて苦くてかたーい。
けどお腹が膨れて....あり?
か、らだが動かな...


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十分後






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ふへー、酷い目にあった。
すごく美味しく無いのに痺れる効果付きとか、呼吸もしにくくなって危うく死ぬところだった。
まあ、お腹は少し膨れたし、死んで無いし良かったかな?

と言うわけで森散策再開!

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湖を見つけたから水飲もうとしたら自分の姿を見てしまった。
んー、蜘蛛じゃん。
赤黒くて目がまん丸。
足が8本あって、結構体は大きいけど。
蜘蛛じゃん。

とりあえず水だけ飲んで、考える。
自分は蜘蛛だったんだ、これからどうしようか、とりあえず身の安全と、仲間?がいるか、あと...喋れるかな?

「.....キュ.....」

喋れるけど、声はそこまで出ないと...ふむ。
とりあえず、森散策してたらなんか見つかるかな?
僕は能天気にそんなことを考えながら道無き道を歩いて行く。

...後ろの影には気付かずに...


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