Messiah
Sometimes slyly
「…先に戻っていて、俺たちはまだやることがあるから」
衛がそう言ったのを聞きながら、俺は雛森さんから敵の反応位置を聞いていた。
『今レーダーを送った』
「…ばらけていますね、この中から探し出します」
俺たちの任務は神代万夜含めた3人のサクラの救助と細胞の流通元を探ること。
衛が言ったやる事とは、ここの人間からその情報を聞き出すことだ。
2人が去ったのを見て俺と衛は目を合わせてから奥に進んだ。
ここの情報は既に仕入れてある、どの人間が上層の人間なのかも分かっている。
あとはそいつを見つけるだけだ。
「…伊織、いた」
「やるか、衛」
「うん」
対象を視界に捉え、静かに近づき背後を取って組み敷いた。
余りにも呆気ない。
「…さて、吐いてもらうか」
俺たちは笑って怯える顔を見下ろした-
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