Messiah

嘉禄(かろく)

The sad only love



-君が誰かに笑った 僕は笑えたかな



僕は、ずっと特等席で二人を見ていた。
最初は喧嘩ばかりで仲の悪かった二人も、少しずつお互いを理解し受け入れようと努力をしていた。


ある日、エレンが笑うようになった。
僕に見せたのと同じ笑顔。
その笑顔が向けられた先は、今のメサイア。
そしてその相手も笑い返す。

それを見て、僕の胸に何かが引っかかった。
元々あの笑顔を向けられていたのは僕だった。
けれどそれを失った僕に二度とその笑顔が向けられる事は無い。
これが、僕の運命を覆せなかった末にある未来。
でも、笑えるようになったのなら僕に異存はないはずだ。
この二人の笑顔を守らなければならない。
だから、エレン。


『守るんだ、僕達の…メサイアを。
二度と、失わない為に』



-悲しい運命でも ただ一つの 愛に歌おう



「Messiah」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く