Messiah
Empty container
双子の兄だけが、心の縁だった
それ以外には、俺は何も持っていなかった-
「…愛斗、それなに?」
任務から帰ってきて開口一番に、海斗は俺に問いかけた。
その目線の先には、黒い封筒があった。
「卒業ミッションだって」
「…開けようか」
海斗が封を切り、中身を取り出す。
「…人になりなさい?」
海斗が読み上げた内容に、俺は目を丸くした。
それは海斗も同様だった。
「どういうこと…?」
「…これから起こることに、何か関係があるのかな…」
「多分そうなんだろうけど…」
この時は全く想像もしていなかった。
チャーチが襲撃されることなんて-
「現代アクション」の人気作品
書籍化作品
-
-
147
-
-
141
-
-
127
-
-
11128
-
-
3395
-
-
6
-
-
1
-
-
104
-
-
107
コメント