Messiah

嘉禄(かろく)

There is it together when I see it



「...万夜の...タグとか...ないっすかね?唯一肌身離さず持っとけるものなので...コートはどうにもできないですし...」


それを聞いて、僕はあることを思いついた。
エレンが、少し血のついた僕のタグを首にかける。
その瞬間にタグに入り込むと、タグがキラっと輝いたのが僕にもわかった。


『僕の力でお前を守れるし一緒に生きていられるけど、どうせなら魂も共に在りたいよねぇ。
お前を見守る特等席ってね』


ここにいればお前と同じものを見られる。

そう思った時、エレンがこう言った。


「...万夜はここにいてくれる。それだけでいいんです」


まるで僕がここにいることがわかってるみたいだった。
つい笑みを浮かべてしまう。
タグを握るエレンの手はあったかかった。
でも決意も満ちていた。

ああ、これなら大丈夫。
エレンは生きていける。

そう強く確信した-



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