Messiah

嘉禄(かろく)

Duty of last moments of God



僕は、人々と救世主メサイアの為に最後の炎を燃やす-


僕がチャーチから脱走し、北方に来て数日が経った。
チャーチと北方双方に協力者を募り、やっと全ての手筈が整った。
全ては、僕の視た未来の通りに事が進んだ。
ここで酷い人体実験を受けていた被験者達はとうに逃がした。
あとは、僕がここで此奴らを倒して生き延びるだけ。

僕にも、未来は変えられると証明する為に。
…生きて、あいつと共に時を過ごす為に。

僕は神であり人だ。
人々の幸せと、僕の願い…欲張りだと言われてもいい、僕は両方叶えたい。
救世主メサイアの隣に立ち、守り守られ、共に生きるという願い。

それを叶える為に僕は敵に立ち向かった-


「…僕は死ぬ訳にはいかない…僕の死は、メサイアの二度目の死だ!!!!!」


ねえ、エレン。
これが終わったら、どんなに僕が傷だらけでも…どんな結果になっても、僕の好きな笑顔を見たいな



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