Messiah

嘉禄(かろく)

Sorrow of disappearance and the crow of the HINA



『人が死ぬってのはな、そいつを想っていた人間の…心が壊れるんだ!』


そう言っていたサクラは、もうチャーチにはいない。
泣いている彼のメサイアから、そう報告を受けた。
話によると、魘されていて突然飛び起きたと思ったら手を振り払いそのまま失踪したらしい。

それを聞いた私は、不可解だと思った。
この話を聞けば、私でなくとも誰もが首を傾げるだろう。

あいつが突然メサイアを捨てて失踪なんてありえない。
誰よりもサクラであり、メサイアだった。
規則を守りかつメサイアを見捨てたことは無かった…あんなことがあってさえも。
そのあいつが、失踪?
理由や原因が無い訳が無い。


「雛森の足取りを掴むのは難しいでしょうけど、探りを入れるしかないわね…」


私はなんとしてでも生きたあいつを取り戻す。
あいつの言葉を信じて。

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