Messiah

嘉禄(かろく)

A lotus and lantern


細く絡まる時の糸
揺蕩う蓮の花
流された灯篭と君追えば
いつかは会えますか-


「…今日で、お前が死んで…何年経つかな、もう忘れた。
あれほど俺を憎んでたのに、今はもう声すら聞けないんだな。
今でもあの場所に行けば、お前が待ってるんじゃないかとすら思う…俺を殺す為に」


メサイアのいない部屋で一人、変わらず大事な人が写っている写真を手に取る。
お前の元に行きたいと何度も願った。
それでも、俺には大事なものが増えてしまった。
それに、お前も今は俺の死を望んではいないみたいだしな。


「…分かってる、生きるよ…ゆき」


-解けはしない時の糸
抗う君の手が
あまりに悲しくて目を閉じた
いつかは会えるように

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