Messiah

嘉禄(かろく)

Everyday fight



「雛森雪、今度こそ勝つ!」
「やれるもんならやってみろよ」


俺は雛森雪の部屋に飛び込んで勝利宣言をした。
雛森さんはいつも通り余裕の表情をかましている。
そして俺達は戦い始めた…ゲームの中で。
なんのゲームかというと、所謂ス○ブラだ。
俺は今まで雛森さんに勝利したことが一度もない。
いい所まで追い詰めたと思っても、手の平の上で弄ばれてるだけだったり。

今回もいくら攻撃しても一向に当たらなかったりガードされたりの繰り返しだ。
俺の使うキャラにどんどんダメージが溜まっていく。
これで一回でも吹っ飛ばされたら終わりだ。
と、思っていたのも束の間。
気づけば、少しだけ本気を出した雛森さんのキャラによって吹っ飛ばされていた。
画面にゲームセットの文字が映し出される。


「残念だったな、また来いよ」
「…くっそ、今度こそ勝ちに来るからな!」


俺は捨て台詞を吐き捨てて雛森さんの部屋を出た。
なんなんだよ、強すぎだろ…!



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