Messiah

嘉禄(かろく)

The second Siren



俺は、卒業する前にバイオリンの練習を始めた。
きっかけは、俺のワンダリングに間宮星廉が出てきたこと。


『…間宮さん、それ…俺に教えてくれませんか』


そのワンダリングが終わっても、俺は涼に内緒で隠れて練習をした。
弦が思ったより固くて、何回も指を切った。
それでも続けるうちに慣れてきて、なんとか真面に弾けるようになった。
これが卒業の時に役に立つとは思わなかったけど、今は涼も俺が弾ける事を知ってるから偶に聴かせてくれと言われる。
その時だけは未だに俺と間宮さんを重ねてるかもしれない、でもそれでもいいと思えるようになった。

-ただ一人に負ける快楽

それを俺は、あの人に教えてもらったんだ



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