Messiah

嘉禄(かろく)

The moon is rebeared





空から見守り続けて、どれくらい経っただろう?

かつて俺が照らしていた樹は、今は太陽に照らされて幸せそうに笑っている。


「…やっと笑えるようになったな、まあ俺が見つけたメサイアだし当然だけど」


月は太陽の光で輝くと言うが、やはり弱く儚い月の光ではあいつをちゃんと照らして守ることは出来なかった。
共にあるべきは結局太陽だったということだ。

向日葵は、太陽だけを見て光を一身に浴びてすくすく伸びる。
二人を見ていて、太陽と向日葵の関係だと思った。
月の光では向日葵は伸びることが出来ない、それはことわりだ。

けど俺は別に悲観してる訳じゃない、寧ろ喜んでる。


「これでもう見守らなくて済む、心置き無く生まれ変われる…ずっと待ってたんだ、この時を」


待たせたな、俺のただ一人の救世主メサイア
新しい身体、新しい命、新しい心を持ってお前に会いに行こう。



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