目覚めると吸血鬼少女に
第7話:初めての魔物
この話は、俺に何があったかの全てをマサキに明かした日の夜の出来事である。
「あっ!赤ペン切れてるの忘れた」
宿題にとりかかっている途中、インク切れの赤ペンに気づき、近所のコンビニに買いにいくことにした。
時刻は午後8時頃。住宅地が多く、車は走っていない。街灯だけが照らす薄暗い道路を1人、歩いていた。
「… ︎」
その時、電柱の影で何か変な形のものが動いていた。よく目をこらすがまわりが暗く、その正体は分からない。
「なんだあれ? 」
不思議に思い、怖さ半分興味半分で近づいてみるとなんとそこにはスライムがいた ︎
「これって、あのドラ○エのスライムとそっくりだな。」
そう言ってしばらく眺めていると、突然スライムが俺に襲いかかってきた。
油断しきっていた俺はスライムから顔を覆われた。そのせいで、息をすることができない。
「く……る……し……い………」
もうダメだと俺は直感的に悟った。きっと俺はこのまま苦しみ、もがいて、死んでしまうのだろう。
と、その時 ︎
俺の身体から銀色のオーラが溢れ出てきた。
そして、俺の黒髪は月のような光を放つ銀髪になり、服装もマントを身につけており、その下は結構露出が高めな黒のドレスに変わっていた。
「なんなんだこれ?」
全く状況が読み込めない。だが、一つ言えることは今の瑠奈おれには人間ではない、何かの力が秘められているということだ。
スライムは先程の俺のオーラで俺から離れた道端に吹き飛ばされていた。
「もしかするとこれが吸血鬼の姿?」
そうとしか考えられなかった。だが、今はこのスライムをどうにかすることが先決だ。俺は何か技を放つことができないのかと思い、試しに手のひらをスライムに向けてみる。しかし何も起こらない。
もう一度「何か出ろ」と願いながら手のひらを突き出すと、なんと、球体の銀色のビームが放たれたのだ。
「おぉ、スゲェ〜 ︎」
なんか、めちゃくちゃファンタジーぽいじゃん!
/ジュワッ/
俺のビームを受けたスライムは跡形もなく消え去ってしまった。
その後、なんとか人間の姿に戻り、買い物を終えた俺は家に帰り、なぜかどっと疲れを感じ、いつの間にか眠ってしまっていた。
「ん……なんだろう?窓がコツコツ言ってるような気がする」
ふと目が覚めると窓ガラスからトントンと音になっていることに気づいた。カーテンからは月明かりで、小動物のようなシルエットが浮かび上がっていた。怖い気持ちを抑えつつ、窓を見てみると、そこには1匹の可愛い黒猫がいた。
ここニ階なのに一階の屋根を登ってくるなんて猫ってすごいな。
猫を自分の部屋に入れてやった。
その猫は、俺の部屋に入ると、猫の姿から中学一年生ぐらいの歳の可愛い女の子に変わった! 猫のシルエットから人間のシルエットに変化していくのがなんともエロい。
少女に姿を変えた猫は俺の前に立つと丁寧にお辞儀をした。
「初めまして!あなたの使い魔や、あなたのこれからのサポートをするためにきました。よろしくお願いします。」
俺はあまりの驚きに呆然と立っていた。
「あっ!赤ペン切れてるの忘れた」
宿題にとりかかっている途中、インク切れの赤ペンに気づき、近所のコンビニに買いにいくことにした。
時刻は午後8時頃。住宅地が多く、車は走っていない。街灯だけが照らす薄暗い道路を1人、歩いていた。
「… ︎」
その時、電柱の影で何か変な形のものが動いていた。よく目をこらすがまわりが暗く、その正体は分からない。
「なんだあれ? 」
不思議に思い、怖さ半分興味半分で近づいてみるとなんとそこにはスライムがいた ︎
「これって、あのドラ○エのスライムとそっくりだな。」
そう言ってしばらく眺めていると、突然スライムが俺に襲いかかってきた。
油断しきっていた俺はスライムから顔を覆われた。そのせいで、息をすることができない。
「く……る……し……い………」
もうダメだと俺は直感的に悟った。きっと俺はこのまま苦しみ、もがいて、死んでしまうのだろう。
と、その時 ︎
俺の身体から銀色のオーラが溢れ出てきた。
そして、俺の黒髪は月のような光を放つ銀髪になり、服装もマントを身につけており、その下は結構露出が高めな黒のドレスに変わっていた。
「なんなんだこれ?」
全く状況が読み込めない。だが、一つ言えることは今の瑠奈おれには人間ではない、何かの力が秘められているということだ。
スライムは先程の俺のオーラで俺から離れた道端に吹き飛ばされていた。
「もしかするとこれが吸血鬼の姿?」
そうとしか考えられなかった。だが、今はこのスライムをどうにかすることが先決だ。俺は何か技を放つことができないのかと思い、試しに手のひらをスライムに向けてみる。しかし何も起こらない。
もう一度「何か出ろ」と願いながら手のひらを突き出すと、なんと、球体の銀色のビームが放たれたのだ。
「おぉ、スゲェ〜 ︎」
なんか、めちゃくちゃファンタジーぽいじゃん!
/ジュワッ/
俺のビームを受けたスライムは跡形もなく消え去ってしまった。
その後、なんとか人間の姿に戻り、買い物を終えた俺は家に帰り、なぜかどっと疲れを感じ、いつの間にか眠ってしまっていた。
「ん……なんだろう?窓がコツコツ言ってるような気がする」
ふと目が覚めると窓ガラスからトントンと音になっていることに気づいた。カーテンからは月明かりで、小動物のようなシルエットが浮かび上がっていた。怖い気持ちを抑えつつ、窓を見てみると、そこには1匹の可愛い黒猫がいた。
ここニ階なのに一階の屋根を登ってくるなんて猫ってすごいな。
猫を自分の部屋に入れてやった。
その猫は、俺の部屋に入ると、猫の姿から中学一年生ぐらいの歳の可愛い女の子に変わった! 猫のシルエットから人間のシルエットに変化していくのがなんともエロい。
少女に姿を変えた猫は俺の前に立つと丁寧にお辞儀をした。
「初めまして!あなたの使い魔や、あなたのこれからのサポートをするためにきました。よろしくお願いします。」
俺はあまりの驚きに呆然と立っていた。
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