あの日の約束を

ミツキ

1話 新しい日々の始まり

「おはよう カナ」

「おはよ〜お母さん」

 目を覚ますとちょうど部屋に入ってきていたお母さんが微笑みながら私に声をかけました。私もそんなお母さんに少し眠気混じりの笑顔で挨拶を返します。
 私の名前は天宮カナ。どこにでもいる普通の女子です。
 少し前までは中学生でしたが今日からは高校生になります。

「今日は入学式ね 頑張って」

「うん!」

 今日から新しい環境で勉強や部活動が始まります。この日をどれほど待ったことでしょう。今からすでにワクワクが止まりません。

「ほら早く着替えて朝ごはん食べなさい」

「は〜い」

 私の母、天宮静江は何事もテキパキとこなす私の自慢の母です。朝早くから家事をしながら私たちの様子も必ず確認して遅くなりそうならそっと声をかけてくれる優しいお母さんです。
 もし私が親になった時お母さんのような優しい母親になりたいと、かなり先のことではありますがそう思ってしまいますね。

「おおカナおはよう」

「おはようお父さん」

 リビングに着くと今度は私の父の天宮しげるは新聞から目を離して声をかけてくれます。
 お父さんは大きな工場で働いていて小さい時は時々連れて行ってもらったりもしました。
 普段は優しいですが仕事場ではキビキビと働いていて、その雰囲気は家の時とは大違いです。優しくてしっかり者の立派な父です。

「お姉ちゃんおはよ〜」

「おはよう ユイちゃん」

 そんな2人の次に声をかけてくるのは私の妹の天宮ユイちゃん。少し人見知りだけど何事にも全力で取り組む可愛い妹です。
 そんな私の家族と朝食をとりながら他愛ない雑談をしていると時間はあっという間に過ぎて行きました。

「気をつけて行ってらっしゃい」

「頑張ってこいよ」

「お姉ちゃん頑張って」

「うん!行ってきます」

 母、父、妹に返事を返してこれから始まる高校生活に胸躍らせながら家を出ました。

………

……



「カナちゃーん、おはよう」

「花ちゃんおはよう」

 家を出てしばらくするとよく知った声が私を呼び止めました。振り返るとそこには私の幼馴染小野花香おのはなかちゃんが手を振っていました。
 はなちゃんはとても可愛くて優しく頑張り屋な子です。幼なじみなだけあってお互いによく遊ぶ仲ですね。
 私が挨拶するとはなちゃんもおはようと笑顔で挨拶を返してくれました。
 うん、今日も眩しいくらいの笑顔です。

「私たちももう高校生なんだね」

「そうだね、これからが楽しみだね〜」

「だね〜」

 2人で友達もっと作っていきたいねーと話しながら学校へ向かうのでした。

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コメント

  • 如月アル

    視点と文章もカナちゃんに変わってより一層物語に入り込めると思います!!(´,,・ω・,,`)
    表現力全然大丈夫じゃないですか(。^ω^。)♪

    1
  • ミツキ

    コメ感謝です(。・ω・。)
    こういうのを書きたいっていうのはたくさんあるので後は表現力を何とかしなければと思っています( ̄▽ ̄;)

    0
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